土佐中学校に合格するためには?【偏差値/倍率/入試/対策方法】解説

中学受験

こんにちは!

愛大研公式ブログ編集部の巻田紗依です。

 

この記事をご覧になられているあなたは、

土佐中学校の受験、進学を考えているけれど、

何から対策を始めていけば良いかわからない…そんな不安を抱えておられると思います。

 

本記事では、そのような不安を払拭するべく、

現在も教育の現場で受験のプロとして指導をする講師の立場から

土佐中学校に合格に必要な情報、対策の仕方までお届けします!

土佐中学校の倍率は?偏差値はどのくらい?

土佐中・高等学校の紹介│高知県私立中学高等学校連合会│高知県内の私立中学校・高等学校9校の紹介サイト

まず土佐中学校の令和4年度から令和6年度の志願倍率を見ていきましょう。

令和4年度 令和5年度 令和6年度
募集人数 約250 約250 約250
合格者数 261 260 258
志願者数 307 320 315
倍率 1.18倍 1.20倍 1.22倍
合格者最低点 295/500 275/500 309/500

 

高知県内の他の中学受験校と比べるとかなり人気傾向にあります。
参考:高知県国立・私立入試結果((株)育伸社 入試情報課より)

さすが、高知県偏差値トップの土佐中学校ですね。医学部や東京大学、京都大学をほぼ毎年輩出しています。旧帝大、医学部に行きたい方には、特におすすめの学校です。
合格実績:土佐中学校・高等学校の進学実績

 

↓ちなみに愛媛県中学受験校の情報はこちらから
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また、土佐中学校の偏差値は一般的に61と言われています。

四国内では、愛媛県の愛光中学校(愛光学園)に続き、2番目の偏差値となります。
その分レベルの高い問題も多く、しっかりとした対策を行う必要があります。

土佐中学校の入試システムとその対策

土佐中学校の入試システムとその対策

土佐中学校の令和6年度 入学者募集要項を見てみましょう。
愛媛大学教育学部附属中学校では入試において、以下のような形態で実施されます。

配点 時間 2/15(土) 2/16(日)
国語A 150(A,B) 45分 9:00〜9:45
国語B 150(A,B) 45分 10:05〜10:50
社会 100 50分 11:10〜12:10
算数A 150(A,B) 45分 9:00〜9:45
算数B 150(A,B) 45分 10:05〜10:50
理科 100 60分 11:10〜12:10
面接  ー 未発表(順番に) 13:10〜

試験は2日間に渡って行われます。
休み時間も他校に比べて長めなので、試験直前に確認できる苦手まとめノートを作っておくといいかもしれません。

国語と算数は、AとB合わせて150点となります。4教科合わせて500点満点+面接で合否が決まります。

4教科の中でも算数は難しいですが、足切りはありません。受験はあくまで合計点で勝負です。そのためにもしっかり計画を練って対策をしていく必要があります。

それではそれぞれの科目についてどういう問題が出るのか、その対策についてお伝えいたします!

国語A・国語B

どこの学校も大体そうですが、土佐中学校においても「語彙力・読解力・表現力」が問われます。

国語のA・Bでは、Aが易しめ、Bが難しめになっており、どちらに何が出るかはその年によって変わります。

語彙力では

  • 言葉の意味の把握(上を下への大騒ぎとは?など)
  • 慣用句、ことわざ

読解力では

  • 小説だと、主人公の言動から心情の変化を読み取ることができるかどうか
  • 説明文だと、筆者の思いを要約できるかどうか

表現力では

  • 自分の思いを相手に伝えられるかどうか

が問われます。

 

語彙力では特段難しい問題は聞かれないので、基本的な問題を解けるようにしておくことが大切です。トメ、ハネ、ハライには注意しましょう。

塾で配布される「漢字集」「慣用句、ことわざ集」などがあればそちらを完璧にしておけば安心です。

 

読解力では感覚的な答えは通用しません。

なぜこの答えになるのかを把握して解答を書けないと点はありません。日頃から、根拠となる部分に線を引く習慣を徹底的につけることが大切です。

また、文章の対比構造・反復・具体例を踏まえて、「何について、どういうことを述べているのか」を掴む練習をしておくことも大切です。具体的には段落ごとの要約練習がおすすめですよ。

 

表現力では、きちんとした文章で自分の思いを相手に伝えられるかどうかが問題となります。
「しかし」「ただ」「ところで」「さて」など起承転結をつなぐ言葉をマスターしておきましょう。

