こんにちは、愛大研編集部の武智です。
この記事を見てくれたあなたは、
「徳大に合格するのにどれくらい得点しないといけないの?」
「徳島大学のレベルってどうなの?」 なんて思っているかもしれません。
そこで今回は、 徳島大学の偏差値やレベル、合格のためにどのくらい点数をとればいいのかを解説していきます。受験勉強を始める前に共通テストや個別試験の”目標点を知ること”はとても重要です。
本記事では、徳島大学全体のレベルや入試の難易度について、 過去の合格者最低点などを元に以下の3ステップで解説していきます。
- 徳大の合格者最低点
- 徳大の偏差値
- 徳大合格に向けた目標点
徳島大学の各学部の受験対策や目標点については、学部ごとに愛大研ブログで解説してありますので、そちらもご覧ください。
徳島大学の受験を考えているあなたは、ぜひ本記事を見て少しでも参考にしていただけたらと思います。(本記事では一般入試前期日程について解説しています。)
また、中国四国エリアの大学への進学を検討されている方は、
広島大学、愛媛大学、高知大学、香川大学などの対策記事もありますので、気になる方はそちらも併せてご覧ください。
関連記事
徳島大学の概要
徳島大学は、総合科学部、医学部、歯学部、薬学部、理工学部、生物資源産業学部の6学部から成る総合大学です。
青色発光ダイオードの開発で有名な中村修二さんの母校でもありますね。
徳島大学は四国の国立大学で唯一、歯学部と薬学部が設置されています。
徳島大学の偏差値は42.5~62.5です。
参考:パスナビ
医学系の3学部は偏差値が高く、それ以外の3学部は42~50ほどとなっています。
徳島大学のレベルを合格最低点から解説
まずは実際に各学部の合格者最低点を見ていきましょう。
これがいわゆるボーダーラインというものです。
なお、合格者最低点は徳島大学のホームページに載っています。→徳島大学の過去の入試結果一覧
合格に必要な得点率は学部や学科によって大きく異なりますので、ぜひあなたの志望する学部・学科の過去のデータを確認してみてくださいね。
共通テストに必要な得点率
注目すべきは、各試験における満点と最低点です。ここから得点率を割り出しましょう。
ここでいう得点率とは、 合格するための”最低点を満点で割って出す”ものを言います。
以下の表は各学部の主要な学科の得点率をピックアップしたものです。
全て一般入試前期日程のデータです。
令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 | |||||||
満点 | 合格 最低点 |
得点率 | 満点 | 合格 最低点 |
得点率 | 満点 | 合格 最低点 |
得点率 | |
総合科学部 社会総合科学科 |
900 | 515 | 57.2% | 900 | 476 | 52.8% | 900 | 388 | 43.1% |
医学部医学科 | 900 | 731 | 81.2% | 900 | 705 | 78.3% | 900 | 712 | 79.1% |
歯学部歯学科 | 550 | 356 | 64.7% | 550 | 364 | 66.1% | 550 | 359 | 65.2% |
薬学部薬学科 | 600 | 419 | 69.8% | 550 | 370 | 67.2% | 550 | 378 | 68.7% |
理工学部 理工学科(昼間) |
750 | 292 | 38.9% | 750 | 296 | 39.4% | 750 | 330 | 44.0% |
生物資源産業学部 生物資源産業学科 |
650 | 318 | 48.9% | 650 | 296 | 45.5% | 550 | 322 | 58.5% |
例えば令和7年度の総合科学部だと、
満点は900点で合格者最低点は515点です。
得点率 = 得点 ÷ 満点 で求まるので
515÷900=0.572…
つまり総合科学部の合格者最低得点率は57.2%となります。
令和7年度の前期日程で総合科学部に合格するためには、
共通テストで最低でも6割近くの得点が必要ということが分かります。
ただしこちらは最低限のボーダーラインですので、個別試験で高得点を目指さなければなりません。
共通テストでは、実際はもっと高い得点率を目指した方がいいでしょう。
具体的には、6割5分は欲しいところです!
