愛光中学校に合格するには【偏差値、倍率、受験の仕組みを徹底解説】

愛光学園に合格するには 中学受験

こんにちは、愛大研公式ブログ編集部の縄田です。

 

この記事をご覧になられているあなたは、

私立 愛光中学校(通称 愛光)の受験、進学を考えているけれど、

  • 何から対策を始めていけば良いかわからない…
  • そもそも愛光のレベルってどのくらいなんだろう…

そんな不安を抱えておられると思います。

 

 

本記事では、そのような不安を払拭するべく、

現在も教育の現場で受験のプロとして指導をする講師の立場から

愛光に合格に必要な情報、対策の仕方までお届けします!

愛光中学校の倍率は?偏差値はどのくらい?

愛光中学校 

愛光中学校は、その進学実績と知名度から、全国的にも有名な学校です。

そのため、県外からの受験生も数多くいます。

 

【松山会場の倍率】

まず、愛光中学校の松山会場の過去5年間の最終志願倍率を見ていきましょう。

2018 2019 2020 2021 2022
募集人数 200 200 200 200 200
合格者数 527 615 546 467 509
志願者数 839 959 864 767 771
倍率 1.6倍 1.6倍 1.6倍 1.6倍 1.5倍

*倍率は四捨五入しています。

 

【県外会場の倍率】

次に、愛光中学校の県外会場の過去5年間の最終志願倍率を見ていきましょう。

2018 2019 2020 2021 2022
募集人数 200 200 200 200 200
合格者数 759 870 791 709 661
志願者数 1065 1265 1222 1024 960
倍率 1.4倍 1.5倍 1.5倍 1.4倍 1.5倍

*2018年度までは、募集人数の内訳が県内生120人、県外生80人でした。2019年度以降に関しては県内外合わせて200人募集となっています。

 

松山会場では例年800人前後の志願者がいます。

また、県外会場での合計志願者数は1000人前後の志願者がいます。

このことからも安定した愛光中学校の人気が見てとれます。

 

2022年度における松山会場の倍率は1.51倍、

県外会場における合計の倍率は1.45倍と

どちらもほぼ同じ倍率です。

 

倍率は例年多少の上下はありますが、この水準で安定しています。

また、愛光中学校の偏差値は、一般的に65〜70と言われています。

中四国の私立学校の中でもトップクラスの入試難易度を誇ります。

 

入試問題も、普段学校では習わないような、中学入試独特の問題ばかりです。

その上、難易度も高い問題ばかりで構成されているため、早期のしっかりとした対策が必要となります。

愛光中学校の入試システムとその対策

愛光中学校 入試 計画

 

愛光中学校では入試において、以下のような形態で実施されます。

時間 配点
国語 60分 120点
算数 60分 120点
理科 40分 80点
社会 40分 80点

試験全体の合計点は、400点です。

 

合格者最低点は?

令和4年度の合格者最低点は、

松山会場では232

県外会場では272

となっています。

松山会場の方が合格者平均点が低く、相対的には合格しやすいという結果になっています。

面接試験はなく、筆記試験のみとなっています。

科目選択について

 受験科目は、国語・算数・理科・社会の4科目か、国語・算数・理科の3科目かを

事前に選択することが可能です。 

 

以下は愛光中学校入試令和5年度 (2023年度) 愛光中学校 入学試験要項 からの引用です。

3科目受験者は、国語・算数・理科の合計得点を4分の5(320 分の 400)倍し、小数 第1位を四捨五入したものを判定得点とする。 

4科目受験者は、国語・算数・理科・社会の合計得点と、国語・算数・理科の合計得点 を4分の5(320 分の 400)倍し小数第1位を四捨五入したものの、いずれか高いほうを判定得点とする。

合格者は判定得点の高いものから選抜する。 

要するに、

国語・算数・理科の3科目受験

国語・算数・理科・社会の4科目受験

選択できます。

 

4科目受験の場合、社会を含めた400点満点です。

3科目受験の場合、合計320点満点を400点に換算して、合計点を揃えます。

 

