済美平成中等教育学校【合格に必要な偏差値、倍率】は?プロが解説

済美平成に合格するには 中学受験

こんにちは、愛大研公式ブログ編集部の縄田です。

この記事をご覧になられているあなたは、

私立済美平成中等教育学校の受験、進学を考えているけれど、

何から対策していけば良いのか、そもそもどういう学校なのかわからない…

そんな不安を感じておられると思います。

 

本記事では、そのような不安や疑問を解消すべく、

現在も教育の現場で受験のプロとして指導をする講師の立場から

済美平成に合格に必要な情報、対策の仕方までお届けします!

済美平成中等教育学校の偏差値は?倍率はどれくらい?

済美平成 合格 偏差値 倍率

まず、済美平成中等教育学校の令和2年度から令和4年度の最終志願倍率を見ていきましょう。

 

令和2年度 令和3年度 令和4年度
募集人数 120 120 120
志願者数 358 370 319
合格者数 299 305 285
倍率 約1.2倍 約1.2倍 約1.1倍

 

倍率に関しては、1.1倍〜1.2倍となっています。

松山西中等教育学校愛光中学校と比べると比較的低いと言えます。

しかし、倍率が低いからといって合格しやすいわけではありません。

済美平成中等教育学校偏差値61です。(参考:松山西中等教育学校 55

偏差値その学校を受ける学生層の相対的な学力レベルの差を表しています。

つまり、試験を受けるライバルの数は少なくても、レベル高いです。

また、試験問題も普段の学校生活では出会わないような難易度の高い問題が数多く出るため

しっかりとした対策を行う必要があります。

 

以下の記事では、済美平成と比較されることの多い松山西中等教育学校の対策記事です。是非こちらも読んでみてください。

関連記事松山西中等教育学校(松山西)に合格するために!偏差値、倍率、必要な内申点を解説!

済美平成中等教育学校の入試システムとその対策

済美平成中等教育学校 合格 偏差値 倍率

済美平成中等教育学校の令和4年度 生徒募集要項を見てみましょう。済美平成中等教育学校では入試において、以下のような形態で実施されます。

試験科目 配点 時間
算数 100点 60分
国語 100点 60分
理科 50点 40分
社会 50点 40分
合計 300点 200分

令和4年度における合計点の受験者平均は、180.7点となっています。

また、筆記試験に加えて、グループ面接を行います。

筆記試験

筆記試験では、算数国語理科社会の4科目が受験科目となります。

全ての科目を通して言えるのは、典型的な中学入試問題が多く出題されているということです。

典型的な中学入試問題といっても、公立小学校の生徒向けの学習内容とは格段に難易度が上がります。

大人でもその落差の大きさに驚いてしまうレベルです。

それほど中学入試問題は難しいのです。

 

そのため、しっかりとした基礎力定着(公立小学校の学習内容を完璧に抑える)を

いかに早く終え、実戦に向けた問題を解く時間を確保できるかになります。

 

しかし、見当違いな勉強計画や勉強法を繰り返していると、折角頑張っても思うような結果が得られず、努力がムダになってしまいます。

合格に向けて、受験のプロの対策や、適切な受験のための指導を受けることをお勧めします。

国語

60分100点の試験で、漢字や会話表現、知識問題(ことわざなど)読解問題を中心に出題されます。

過去に出題された漢字の例としては、

「背景」 「ジッセキ」 「クレナイ」 「綿花」

など、基本的に常用漢字の範囲から出題されています。

市販の漢字問題集などで計画的に学習を進めていくことをお勧めします。

入試で差がつくのは読解問題であるため、ライバルと差を広げないためにも

知識問題の失点はできるだけ抑えたいです。

 

また、読解問題は選択問題と、50〜60字程度記述問題で構成されています。

公立学校のテストと比べて難易度の高い問題ばかりが出題されています。

ライバルと差をつけるならば、この記述問題が特に重要になってきます。

理由は、記述問題を感覚に頼って解いている受験生が非常に多いからです。

例えば、答えは必ず文章の中にあるのに、想像で答案を書き上げてしまう生徒が実際にいました。

実は、記述問題にはきちんとした解き方存在します。

その解き方を身につけるには、何度も読解問題を解き直して解法の筋道を覚え

第3者からの適切な添削を受けることが必要となってきます。

算数

算数も国語と同様に60分100点の試験です。

出題内容は、基礎的な計算問題から、中学入試問題の典型題と言われるような問題まで幅広い難易度の問題で構成されています。

実際に出題された問題の一例を挙げると、

 

「学生が長椅子に座るのに、1脚5人ずつ座ると10人座れなくなり、1脚に7人ずつ座ると長椅子が2脚余る。長椅子は何脚あまりますか?」

 

という問題が過去に出題されました。これが中学入試の典型題の1つです。

この問題、中学校で習う方程式を使うと一瞬で解けてしまうのですが、小学生は未履修です。

算数的な解き方ではどのようにすれば良いか思いつきますか?