個別試験(二次試験)に必要な得点率
ここまで共通テストの得点率を確認しましたが、個別試験はどうでしょうか。
令和7年度 | 令和6年度 | |||||
満点 | 合格 最低点 |
得点率 | 満点 | 合格 最低点 |
得点率 | |
総合科学部 社会総合科学科 |
400 | 137 | 34.3% | 400 | 137 | 34.3% |
医学部医学科 | 400 | 212 | 53.0% | 400 | 206 | 51.5% |
歯学部歯学科 | 500 | 245 | 49.0% | 400 | 245 | 61.3% |
薬学部薬学科 | 400 | 224 | 56.0% | 500 | 192 | 38.4% |
理工学部 理工学科(昼間) |
500 | 136 | 27.2% | 500 | 57 | 11.4% |
生物資源産業学部 生物資源産業学科 |
350 | 186 | 53.1% | 350 | 175 | 50.0% |
2025年(令和7年度)の総合科学部の前期日程は400点満点中、合格者最低点は137点です。
つまり、得点率は34.3%となっています。
共通テストと同じように、こちらの得点率は最低限超えていないと合格はかなり厳しくなります。
受験勉強の際はこのボーダーを必ず上回るように対策しておきましょう。
総合点で必要な得点率
総合点も見てみましょう。
令和7年度 | 令和6年度 | |||||
満点 | 合格 最低点 |
得点率 | 満点 | 合格 最低点 |
得点率 | |
総合科学部 社会総合科学科 |
1300 | 739 | 56.8% | 1300 | 708 | 54.5% |
医学部医学科 | 1300 | 998 | 76.8% | 1300 | 973 | 74.8% |
歯学部歯学科 | 1050 | 648 | 61.7% | 1050 | 675 | 64.3% |
薬学部薬学科 | 1000 | 680 | 68.0% | 950 | 604 | 63.6% |
理工学部 理工学科(昼間) |
1250 | 450 | 36.0% | 1250 | 353 | 28.2% |
生物資源産業学部 生物資源産業学科 |
1000 | 538 | 53.8% | 1000 | 501 | 50.1% |
2025年(令和7年度)の総合科学部の前期日程の満点は1300点で、最低点は739点です。
総合点の得点率は56.8%。
つまり、共通テストで最低点(515点)を取った場合は、 個別試験(平均204点)で224点は取らなければならないということですね。
今回は総合科学部の一般入試前期日程を例に挙げました。
同じようにして、あなたの志望する学部のボーダーラインも割り出してみて下さい。
今から入試に向けてどのくらい勉強しなければいけないのか見えてくるはずです。
徳島大学の偏差値・倍率
次に、徳島大学の偏差値と倍率についてお伝えします。
四国の国公立大学とも比較しながら見てみると、各学部における難易度の違いが分かりやすいかもしれません。
参考記事→ 四国の国立大学 偏差値ランキング一覧【学部一覧】
偏差値
令和7年度入試における徳島大学の偏差値をまとめました。
令和7年度 | ||
前期日程 | 後期日程 | |
総合科学部 社会総合科学科 |
47.5 | – |
医学部医学科 | 62.5 | – |
歯学部歯学科 | 57.5 | – |
薬学部薬学科 | 55.0 | 60.0 |
理工学部 理工学科(昼間) |
47.5 | 50.0 |
生物資源産業学部 生物資源産業学科 |
42.5 | 47.5 |
参考:パスナビ
徳島大学の偏差値はおおよそ42.5~62.5となっています(最高は医学部で、次点の偏差値は薬学部の60)。
他大学と比較して全国レベルで見ると、徳島大学の合格難易度は標準~やや低めである言えます。
もちろん学科にもよりますので、いま受験をお考えの学部・学科・コースの難易度についても詳しく確認してみてくださいね。
