こんにちは。
愛大研公式ブログ編集部の巻田です。
この記事をご覧になられているあなたは、
「徳島大学医学部医学科に合格したいけど、難しそう…」
「医学科に合格するには、どんな勉強をしたらいいんだろう…」
と、不安に感じているのではありませんか?
そこで、徳島大学医学部医学科合格を目指すあなたに、
これまでの私の受験生への指導経験から
徳島大学医学部医学科に合格するための
- 事前知識(入試、偏差値、倍率など)
- 受験戦略と受験計画
について徹底解説していきます。
ぜひ、あなたの大学受験に役に立つところがあれば参考にしていただければと思います。
徳島大学医学部医学科って受かりやすい?
徳島大学医学部医学部は、よく
「穴場らしいよ!」
「受かりやすいらしいよ!」
と言われます。
それはなぜかというと、倍率が低い年が多いからです。
毎年、1.5倍〜2.5倍の間を推移しています。
それは、後にも述べるのですが、徳島大学医学部医学科は日本一共通テストの配点割合が高い(共通テスト:900点, 二次試験:400点)からです。
共通テスト86%(774点)以上が安定して合格という形なので、逆転合格しやすいわけではないですが、2020年度入試では共テ80%〜82%(720〜738点)でも若干名合格者が出ており、二次逆転もあったようです。
低倍率の年であれば、他大学医学部と比べて逆転合格の可能性があります。「共通テストの点数が思ったより取れなかった…」という方も目指してみていいのではないでしょうか。
徳島大学医学部医学科ってどんなところ?
まずは、徳島大学医学部医学科はどんなところなのか、どんな魅力があるのかご紹介します!
立地
医学部のある蔵本キャンパスは、
JR徳島線蔵本駅から徒歩5分の位置にあります。
JR徳島駅からは市営バスを利用して通学することもできます。
周辺には、スーパーやコンビニ、飲食店もしっかりありますし、バスが通っているので生活しやすいです。
おしゃれなカフェも多いので、授業の空きコマなどで利用するのも良いですね。
進学や就職
徳島大学医学部の進級判定は、全国トップクラスで厳しいです。
1年次では前期と後期に成績が出るのですが、その内どちらかでも単位を落とすと留年となります。
2年次には解剖学実習も始まり、1年次よりも忙しくなるので、単位を取るのは簡単ではありません。
一方で、面談の回数を取っていたりなど、先生と相談をしやすい環境にあります。
また、徳島大学は他の四国三県に関連病院があることもあり、県外への就職もしやすいです。
国家試験の合格率は約92%で、国公立大学の平均ほどです。
部活動やサークル
徳島大学は全国的にみても部活動・サークルの種類が多いです。
なんと、サークルだけでも100団体近く!
部活動やサークルは友達を作るきっかけになる、大学生活において欠かせないものです。
またテストのことや進路のことなど、気軽に質問できて頼れる先輩を見つけるのも大学生活においてはとても大切なことです。
(部活動やサークル内での恋愛も多いですよ)
文武両道で頑張れそうですね!
徳島大学医学部医学科の入試
徳島大学医学部医学科の一般入試において意識すべき点は以下の2つです。
- 共通テストで高得点が必要
- 配点の大きな科目から先に対策をする
医学部医学科の入試では、 共通テストの配点が900、個別試験の配点が400と、共通テストの方が重視されています。
また、令和5年度には2段階選抜実施も行われます。
- 大学入学共通テストで合計点が600点/900点に達していない場合
- 600点以上に達していても入学志願者数が募集人員の5倍を超えた場合
に行われます。
つまり、
大学入学共通テストで、確実に600点は取れていないと、二次試験すら受けることができないのです。
共通テストで高得点を取る必要性を理解していただけたでしょうか?