4科目受験した場合でも、3科目換算点の方が点数を上回っていた場合は、

3科目換算点が合否判定に採用されます。

理科をより重視している入試形式と言えます。

 

筆記試験

筆記試験では、算数国語理科社会の4科目が受験科目となります。

 

全ての科目を通して言えるのは、

中学入試問題の中でもハイレベルな問題で構成されているということです。

 

そもそも、中学入試問題自体、普通に小学校で習う内容では太刀打ちできないほどの問題ばかりです。

大人でもその落差の大きさに驚いてしまうレベルです。

それほど中学入試問題は難しいのです。

 

そのため、しっかりとした基礎力定着をいかに早く終え、実戦に向けた問題を解く時間を確保できるかになります。

しかし、見当違いな勉強計画や勉強法を繰り返していると、

折角頑張っても思うような結果が得られず、努力がムダになってしまいます。

 

合格に向けて、受験のプロの対策や、

適切な受験のための指導を受けることをお勧めします。

国語

60120点満点のテストです。

出題構成は、

漢字の読み書きや日本語独特の表現といった言葉の理解を問う問題や、

小学校で学習する言葉のさまざまな

  • 言葉の知識
  • 説明文
  • 物語文 

の3題が出題されます。

 

特に、説明文、物語文では、受験までどれほど読書をしてきたかを問う意図があります。

  • 文章の流れを正確に把握する力
  • 登場人物の心情を的確に読み取る力
  • それを的確に表現する力

も問われています。

 

普段の学習から、少しずつ漢字や言葉の勉強を進めておく必要があります。

愛光の合格ラインに乗ってくる受験生は知識問題の失点を極力抑えてきます。

 

他のライバルにここで差をつけられないようにしっかりと対策しましょう。

また、日々の生活の中で読書の習慣をつけることを強くお勧めしています。

 

「国語力」は一朝一夕で伸びるものではありません。

読書を通してその人の立場に立つ体験であったり、教養が増えたり、言葉の勉強になったりと良いこと尽くめです。

ぜひ、生活の中に読書を取り入れてみましょう。

 

また、記述問題では表現力も問われています。

ライバルと差をつけるならば、この記述問題が特に重要になってきます。

理由は、記述問題を感覚に頼って解いている受験生が非常に多いからです。

 

実は、記述問題にはきちんとした解き方存在します。

その解き方を身につけるには、

何度も読解問題を解き直して解法の筋道を覚え、第3者からの適切な添削を受けることが必要となってきます。

そして記述では自分の言葉で答えを問うこともあるため、ここでも読書で培うべき語彙力が問われていると言えます。

 

算数

国語同様に、60120点満点のテストです。

 

大問4問構成です。

大問1は10問程度の小問集合です。

大問2〜4それぞれテーマがある問題で構成されています。

 

算数は1番力をいれるべき科目と言っても過言ではありません。

 

愛光中学校の入試は中学入試独特の算数の問題が出題されますが、

全国的に見ても比較的難しい問題ばかりが並べられています。

 

普通に対策して、

小学校4年生、遅くても、小学校5年生の春には受験勉強を始める必要があります。

ポイントは中学入試のやや難程度の問題を確実に得点する力をつけることです。

 

愛光中学校の入試は、大問1での得点が合否を左右すると言っても過言ではないです。

ここでしっかり得点しつつ、大問2〜4の問題の小問をおさえていくというのが理想的な戦略です

 

中学入試問題の基礎レベルの一例を挙げると、

問.「学生が長椅子に座るのに、1脚5人ずつ座ると10人座れなくなり、1脚に7人ずつ座ると長椅子が2脚余る。長椅子は何脚あまりますか?」

 

という問題が過去に出題されました。これが中学入試の典型題の1つです。

この問題、中学校で習う方程式を使うと一瞬で解けてしまうのですが、小学生は未履修です。

算数的な解き方ではどのようにすれば良いか思いつきますか?

