【名古屋大学合格の参考書ルート】共通テスト&個別試験の配点・対策からレベル別完全ガイド

難関大学対策

みなさんこんにちは。愛大研ハイスクール編集部です。

  • 名古屋大学合格のため参考書選びに迷っている
  • 今の実力からの名大合格に向けたレベル別の参考書ルートを知りたい
  • 名大入試まで時間が限られているので、良い参考書を使ってなるべく効率的に勉強したい

今回はそんな悩みを持つ受験生に向けて、名古屋大学合格のための参考書ルートを科目別に解説します。
名古屋大学の志望学部が決まっている受験生にとっては、共通テスト対策を含めてどの科目から優先的に取り組むべきかも分かるように作成しました。

本記事は、E判定からの逆転合格がコンセプトの「愛大研ハイスクール」の塾講師が、最新情報をもとに執筆しました

  1. はじめに|名古屋大学合格のために必要なこと
  2. 名古屋大学の入試制度|共通テストと個別試験の配点・特徴
    1. 共通テスト
      1. 文学部
      2. 教育学部
      3. 法学部
      4. 経済学部
      5. 理学部
      6. 情報学部
      7. 工学部
      8. 農学部
      9. 医学部
      10. 共通テスト配点のポイント
    2. 個別試験(二次試験)
      1. 文学部
      2. 教育学部
      3. 法学部
      4. 経済学部
      5. 理学部
      6. 情報学部
      7. 工学部
      8. 農学部
      9. 医学部
    3. 個別試験(二次試験)配点のポイント
  3. 各科目の勉強法|個別試験( 二次試験)へのアプローチ
    1. 英語(文理共通)の出題傾向と頻出分野
      1. 長文問題の傾向と対策
      2. 会話文問題の傾向と対策
      3. 英作文問題の傾向と対策
    2. 数学(文系)の出題傾向と頻出分野
      1. 標準~やや難の問題中心
      2. 微積・確率・数列が頻出
      3. 融合問題や数列に絡めた出題が多い
      4. 高い記述力と論証力が要求される
      5. 頻出単元
    3. 数学(理系)の出題傾向と頻出分野
      1. 標準~難の融合問題中心
      2. 微積・確率・数列が頻出
      3. 高い記述力と論証力が要求される
      4. 頻出単元
    4. 国語の出題傾向と頻出分野
      1. 現代文
      2. 古文
      3. 漢文
    5. 理科の出題傾向と頻出分野
      1. 物理
        1. 出題傾向
        2. 頻出分野
        3. 対策
      2.  化学
        1. 出題傾向
        2. 頻出分野
        3. 対策
      3.  生物
        1. 出題傾向
        2. 頻出分野
        3. 対策
      4. 理科科目の全体的なまとめ
  4. レベル別参考書ルート|基礎→標準→合格レベル
    1. 英語の参考書ルート
    2. 数学(文系)の参考書ルート
    3. 数学(理系)の参考書ルート
    4. 国語の参考書ルート
      1. 物理の参考書ルート
      2. 化学
      3. 生物
  5. 自分のレベルに合った参考書ルートで名古屋大学合格を目指そう
  6. 愛大研ハイスクールでは受験生の参考書に関する無料相談も行っています

はじめに|名古屋大学合格のために必要なこと

画像:名古屋大学HP

名古屋大学は、研究力・学業の難易度・地元での人気という3つの軸で高い評価を誇る、「旧帝大」の名に恥じない総合力のある大学です。特に理系の研究環境は全国トップクラスで、自由で自主的な学びを求める学生にとって魅力的な選択肢となっています。

そんな名古屋大学に合格するべく本記事では、

  1. 名古屋大学の共通テスト・個別試験の配点と仕組み

  2. 各科目の勉強法(戦略的アプローチ)

  3. レベル別参考書ルート(基礎・標準・合格)