次に、科目ごとの点数配分も確認してみましょう。点数配分は以下の表のようになっていますよね。
国語 | 地歴公民 | 数学 | 理科 | 外国語 | 面接 | 配点合計 | |
共通テスト | 150 | 50 | 200 | 300 | 200 | 900 | |
2次試験 | 200 | 200 | – | 400 | |||
合計 | 150 | 50 | 400 | 300 | 400 | – | 1300 |
合計点1300点の内、共通テストの割合は約60%ほどです。
医学科の中では、共通テストが重視される大学ということが目に見えるかと思います。
他大学よりも、試験対策は進めやすいかもしれませんね。
また、理科の配点が大きく、社会の配点が小さいです。
配点の大きい理科に重点を置いて勉強するべきですね。
また、愛媛大学医学部医学科も、珍しく共通テストが重視される大学です。徳島大学医学部医学科と同様、共通テストの割合が約60%です。
少しでも興味を持っていただけたら、是非下記の参考記事も読んでみてくださいね。
(参考記事:愛媛大学医学部医学科に合格するには【傾向と対策をプロが解説】)
今年度の共通テスト(令和年7年度入学生)は、1月18日,19日です。
勝負の日は決まっています!そこに向かって早めに準備・対策していきましょう!
ボーダーライン(合格最低点)
ここで過去3年間の医学部医学科の入試結果を確認してみましょう。
共通テスト合格者最低点 | 2次試験合格者最低点 | 合格者総合最低点 | |
令和6年度 | 705 | 206 | 973 |
令和5年度 | 712 | 224 | 1009 |
令和4年度 | 655 | 186 | 906 |
※図の数字は小数点を四捨五入しています。
徳島大学医学部医学科の偏差値は62.5と言われています。
過去3年の共通テストの合格者平均点の平均が700点ほどであることや
2次試験平均点が6割前後であることから
確実な合格のためには
- 共通テストでは、8割
- 2次試験では、6割程度
の得点率が求められるでしょう。
次に、前期試験の倍率を見ていきましょう。
令和6年度 | 令和5年度 | 令和4年度 | |
倍率 | 2.2倍 | 2.9倍 | 3.5倍 |
大体3.0倍ほどです。
全国的にみても医学部医学科にしては低倍率です。
あなたの現在の学力はどのくらいですか?
この点数と比べて、どの教科をどのくらい勉強しなければならないのかを考えていかなければなりません。
まずはこの合格者最低点を超えることを目指して対策をしていきましょう。
以下の記事も参考にしてみてください。
(関連記事:徳島大学の合格最低点から考える【徳大のレベルと目標点】)
徳島大学医学部医学科合格に向けた受験戦略
ここからは、
絶対合格のために必要な、受験戦略方法を解説していきます。
自分の立ち位置を確認する
最初に行うべきことは、今の自分の立ち位置・現状を知ることです。
現状を知る1つの方法としてはこれまで受けた模試を振り返ることが一番です。
その中でも、全国で多くの人が受けている全国統一模擬試験(全統模試)の振り返りがおすすめです。
絶対合格のためには、A〜B判定のラインに入っていることが大切です。
しかし、現状でこの判定内に入っている人は少ないと思います。
その場合、このA〜B判定を、今後の模試や本番で安定して出すために、逆算して計画を立て、今自分が何の勉強をすべきかまで導き出し、後はやるだけ、という状態を作る必要があります。
愛大研ではこの勉強計画の立て方や進め方、
まで完全サポートする自習コンサルティング指導を行っています。
もちろん、オンラインの指導にも対応しています。
下記に詳細な説明を記載しています。ぜひご覧ください。
(関連ページ:自習コンサルティングとは)
(関連記事:第一志望逆転合格を実現する!愛大研の指導や自習コンサルティングを徹底解説)
基礎固めを徹底的に行う
徳島大学医学部医学科で判定に用いられる共通テストでは90%基礎的な部分が問われます。
共通テストはほぼほぼ典型的な問題が多く、
しっかりと過去問を解いていれば、
「あ!似たような問題見たことある!」
となることも少なくありません。
徹底的に基礎固めをし、センターや共通テストの過去問を完璧にする、
そうすれば自ずと、共通テストで高得点を取れるようになるでしょう。
優先する科目を決定する
大学入試では大学や学部によって
科目、配点、出題範囲などバラバラです。
ですので、最も近い道で合格するためには、
配点が高い科目・出題範囲を把握し、
その部分から優先的に計画を立て、対策を進めていくことが大切です。
反対に、何も調べないまま、やみくもに受験勉強を進めてしまうと、
「なんで勉強しているのに模試の結果が上がらないんだろう」