 

【筆者の解説】

1脚5人で座るとき、10人が座れず、1脚7人のとき、7×2脚=14人分席が余ります。

よって5人で座るときと7人で座るときで、10+14=24人の差が出ます。

7(人)ー5(人)=2(人)であるから、

1脚で2人分多く座れるようになったことで、1脚5人のときから24人分の席が確保できたということがわかります。

要は、1脚につき2人分席が増え、結果的に24席も増えたということです。

このことから、24÷212脚という答えが出てきます。

 

本番では小学生がすぐにこの解法を思いつくことは当然難しいです。

それゆえ、中学入試の算数は、過去に入試問題の類題を解き、自力で解けるようになっているかが鍵となります。

解き方を学んでいるため本番で解ける可能性が格段に上がるからです。

 

ちなみに、愛光中学校の問題はこれより断然難易度は高いです。

また、小学生が独学で中学入試問題の解説を理解するのはとても困難です。

このことからも、プロの解説や指導を受けることをお勧めしています。

 

理科

4080点満点のテストになります。

 

理科は、基礎力(小学校で習う基本的な知識や問題の解き方)をつけた上で、

さらに発展的な内容を学習していく必要があります。

また、それらを活用していく応用力まで求められています。

具体的には、

  • 生物や実験器具の使い方など、暗記のみで解ける問題
  • 作図を求められる問題
  • てこや電流回路の発展的な問題
  • 実験からの考察問題

などがあります。

知識をしっかりとおさえた上で、たくさん演習を積む時間が必要と言えるでしょう。

インプットばかりにならず、適度なアウトプットが大切です。(理想は3:7

 

算数と同様、入試問題の類題をたくさん解き、

難問に対応できる力を身につけていくことが望ましいです。

社会

社会も理科同様40分で80点満点のテストです。

 

とにかく、覚えることがたくさんあります。

地理、歴史、公民の全分野から満遍なく出題されます。

設問の大半は、選択問題から構成されています。

 

実際に愛光中学校で出題された易しい問題の一例を挙げると、(若干の改変あり)

 

問.「明治政府が西洋技術や制度を取り入れるようになり、暮らしの中でも西洋の文化が広がってきた。当時の人々の習慣や暮らしの様子について誤っているものについて次の中から1つ選べ。」

(あ)都市で、レンガ造りの建物やガス灯が現れた

(い)ラジオ放送が始まり、野球、テニスなどのスポーツも盛んになった。

(う)洋服、靴を身につけ、牛肉や牛乳を飲食するようになった。

 

 

ちょっと止まって考えてみましょう。

 

 

 

【解説】

正解は、(い)です。

ラジオの放送が始まったのは、大正時代ですよね。

しかし、野球やテニスは明治維新後のお抱え外国人の影響で明治期にはすでに広がり始めていました。

 

このように、間違いと正解を織り交ぜて出題されます。

時代や国、地名、制度などあらゆる観点から、選択肢のいずれかを変えて出題されます。

 

対策としては、

インプットした知識を中学入試問題集を通してアウトプットしていき、身について知識を忘れないように復習を繰り返しおこなっていくことが重要です

受験に向けた計画の設定

愛光中学校 偏差値 合格

愛光中学校に合格するには、

中学入試の典型題を早期に網羅し、実戦に向けた問題演習の時間を確保できるか

が本当に重要になります。

 

目安として、小学校4年生からは対策を始めて欲しいです。

理由は、余裕を持って受験勉強を始めておくことで、勉強習慣の定着が遅れたり、学習がうまく進まなくとも、適切な対策を講じることができるからです。

 

5年生から始めると、学習量の多さについていけなくなる可能性があります。

中学入試問題は典型題を網羅するのにかなりの時間を要するため、

対策の開始が早いことに越したことはないです。

 

演習の時間をしっかり確保して、合格を勝ち取ろう!

愛光中学校 受験 計画

 

いかがでしたか?

愛光中学校合格のためには、早期の基礎力定着、中学入試典型題の網羅、演習の時間確保など、勉強の指針を立てていくことが重要です。

そして、自分の現在地を把握した上で、効率の良い勉強方法を確立していくことが、合格のためには不可欠です。

 

しかし、ご家庭での学習スタイルや、学習計画の設定に不安を覚える方も多いです。

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