を順に解説し、名古屋大学合格のために参考書ルートを構築し具体的な学習の道筋を提示します。

名古屋大学の入試制度|共通テストと個別試験の配点・特徴

愛媛県 大学 偏差値

名古屋大学の入試では、学部によって共通テストと二次試験(個別試験)の配点比率が異なります

まずは、その学習計画を立てるために名古屋大学の入試形式と科目ごとの配点を確認しましょう。

名古屋大学の一般入試は大きく「共通テスト」「個別試験」の二段階で実施されています。ここでは「共通テスト」と「個別試験(2次試験)」の2つに分けて説明して行きます。

共通テスト

まずは名古屋大学の最新版の共通テストの科目別の配点を確認しましょう。

自分の行きたい学部・学科の共通テストの配点をしっかりここで押さえておきましょう。

参照:名古屋大学「入試情報
※前期試験のみ掲載

文学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
人文 950 200 200 200 100 200 50

教育学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
人間発達科学 950 200 200 200 100(200) 200(100) 50

※理科・地歴公民から3科目

法学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
法律・政治 950 200 200 200 100 200 50

経済学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
経済 950 200 200 200 100 200 50

理学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
900 250 100 300 100 100 50

情報学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
全学科共通 950 200 200 200 200 100 50

工学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
全学科共通 635 100 100 200 100 100 35

農学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
全学科共通 950 200 200 200 200 100 50

医学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
全学科共通 950 200 200 200 200 100 50

共通テスト配点のポイント

名古屋大学の共通テスト配点は、多くの学部で共通テストの傾斜配点はほとんどなく950点満点が多いです。特徴的な学部を挙げると、

  • 法学部:共テ配点は950点だが、個別試験配点が600点と共テ重視の配点
  • 工学部:共テ配点が635点(個別試験は1300点)となっており、国語以外全ての科目で配点が約半分になる

といったところでしょうか。

後述する個別試験との配点比率は、「共テ:個別試験=1:2」以上となることが多いですが、共通テストも全体の配点のうち大きな割合を占めるのでしっかりとした得点が必要です。

具体的にはどの学部を志望するにしても75~80%の得点率が必要となります。

 

個別試験(二次試験)

名古屋大学の一般入試では個別試験の比重が大きい傾向があります。

以下に、各学部ごとの個別試験の配点を記します。

※個別試験において科目が選択できるものについては一例を表に示しています。また備考欄にてどの科目から選択できるかを記してあります。
参照:名古屋大学「入試情報

文学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
人文 1200 400 200 400 200

教育学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
人間発達科学 1800 600 600 600

法学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報 小論文
法律・政治 600 200 200 200

経済学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
経済 1500 500 500 500

理学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
1500 300 600 600

情報学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
自然情報 1100 400 400 300
人間・社会情報 1100 700 (400) (400)
コンピュータ科学 1300 300 500 500

※人間・社会情報:数学・地歴公民から選択

工学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
全学科共通 1300 300 500 500

農学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
全学科共通 1550 400 400 150 600

医学部

学科 合計点 外国語 数学 国語 理科 地歴公民 情報
1800 600 600 600
保健学科 1650 500 500 150 500

※医学科は面接、志望理由書あり
※保健学科(看護・放射線技術・検査技術・理学療法・作業療法)は共通

個別試験(二次試験)配点のポイント

どの学部も個別試験重視であることがわかります。特に数学は文系学部でも全ての学部で課されており、配点も大きいです。

良く言えば共通テストの失敗を二次で取り返す余地がある一方、二次試験でしっかりと得点ができないと厳しい戦いになります。

英語・数学・理科(文系は国語・社会)の記述力がカギとなると言えるでしょう。

個別試験でも共通テストと同様に、配点の大きい科目を安定して得点できるような勉強計画を立てる必要があります。

各科目の勉強法|個別試験( 二次試験)へのアプローチ

愛媛大学 広島大学

ここからは各科目でどのような力をつける必要があり、またどのような勉強法をする必要があるのかを解説していきます。

英語(文理共通)の出題傾向と頻出分野

ほぼ毎年以下の構成で出題されます:(105分・4題)

  1. 長文読解 ×2題(総語数:1,200 ~ 1,600語)