となりがちです。
それは、
配点の高い科目を後回しにして、配点の低い科目を一生懸命優先的に頑張っていたり、
入試に出ない範囲の勉強に時間を使ってしまったりと、
もったいない勉強方法をしている場合が多いです。
例えば、徳島大学医学部医学科の入試では、
数学・(理科)・英語の配点が、明らかに高いですよね。
(「そうだったっけ?」という方は、この記事の「徳島大学医学部医学科の入試」という部分に書いていますので、戻って確認してみてください)
その三教科の配点が高いのに、他より明らかに低い社会の勉強ばかりしていては、思うように判定が上がりませんよね。
しかも、優先すべき教科の中にも、優先的に勉強すべき単元があります。それを次にまとめておりますので、続けてご覧ください。
徳島大学医学部医学科合格に向けた各科目の対策
英語
まずは、英語の勉強法について解説します。
徳島大学医学部医学科の英語は大問3つから成っており、大問1・2が長文読解、大問3が自由英作文となっています。
回答時間が70分しかなく、早く解く技術が問われます。
さらに、問われる英語は、基本的には他大学の医学部医学科レベルと同等ですが、一部聞き馴染みのないものもあります。
また、自由英作文だけではなく長文読解でも、日本語で答える問題が少なくなり、英語で答える問題が大幅に増えています。
徳島大学医学部医学科に合格するためには、
- 長文を早く読めるよう、数をこなすこと。
- 単語力を難解大学レベルまで覚えておくこと。
- 記述力を上げること。
の3つが特に求められるでしょう。
数学
次に、数学の勉強法について解説します。
徳島大学医学部医学科の数学は大問4つから成っており、各大問は2〜4つほどの小問に分かれておいます。全て記述式です。
回答時間は120分あり、大問1つに30分かけることができますが、
しっかり考える問題ばかりなので、時間が余ることはないでしょう。
次に、どの単元が出題されやすいかについて解説していきます。
これを知ることで、優先的に勉強すべき単元が見えてきますね。しっかり把握しておきましょう。
【超頻出単元】
- 微分積分法
- 場合の数
- 確率
【頻出単元】
- ベクトル
- 漸化式
- 式と証明
徳島大学医学部医学科の数学の試験には、毎年のように証明問題が出題されています。問題を解けるようにするだけではなく、証明もできるようにしておきましょう。
初見では対応が難しい問題も多いので、何度もたくさんのパターンを解いておく必要があります。
理科
徳島大学医学部医学科では、物理、化学、生物の中からの2科目を選択して受験できます。
2科目で回答時間は120分あるので、1科目に60分かけることができます。
高得点奪取のためには、時間配分も肝になりますので、
時間配分に慣れるためにも過去問を何度も解くことが大切でしょう。
物理
徳島大学医学部医学科の物理問題は、標準レベルで、大問3つで構成されており、時間は90分です。
例年の試験の様子から考えると、力学・電磁気は超頻出単元であると予想できます。
過去問などを解く中でしっかり単元についても確認し、自分の受ける年度はどの単元が出るか考えるのも大切です。
化学
徳島大学医学部医学科の化学問題は、標準〜少し難レベルで、大問4つで構成されており、時間は90分です。
徳島大学の化学は、他大学と比べると2つの特徴があります。
- 計算問題が少ない
- 知識問題が多い
- 文字数の多い記述問題がある
なので、セミナー化学を1冊完璧にするくらいの知識が必要となります。また、記述問題対策として、記述問題集を使用して記述力を補いましょう。
生物
徳島大学医学部医学科の生物問題は、標準レベルで、大問4つで構成されており、時間は90分です。
こちらも、セミナー生物などの標準レベルの問題集で基本問題を繰り返したのち、記述・演習問題集などで知識や記述力を補っていきましょう。
皆さんも感じたように、
徳島大学医学部医学科の入試は、記述問題が多いです。
これはすぐに身につくものではありません。早めに知識を身につけ、知識をつけた後に何度も記述問題を解き、慣れていくことが大切です。
あなただけの戦略と計画で合格を勝ち取ろう!
最初の計画の立て方が間違っていると、変に遠回りをしてしまったり、間違った方向へ進んでしまったりなど、合格から遠のいてしまうことも多々あります。
しかし、自分だけで目標を立てたとしても、それが正しいのか不安になったり、まずそのやり方がわからない人も多いかと思います。
愛大研では、過去のデータ、あなたの合格への思いと、あなたの現状を基に、しっかりと分析し、あなただけの合格プランを作成させていただき、徹底的なサポートをさせていただきます。
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