 

解説

 

1脚5人で座るとき、10人が座れず、1脚7人のとき、7×2脚=14人分席が余ります。

よって5人で座るときと7人で座るときで、10+14=24人の差が出ます。

7(人)ー5(人)=2(人)であるから、

1脚で2人分多く座れるようになったことで、1脚5人のときから24人分の席が確保できたということがわかります。

要は、1脚につき2人分席が増え、結果的に24席も増えたということです。

このことから、24÷212脚という答えが出てきます。

 

 

本番では小学生がすぐにこの解法を思いつくことは当然難しいです。

しかし、過去にこの類題を解いて復習した経験があれば、

解き方を学んでいるため本番で解ける可能性が格段に上がります。

 

そのため済美平成の算数で点数を稼ぐには中学入試問題の典型題について

一通り学んでおく必要があります。

ですが、小学生が独学で中学入試問題の解説を理解するのはとても困難です。

このことからも、プロの解説や指導を受けることをお勧めしています。

理科

理科は40分60点です。

理科は基礎力(小学校で習う基本的な知識や問題の解き方)をつけた上で、それらを活用していく応用力まで求められています。

具体的には、

・穴埋め形式や選択形式などで知識を問う問題

・グラフなどから情報を読み取って活用していく問題

などがあります。

算数と同様に、理科も典型題が多く出題されるため、

市販の参考書などで小学校の教科書で足りない知識を補って、中学入試対策問題集などで

演習を積んでいくことが望ましいです。

社会

社会も理科同様40分50点です。

出題内容は、知識問題や資料読解問題、時事問題まで様々なパターンの問題が出題されています。

基本的に、小学校の教科書で習う知識がベースとなっています。

地理的な内容や歴史、公民など様々な分野からほぼ均等に出題されているのも特徴の1つです。

どのパターンの問題でも一貫して言えるのは、きちんと正確な知識を身につけていれば、しっかり対応できるということです。

そのため、市販の参考書などでしっかり知識をインプットして、

覚えているかのチェックとして中学受験用問題集でアウトプットしていき、

知識の穴を埋めていくという方針で勉強を進めていくと良いでしょう。

面接

済美平成中等教育学校のホームページに、

『一般入試は受験番号順に3人ずつ組をつくり、グループ面接を行います。1グループあたり約5分程度で、「本校を受験しようと思った理由」などを質問します。いずれの入試でも、面接は点数化するのではなく、参考として扱います。(一部省略)』

とありました。

「本校を受験しようと思った理由」など、事前に想定されている質問に対して自信を持って答えられるように理由を考え、しっかり声に出して面接対策を行なっておくと良いです。

参考として扱うとありますが、面接対策を怠らずにしておくべきです。

受験に向けた計画の設定

済美平成 合格 受験 偏差値 倍率

済美平成中等教育学校に合格するには、

基礎力定着(公立小学校の学習内容を完璧に抑える)をいかに早く終え、実戦に向けた問題を解く時間を確保できるかが本当に重要になります。

目安として、小学校5年生の春頃からは対策を始めて欲しいです。

理由は、6年生になると、受験本番に向けた応用問題に大半の時間を割く必要があるからです。

基礎力定着が遅れてしまうと、その分中学入試問題などを解いて演習する時間も減ってしまいます。

5年生の春頃から対策を始められると、済美平成合格に必要な基礎力を余裕を持って身につけることができます。

中学入試問題は典型題を網羅するのにかなりの時間を要するため、対策開始は早いことに越したことはないです。

中学入試の典型題を抑えて、合格を勝ち取ろう!

済美平成 合格 偏差値 倍率

いかがでしたか?

済美平成中等教育学校合格のためには、早期の基礎力定着、中学入試典型題の網羅など、勉強の指針を立てていくことが重要です。

そして、自分の現在地を把握した上で、効率の良い勉強方法を確立していくことが、合格のためには不可欠です。

しかし、ご家庭での学習スタイルや、学習計画の設定に不安を覚える方も多いです。

そんなあなたには、この記事を作成した愛大研がサポートを行います。

 

愛大研では、基礎力定着はもちろん、中学入試対策、面接対策まで

済美平成中等教育学校を目指すあなたを全力でサポートします。

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