  2. 会話文読解 ×1題

  3. 自由英作文/和文英訳 ×1題

長文問題の傾向と対策

「論説文+専門的テーマ(心理学・環境科学・科学技術など)」が多く、人文・自然科学のバランスが良いです。書き取り・内容説明・空所補充・正誤問題など多様な設問形式を含みます。語数は合計1500語前後で、そこまで分量が多いわけではありません。語彙力で差がつく設問がかなり多く、近年要求される語彙レベルが高くなっています。長文問題に関しては圧倒的な語彙力で押し切るという勉強法が最も効果的だと言えます。単に語彙力といっても、単語帳の単語の意味が分かる、にとどまらず、その単語がどんな形でよく使われるのか、どんな語と相性が良いのかなど、必ずよく出る表現やコロケーションを意識して学習しましょう。コロケーションの知識だけで解答できる問題も多く、時間短縮にもなります。また英文の論理展開やディスコースマーカーの知識もよく問われます。

会話文問題の傾向と対策

内容一致の選択問題推定+末尾に 20~50語程度の意見英作文 が含まれることもあり、バランス重視といった出題傾向です。全大問の中で最も解き易いでしょう。長文問題と同様に語彙力を身につける勉強法が有効で、意見論述に関しては自由英作文の問題集を繰り返し解きましょう。

英作文問題の傾向と対策

2018年度から和文英訳問題から自由英作文問題に変わっています。これまでは図やグラフを読み取って記述するものが多かったのですが、2025年度は意見論述型が出題されました。このように出題形式は多岐に渡りますが、難易度としてはそこまで難しいものは出題されていません。標準レベルの問題集を手が勝手に動くようになるまで繰り返し解きましょう。その後、できるだけ多くの英文に触れて使える表現を増やしていきましょう。英作文では見たことのない表現は書かないが鉄則です。また書いた作文は必ず指導者や生成AIに添削を依頼しましょう。

 

数学(文系)の出題傾向と頻出分野

名古屋大学文系数学は大問3題・90分形式、理系との共通問題含む上、計算量や記述量も多く「理系レベル」の難易度が特徴です。傾向は以下の通りです。

標準~やや難の問題中心

  • オーソドックスな典型問題も出題されるが、難問も多いため完答が困難

  • 普段の勉強では典型問題のインプットを徹底

微積・確率・数列が頻出

・特にこの3分野からの出題が頻出

数列は難易度の高いものが多い

融合問題や数列に絡めた出題が多い

  • 数列と他分野の融合問題が多く出題。特に確率漸化式が頻出

  • 図形と方程式+微積分 もよく出題される

高い記述力と論証力が要求される

  • 軌跡と領域整数分野は、必要十分条件など正しく議論する必要がある

  • 確率では複雑な場合分けをしなければならない問題が多い

  • グラフを描いて議論する問題が多いため、正しいグラフを素早く描く必要がある

頻出単元

頻出分野 傾向の特徴
微分・積分 放物線接線、面積計算、増減表。頻出であり「標準的」で落としやすい部分
確率 近年は場合分けから確率を求める流れが多いが、確率漸化式など数列との融合問題も多く出題
数列 漸化式・和・数列の性質。図形や確率との組み合わせもあり
図形・方程式 放物線・円や直線、領域と面積問題。微積と融合した問題も多い
整数・ベクトル 整数問題は出題頻度中程度。ベクトルは過去に登場ありだがやや希少(β) 。

※微積、確率、数列はほぼ毎年高頻度。整数・図形・ベクトルも出題あり
※確率漸化式は難問レベルだが頻出。2022年度以降減少が見られるが注意が必要

各分野の対策のポイントをまとめると以下のようになります。

  1. 頻出3分野(微積・確率・数列)を徹底演習
    参考書で典型問題を一通りインプットした後過去10年分の共通&文系オリジナル問題で確実に得点できる力をつける

  2. 記述・論証力の強化
    小問の意図や誘導を読み取り、論理的に書く練習が必要。部分点狙いで複数の解法を考える訓練が効果的。必要十分条件などの論理を正しく学習することが必要。『数学の真髄』がおすすめ