倍率
次に倍率を確認していきましょう。
各学部から学科を抜粋してまとめています。
※受験者数を合格人数で割っています。
令和7年度 | ||
前期日程倍率 | 後期日程倍率 | |
総合科学部 社会総合科学科 |
2.0 | 4.7 |
医学部医学科 | 2.4 | 3.0 |
歯学部歯学科 | 2.8 | 3.5 |
薬学部薬学科 | 3.1 | 1.6 |
理工学部 理工学科(昼間) |
1.4 | 2.6 |
生物資源産業学部 生物資源産業学科 |
1.6 | 7.2 |
こちらは全て令和7年度入試における倍率です。
全体的に前期入試の倍率は1.5~3.0倍前後になっていますね。
近隣の国公立大学と比べても大きな差はありません。
後期試験は年度によって変動が大きいですが、前期入試は毎年1.5~2倍程度に収まると考えていただいていいと思います。
徳島大学の難易度を受験のプロが解説
実際に徳島大学のボーダー(合格最低点)や倍率などを確認してみていかがだったでしょうか。
学部にもよりますが、全体的な徳島大学の難易度としては
国公立大学の中では平均的~やや低いレベルと言えます。
また、二次試験は学部によってボーダーが大きく異なりますので、あなたの目指す学部の合格最低点を確認しておきましょう。中には得点率30%前後で合格できることもありますが、その分共通テストで高得点をとっておく必要があります。
二次試験の難易度は標準レベルですが、しっかりと過去問を解いて記述の練習や時間配分の調整を行っておきましょう。
徳島大学合格に向けた目標点
これまでの情報から、徳島大学のおおよそのレベルが掴めてきたのではないでしょうか。
ここからは、徳島大学に合格するための目標点について解説します。
共通テストの目標点
医学部や歯学部など入試難易度の高い学部が多く得点率にバラつきがあるため、一概にこうであるとは言い辛いですが、 全体として共通テストの得点率は50%~80%で推移しているようです。
一般入試で安心して合格できるように、共通テストはどの学部もボーダー(合格最低点)よりも5%高く得点できるようにしておきたいです。
例えば総合科学部なら、共通テストのボーダー(合格最低点)が56.8%なので、少なくとも60%は切らないようにしておきましょう。
個別試験(二次試験)の目標点
全体として個別試験の得点率は40%~55%で推移しているようです。
総合科学部、理工学部、生物資源産業学部は、
個別試験の配点は低めで得点の開きもあまり無いため、簡単な問題は落とさないことが重要になってくるでしょう。
この点数を取るには、基礎~標準レベルの内容は確実に理解しておくことが必要だと言えますね。
医学部、歯学部、薬学部は学科によって難易度が大きく変わってきます。
まずはあなたの志望する学科のボーダーを確認してみてくださいね。
愛大研ブログでは学部ごとの対策記事を随時更新しているので、気になる方はそちらもぜひご覧ください。
徳島大学合格に向けた二次試験科目の勉強方法

全ての科目を解説すると長くなりすぎるため、本記事では英語、数学、国語に絞っています。
英語
英語を攻略するには、単語力が必須になります。国立大学を目指すのであれば、一冊の単語を暗記することはマストです。ターゲット英単語や速読英単語など「この単語帳を使う」というのを1冊決めて勉強しましょう。
徳島大学の英語の試験時間は70分で、長文読解2問と自由英作文1問を解きます。
徳島大学の英語は設問が独特と言われており、出題形式も年度によって変わっています。
そのため、過去問を中心に演習を重ね、どのような出題形式にも対応できるようにしっかりとした実力をつけておきましょう。
なお英作文の演習においてはプロの添削指導をしっかり受けることをお勧めします。自分では気づけないミスや、上手な訳出のポイントを伝えてもらえるからです。
また、共通テストも考慮すると、膨大な英文を限られた時間で読む力も必要です。速読力も身に付けておきましょう。
前述の速読英単語という単語帳もお勧めです。