記述式の問題は配点も高いのでここを徹底的に落とさないようにする対策をしていきましょう。小学校で習う漢字をひらがなで書いたり、誤字などがある場合は減点対象となるので、文字力・語彙力もしっかりつけておきましょう。

また、年度によっては作文の出題もあります。今後土佐中学校を狙っていく生徒は、作文の対策もしておく方がいいかと思います。

 

作文について、

過去問などを入手して一度生徒に解いてもらうとわかると思うのですが、
大人が思っている以上に小学生が作文の合格答案を書くことは難しいです。

また、一朝一夕で作文力は上がるものではありません。

何度も何度も書き直して、添削指導を受けるなどの早め早めの対策が合格への鍵となります。

特に、添削指導は第三者からの目線で癖や表現、論理展開を指摘してもらうことが非常に重要になってきます。

算数A・算数B

算数A・算数Bでは、「思考力・図形把握力」が問われます。

 

合否を分けるのは、難しい問題が解けるかどうかではなく、簡単な問題を落とさないかどうかです。

1点、2点で合否が分かれる昨今の中学受験。

基礎的な問題や標準的な問題を絶対に落とさない(計算ミスをしない)・転記ミスをしないなどが大切になってきます。

 

思考力では

  • 数の性質
  • 場合の数
  • 割合、速さの問題

図形把握力では

  • 立方体と直方体の問題
  • 三角形の組み合わせ(相似は出題されない)

がよく聞かれます。

 

小学6年生からは、演習ベースで、様々な本番レベルの問題を解く対策をしていく必要があります。

そのためにも小学5年生夏前までには

  • 計算は速く正確に解けるように特訓する
  • 算数的思考力を養っておく(時間がかかるので、遅くとも小学4年生〜始めてほしい)
  • 不得意分野のある程度の克服

を行うことが必要です。

社会

地理40%・歴史40%・公民20%の割合で出題されます。

 

地理分野では、

地図を見て対策をしていくことが大事です。
私の運営している教室で、地理で点数が取れている子の地図帳はメモだらけのことが多いです。

 

歴史分野では

時代の流れを年表などでしっかり把握していくことが必要です。
単語を覚えているだけでは難しいです。しっかり流れを説明できるまでにしておきましょう。

 

公民分野では

教科書や参考書、問題集の勉強だけではなく新聞・テレビのニュースなども見ておきましょう。

 

漢字指定をカナで書いたり、誤字は減点対象です。

都道府県名を漢字で書けることは当然ですが、なるべく全て漢字で書く練習をしておきましょう。
例えば、土佐中合格のレベルだと「墾田永年私財法」は書けて当たり前のレベルです。

 

毎年、地理と歴史の分野ではあまり差がつかず、20%の公民の分野で合否が左右されています。

勉強は皆さん頑張ってるのですが、新聞など時事問題に関心を持てるかが肝になってきます。特に今年は紙幣が変わった年です。名前を漢字で書けますか?確認しておきましょう。

理科

物理・化学・生物・地学の分野から出題されます。地学は出題されない年もあります。

「物質とエネルギー」の分野は毎年出題されていますので、必ず解けるようにしておきましょう。

 

すごく難しい問題がたくさん出るというわけではありません。問題がしっかり読めておらず、誤答や計算ミスが発生していることが多いです。

 

問題の大事な部分に線を引く小数点何位まで、体の裏側からみた臓器の位置など)習慣をつけるなどの対策をしてきましょう。

受験に向けた計画の設定

土佐中学校に合格するプランとは

土佐中学校に合格するには、早期に基礎学力を身につける必要があります。

ここでいう基礎学力とは、小学校1〜6年までの教科書レベルの内容が理解でき、活用できる力のことです。

目安として、遅くとも小学校4年生の春頃からは対策を始めて欲しいです。

理由は、6年生になると、受験本番に向けた応用問題や過去問、予想問題演習に時間を割く必要があるからです。

基礎学力の定着が遅れてしまうと、その分応用問題などを解いて演習する時間も減ってしまいます。

4年生の春頃から対策を始められると、余裕を持って基礎学力を身につけることができます。

基礎学力を早めに定着させ、合格を掴もう

松山西を通過 

いかがでしたか?

土佐中学校合格のためには、早期の基礎学力定着、応用問題演習、習慣づけ対策など、勉強の指針を立てていくことが重要です。

そして、自分の現在地を把握した上で、効率の良い勉強方法を確立していくことが、合格のためには不可欠です。

しかし、ご家庭での学習スタイルや、学習計画の設定に不安を覚える方も多いです。

そんなあなたには、この記事を作成した愛大研がサポートを行います。

 

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