  3. 計算精度とスピード
    理系と同等の処理力が必須。ミスを減らすために反復演習と復習が重要

  4. 応用問題への対応
    特に確率漸化式や図形融合問題は応用力が求められる。『解法のセオリー』など演習教材で土台づくり

  5. 過去問演習
    特徴のある出題構成を把握し、時間配分・記述形式に慣れるため、10年分以上の過去問演習を推奨

 

数学(理系)の出題傾向と頻出分野

名古屋大学の理系数学は、大問4題・150分・全面記述式で、幅広い分野に対する 基礎理解・考察力・論証力・計算力 が求められる構成です。

大問4題構成(150分)で全問記述式です。じっくり時間を使える反面、全問完答は難しく、得意分野を確実に得点し、各大問で部分点を狙っていく戦略が重要となります。

名古屋大公式の出題意図では、「基本の理解」「考察力」「論証力」を特に評価する構成であると明記されており、単なる計算力以上の思考力が問われます。

標準~難の融合問題中心

  • 複数の分野にまたがる融合問題が多い

  • 出題範囲は満遍なく偏りが少ない

微積・確率・数列が頻出

 ・数列と確率の融合問題が頻出

 ・数学Ⅲの微積分は出題される可能性が非常に高い。典型問題を徹底的にインプットが必須

 ・整数問題や図形問題も出題される可能性が高いので注意が必要

高い記述力と論証力が要求される

  • 公式を覚えて当てはめるだけでは通用しない問題構成になっている。行き詰まったら手を動かして実験すること
  • 軌跡と領域整数分野は、必要十分条件など正しく議論する必要がある

  • 確率では複雑な場合分けをしなければならない問題が多い

  • グラフを描いて議論する問題が多いため、正しいグラフを素早く描く必要がある

頻出単元

分野 傾向と特徴
微分・積分 放物線の接線、回転体の体積、抽象関数の論証問題など。例年出題されている。
確率・漸化式 漸化式を含む確率問題。以前は頻出だったが、2022年以降はやや減少。融合問題も出題 。
数列・漸化式 漸化式、数列と他分野(確率・積分など)との融合が頻出。論証力を善しとする出題あり 。
複素数平面 因数定理や極形式を絡めた問題。考察力を要求する典型的題材 。
整数・場合分け 約数・倍数など整数論。やや難易度高めの論証問題として出題がある 。
ベクトル・空間図形 接線や空間・平面ベクトルが時折出題。幅広い準備が必要 。

※融合問題が頻出:微積・数列・確率・整数・複素数など、複数分野の知識を組み合わせ、自ら探索・考察する力が試されます。

対策のポイントをまとめると以下のようになります。

  • 基礎固め:教科書→チャート式(青・問題精講レベル)→基本例題を反復し、基礎と解法を体得

  • 融合問題練習:過去問の複数分野融合問題を中心に訓練し、考察・論証への対応力を養う

  • 過去問演習:電数図書館や河合塾の過去問を活用し、大問4全体の構成・時間配分・記述形式に慣れる

  • 記述添削:自分の答案を添削してもらい、論理構成・説明力を向上させる

  • 正しい論理で記述する力をつける:『数学の真髄』などの論理に特化した参考書に取り組み論理の勉強をしておく

 

国語の出題傾向と頻出分野

現代文・古文・漢文の3題構成(105分)となっており、理系学部は現代文のみ(45分)と試験時間が短いです。

全問記述式で、選択式はほぼなし(現代文で一部あり)、記述・要約中心に出題されます。

以下でそれぞれの科目ごとにまとめています。

現代文

記述量多め(約300字程度)の説明・要約問題主体で、「抜き出し」「空欄補充」「記号選択」も混在して出題されることが多いです。

漢字読み書きが10問程度されます。単純な知識だけで得点できる貴重な機会なので、ここでの満点狙いは必須となります。

論説文中心・テーマは哲学・社会・文化など抽象的で、読解と論理構成力が求められます。

古文

和歌を含む古典作品が毎年出題されています。和歌の解釈や修辞(掛詞・縁語)を問う問題が多く出題されます。

語句読み・文法・現代語訳・内容説明が多く、字数制限のある記述が頻出です。

漢文

漢字読み・句形・書き下し・現代語訳で構成されています。最後に150字程度の要約・趣旨説明が出題されるのが定番です。

文量が多く、記述力+要約力が重要とされます。同レベルの大学群と比較しても難易度は高いと言えるでしょう。

分野のまとめ 問題構成 & 特徴
現代文 記述説明中心。漢字10問+空欄補充+抜き出し+記号選択。論説文が主となる。
古文 和歌・文法・語句・修辞。現代語訳+内容説明あり。
漢文 読解〜150字要約。句形・書き下し型読解&記述重視。