数学
数学は、基本事項、典型問題を抑えることが最重要です。
数学は基本事項を抑えることができれば、共通テストでも6~7割は確実に狙えます。
ただ公式を丸暗記するのではなく、「どうしてこのような式になるのか」「なぜこの公式が成り立つのか」を深く理解し、全て自分の言葉で説明できるくらいになっておきましょう。
徳島大学の二次試験の数学は、数Ⅰ~Ⅲと数A・B・Cから出題されます。
医学部医学科、歯学部、薬学部を受験するか、それ以外の学部学科を受験するかによって問題が異なります。
前者の方が難易度が高く、後者は標準的な難易度であると言えるでしょう。まずは過去問を見て傾向を把握することから始めましょう。
次に、伸ばしたい単元を絞り、チャート式などの問題集で解法を抑えていきましょう。
なお、独学で数学の考え方を理解していくのは非常に難しいため、気軽にプロの講師に聞けるようにしておくことをおすすめします。
数学は、塾で勉強する優先度は高いかもしれませんね。
国語
国語も8月末までに基礎事項を押さえておくのが望ましいです。具体的には、古文の単語・文法・背景知識、漢文の句法・熟語の読み・意味です。
国語で安定して点数を出すには、古典でいかに失点しないかが重要となります。
特に古文は覚えることがたくさんあります。
単語や文法はもちろん、背景知識もある程度理解しておきましょう。
お勧めはマドンナ古文常識という参考書です。他にも参考書はたくさんありますので、ぜひ書店で自分に合ったものを探してみて下さい。
英単語同様に「この1冊」という教材を決めて、勉強に取り組むようにしていきましょう。
徳島大学の二次試験に絞って言えば、2題ある現代文の問題はどちらも必答ですが、残り2題の古典はどちらか一方を選択して解きます。
そのため、古文と漢文のどちらで勝負するかをあらかじめ決めておき、現在の成績を考慮しながら範囲を絞って勉強するのが良いでしょう。
共通テストのみの科目
いざ受験勉強に取り掛かるとき、共通テストのみの科目は基本的に優先順位は低めです。
例えば情報Ⅰや理系学部における社会系科目などです。
しかし、場合によっては共通テストにおける配点が高いケースもありますので、どの科目から優先的に取り組んでいくか、あらかじめ計画を立てておきましょう。
基本的に夏頃までは、国語、数学、英語の3科目に集中し、安定して6割以上がとれるようにしておきたいです。理系の場合は基礎でない方の理科にもじっくりと時間を割きましょう。
逆に言えば、情報や公民系科目などは余裕があれば取り組むくらいでも問題ないケースがほとんどです。
このあたりは現状の成績と照らし合わせながら調整していく必要があります。
「このペースで間に合うのか」「自分に最も必要な勉強は何か」お悩みでしたら、早めに受験のプロに相談することをお勧めします。
徳島大学合格に向けて計画的に対策しよう!
徳島大学の入試難易度についてご理解いただけたでしょうか。
現時点でなんとなく「徳大を受験しようかな」と考えている高校1,2年生は、これから学力をどれくらい伸ばせばいいのか、少しはイメージしやすくなったと思います。
本記事で解説した内容は、徳島大学全体のレベルについてです。志望学部がすでに決まっているのであれば、ここから受験戦略と学習計画を細かく立てていく必要があります。
大学受験や各学部の受験対策に関する詳細については
愛大研のブログにある各学部ごとの記事で解説しています。
ぜひこちらもご覧ください。
「受験対策の仕方や学習計画の立て方がよく分からない」などご質問があれば、
お気軽に私たち愛大研にご相談ください。
愛大研では無料体験授業を行っています
本記事は愛大研が作成しました。
愛大研に少しでも興味を持って下さった方や、
「徳島大学合格を狙いたい!」という方は、
まずは気軽に無料体験授業にお越しください!
愛大研の紹介記事→E判定からの逆転合格者を生み出す松山市の学習塾『愛大研』の無料体験授業とは?
ともにあなただけの志望校合格プランを立てましょう!
お待ちしております。
コメント