理科の出題傾向と頻出分野

名古屋大学の理科は、2科目選択制・記述重視・考察重視で、幅広い分野から多様な形式の問題が出題されます。以下に科目ごとに出題傾向と頻出分野をまとめました。

試験時間は2科目合わせて150分となります。1科目あたり75分が回答の目安です。

物理

出題傾向
  • 大問3題構成で近年基本的に答えのみを書き込む形式であるが、過去には計算過程を記す必要にある問題も出題されている。

  • 力学から1題、電磁気から1題、熱力学・波動から1題の構成がほとんど

  • 比較的標準的な難易度のものが多く、きちんと対策すれば高得点を目指せる

  • 近年は計算量もほどほどで試験時間にも余裕のできそうな問題構成が多いが、稀に計算量の非常に多い年があるため注意が必要
頻出分野
分野 ポイント
力学 例年必ず出題される。後半に条件が複雑になる場合が多いが難易度は標準的
電磁気 毎年出題されている。回路・コンデンサー・電場・磁場・ローレンツ力など満遍なく出題。力学と同様難易度は標準的
波動 満遍なく出題される。よく使う近似計算に慣れておく必要がある
熱力学 典型問題が多いが設定がやや複雑な問題が散見される。グラフを選ぶ問題は間違えやすいので注意
対策
  • 『名問の森』『良問の風』などの典型問題集を何周もしてインプットを徹底

  • 過去問演習を通して本番のスピード感に慣れておく

  • 教科書や『物理教室』を用いて公式や解法主義からは脱却しよう。名古屋大学の場合も音大設定が長く複雑なものが多く、表面的な知識だけでは対処が難しい。問題設定の根底にある物理現象を抽出できるようになっておく必要がある

 化学

出題傾向
  • 大問3題構成で難易度は標準〜難。設問数も多く完答は難しい

  • 全範囲から満遍なく出題される

  • 選択、記述、30~50字程度の記述問題などが出題される

  • 有機分野では発展的な内容が出題されることもあるので注意が必要
頻出分野
分野 ポイント
理論化学 満遍なく出題されるためこれといった傾向がない。無機や有機分野の融合問題も出題される
無機化学 細かい知識が問われることは少ないが、物質に関して理論分野も交えて議論させる場合が多い
有機化学・高分子 構造決定の出題が多い。高分子に関して発展的な問題も出題されたことがある
対策
  • 教科書をきちんとインプットすること。『鎌田の化学シリーズ』と併用することをお勧めする

  • 重要問題集レベルの標準問題が解けるようになれば合格点まで到達すると思われる。繰り返し典型問題を解いてインプットすること

  • 構造決定問題に関しては『ここで差がつく 有機化合物の構造決定問題の要点・演習』などで演習を積むことをお勧めする

 生物

出題傾向
  • 大問4題構成で難易度は標準〜難

  • 論述量・計算量が多く、時間が足りなくなることが予想される

  • グラフ・図表読み取り問題や考察問題が頻出。最新テーマからの出題も(例:古代DNA・GFP遺伝子)

頻出分野
分野 ポイント
遺伝・分子生物学 DNA、RNA、遺伝子発現・操作系・組換え実験など
生殖・代謝 呼吸・光合成・ホルモン調節・免疫など
動物・植物の反応 受容器の種類・神経系など
対策
  • 『生物の完全習得』『生物標準問題精講』『大森徹の生物』で論述を強化。とにかく名古屋大学は論述問題で差がつく

  • 知識問題は平易なものが多いので教科書をしっかりインプットして確実に得点できるようにする

  • 論述は時間を意識して練習し、指導者に添削してもらう

 

理科科目の全体的なまとめ

  1. 記述重視・考察重視の出題構成
    化学・生物ともに記述・論述問題の比率が高く、計算式だけでなく過程や理由を明確に記述する力が求められます

  2. 計算量・問題量の多さ
    物理・化学ともに小問分割が細かく、スピードと精度の両立が不可欠です。1問1問、時間配分を意識して演習をしましょう 。

  3. 融合・最新トピックへの対応力
    生物では最新研究テーマ、化学・物理でも複合知識を要する問題など、「時事性」や他分野にまたがる問題への対応も必要です

  4. 過去問演習×記述練習が必須
    名古屋大学公式HPでも過去問・解答例が公開されています。過去10年分以上の演習答案添削は必ず行うようにしましょう

 

レベル別参考書ルート|基礎→標準→合格レベル

ここでは名古屋大学合格に必要なレベル別の参考書ルートを、科目ごとに整理した表で紹介します。

英語の参考書ルート

レベル 参考書名 参考書の特徴
基礎 システム英単語Basic/通常版 共通テスト〜旧帝大レベルまでの語彙を段階的に学べる。文脈例文付き。ミニマムフレーズが優秀
Vision Quest Insight 英文法・語法・熟語問題集
文法・語法・イディオムやよく出るフレーズを網羅。基礎文法知識の確認に最適
大学入試 飛躍のフレーズ IDIOMATIC 300
よく出るフレーズやコロケーションを網羅。例文は英文解釈にも役立つ
速読英単語必修編 語彙力×読解力を同時に養成。音読しながら取り組もう
標準 基礎からの英文解釈クラシック 名大頻出の複雑な構文の精読力養成に最適。構造分析の訓練書。
やっておきたい英語長文500・700 名大レベルに近い語数・設問形式で実戦的練習ができる。時間管理力も身につく。
自由英作文のトレーニング 意見英作文や要約型の英作文に必要な表現・構成力を鍛える。
合格レベル 英文解釈クラシック 複雑構文に特化。名大の長文・和訳問題への実戦対応力を養成。
名古屋大学 過去問10年分(赤本・青本) 出題傾向に完全対応。和訳・要約・空所補充などの記述対策ができる。
トフルゼミナール 名大英語実戦演習 名大特化型問題集。英作文や図表要約問題も収録。高得点を狙う人向け。

語彙・文法は「共通テスト+記述」で問われるため、基礎〜標準段階で十分に固める必要があります。
自由英作文・図表要約系問題の練習には『自由英作文のトレーニング』『大学別実戦シリーズ』のような実際に問題をたくさん解いて、また添削を受けることが重要です。
過去問演習(10年分以上)は絶対にやっておきましょう。出題パターンに慣れて、時間配分と記述量の感覚を養うことができます。

数学(文系)の参考書ルート

レベル 参考書名 参考書の特徴
基礎 チャート式基礎編(黄チャート) 教科書レベルの内容を網羅。典型問題で基本の型を習得。
入試問題の核心(文系数学 基礎編) 共通テストレベルの良問で計算・誘導の基本を練習。
マセマ スバラシクよくわかるシリーズ 解説が丁寧で独学向け。苦手分野の理解に適している。
標準 チャート式標準編(青チャート) 入試頻出問題を網羅。基礎から応用まで段階的に学べる。
文系数学の良問プラチカ 名大頻出の融合問題(数列×確率など)に対応。実戦力を養成。
入試精選88題(文系) 誘導型・論証型の良問多数。記述式答案の訓練に最適。
合格レベル 名古屋大学 文系数学(赤本) 過去問10年分。設問傾向・記述方式・時間配分の確認に必須。
名大入試プレ(河合塾・駿台模試など) 模試の過去問で実戦力を強化。採点基準にも慣れる。
数学III未履修者のための論理力養成プリント 文系特有の論証力を鍛える。誘導理解・答案構成に有効。

名大文系数学は「理系共通問題+論証型設問」が特徴です。単なる解法暗記でなく、論理展開・部分点狙いの答案作成が求められます。
融合問題(確率×数列、微積×図形など)に慣れるには、『プラチカ』や『88題』のような汎用問題集が効果的です。
最後に過去問の繰り返し演習(10年分以上)で時間感覚と答案の書き方を定着させましょう。

数学(理系)の参考書ルート

レベル 参考書名 参考書の特徴
基礎 チャート式基礎編(黄チャート) 教科書の典型例題を網羅。1対1対応の基本となるパターンを反復練習。
基礎問題精講(ⅠAⅡB) 基本から標準問題への橋渡し。丁寧な解説で独学にも最適。
マセマ スバラシクよくわかるシリーズ 難単元(複素数・整数・微積など)の導入解説に特化。超基礎から学べる。
標準 1対1対応の演習(ⅠAⅡB・Ⅲ) 名大頻出の融合・誘導問題への基礎力を養成。例題→演習の流れが秀逸。
入試問題の核心 標準編(理系数学) 記述練習にも適した厳選問題集。分野別の対策に最適。
標準問題精講(ⅠAⅡBⅢ) 応用力と答案構成力を養成。計算力+誘導力を底上げ。
合格レベル 名古屋大学 理系数学(赤本) 記述・融合問題に完全対応。時間配分や出題傾向に慣れる必須教材。
理系数学入試の核心 難関大編 記述力と論理的答案作成力を鍛える。名大の出題傾向に近い良問多数。
名大入試プレ(河合塾・駿台模試など) 実戦演習として本番形式の総仕上げに。記述力・制限時間対策に◎。

基礎段階では解法パターンの定着と苦手単元の補強を目的に、チャート or 精講を繰り返しましょう。
標準段階では1対1や核心シリーズを使い、名大頻出分野(微積、数列、確率、複素数)に対応できるようになりましょう。ここで力不足を感じたら、基礎段階に戻って学習し直すことをお勧めします。合格レベルでは、実戦形式(赤本・名大模試)で「答案構成・計算スピード・論理力」を鍛えていきましょう。

国語の参考書ルート

国語の参考書ルートでは、理系は古文漢文の出題がありませんので現代文の範囲のみで構いません。

レベル 参考書名 参考書の特徴
基礎 漢字マスター1800+ 名大頻出の漢字対策に最適。読み書き両方を鍛える。
読解を深める現代文単語 抽象語・評論用語の理解と文脈把握を強化。現代文語彙の基盤に。
マーク式基礎問題集 現代文・古文・漢文 共通テストレベルで読解と基本知識を確認できる。
古文上達 基礎編・漢文ヤマのヤマ 文法と語彙、句形を網羅。短期集中にも効果的。
標準 現代文読解力養成講座 段落構造や論理展開を意識した記述式読解の基礎固めに最適。
古文読解 読んで見て覚える重要文法 活用や識別・敬語を視覚的に整理。暗記+読解を並行できる。
漢文道場 記述編 「書き下し・現代語訳・要約」形式に対応。論理記述訓練に◎。
得点奪取 古文・漢文 記述式答案の書き方を学べる。実戦力と添削式の記述力養成に効果。
合格レベル 名古屋大学の国語(赤本) 出題形式・記述設問・解答の質感を完全再現。本番対策に必須。
Z会実戦模試/駿台・河合記述模試 多様な記述パターンに触れ、表現力と時間配分を養成。
要約問題トレーニング 名大の現代文で求められる「論旨要約力」を重点強化。

現代文対策は「語彙+論理構造+要約力」を段階的に習得していきましょう。抽象評論が多い名大では語句理解が必須となります。漢字は確実に全問正解できるようになるように何度も練習しましょう。
古文・漢文(文系)は「知識+記述」で得点できることができるようになります。文法と語彙の基礎を固めたうえで、記述練習を中心に演習していきましょう。添削を受けることも大切です。
全体として記述力養成が最重要です。解答例を読み比べて「どう書くか」を身につける訓練が必要となります。

物理の参考書ルート

レベル 参考書名 参考書の特徴
基礎 物理教室 高校物理の基本概念を端的に解説。理解重視で独学にも対応。
リードα 物理基礎+物理 教科書レベルの知識を網羅。定着確認に有効。
標準 良問の風 名大の小問形式に近く、標準~やや応用の実戦問題が豊富。
名問の森(力学・電磁気) 名大物理で頻出の分野に対応。記述力・論理展開の練習に最適。
合格レベル 名古屋大学の物理(赤本) 本番形式の記述・思考・計算型問題を徹底演習。

物理は標準的な問題が多いので上記の典型問題集がすらすら解ける状態を目指そう。力学と電磁気学は毎年出題されるため徹底的に対策しよう。近似計算が必要な場面も散見されるため慣れておくこと。

化学

レベル 参考書名 参考書の特徴
基礎 鎌田のDOシリーズ 理論・無機・有機の基礎理解に最適。最低限の例題や発展的な内容も載っておりこの3冊で科学はある程度戦える状態になる。
リードα 化学基礎+化学 教科書レベルの確認に。演習量も多く、定着に効果あり。
標準 化学重要問題集(数研出版) 記述対策・実験考察・計算問題がバランスよく収録。B問題がやや難しいのできちんと基礎レベルを完璧にこなしてから取り組むこと。
化学標準問題精講 記述・応用力を育てる。名大の論述問題に対応可能。難易度は高いが解説がかなり丁寧。
合格レベル 名古屋大学の化学(赤本) 過去問で出題傾向をつかみ、記述式答案力を養成。

化学は現象や反応の仕組み、公式の導き方などのインプットを最優先で行うこと。公式を当てはめるだけで解ける問題は少ない。また構造決定の出題が多いため素早く決定できるように何度も繰り返し構造決定問題に取り組むこと。

生物

レベル 参考書名 参考書の特徴
基礎 大森徹の生物基礎・生物が面白いほどわかる本 苦手意識を克服しやすいビジュアル解説。初学者向け。
リードLightノート 生物基礎+生物 インプット+演習の導入書。知識確認と整理に有効。
標準 生物基礎問題精講・生物標準問題精講 記述や思考問題に対応。分野別に復習しやすい構成。
生物重要問題集(数研出版) 実験考察・論述対応。頻出テーマの理解に適している。
合格レベル 名古屋大学の生物(赤本) 記述・考察・データ読解の名大独特の出題に対応。
生物の完全制覇(Z会) グラフ解析・実験論述の徹底演習。データ読み取り訓練に最適。

名大の生物は論述で差がつく。知識問題は非常に簡単なものが多いので空所補充問題は確実に得点できるように上記の参考書で徹底的にインプットを行うこと。

自分のレベルに合った参考書ルートで名古屋大学合格を目指そう

名古屋大学合格のためには受験勉強を本格的に開始する前に、受験勉強の計画を綿密に練る必要があります。参考書ルートの作成は、「名古屋大学合格」という目標を実現するためにすべきことを明確にしてくれます。

これから受験勉強を始めようというあなたは、学習内容が明確にせず闇雲に勉強を進めて行かないようにしましょう。今回ご紹介した参考書ルートを参考に、まずは学習計画を立ててから、受験勉強を始めてください。

すでに受験勉強を始めている受験生も、今あなたが取り組んでいる参考書が自分のレベルに適しているのかそして、闇雲な勉強になっていないかの確認をするために、ぜひ今回ご紹介した参考書ルートを参考にしてみてください。

愛大研ハイスクールでは受験生の参考書に関する無料相談も行っています

愛大研

今回ご紹介した参考書ルートを使えば、どのレベルの受験生がどんな参考書を利用すれば良いのかというがわかったと思います。

しかし、「実際の参考書の選定」や「学習の管理」については受験生1人での徹底は難しいのが現状です。

愛大研ハイスクールの自習コンサルティング授業では、受験生1人1人に寄り添った学習計画を作成し、それの徹底管理を行っています

また、完全1対1の個別指導では、受験生1人1人にあったオーダーメイドの授業計画によって受験生の日々の学習をサポートしています。

そんな愛大研ハイスクールでは、無料相談や個別指導を体験できる無料体験授業を実施しています。

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