こんにちは、愛大研公式ブログ編集部の茶山です。
この記事を見てくれたあなたは、
- 実際のところ、何点取ったら松山中央高校に合格できるの!?
- 松山中央のボーダーラインってどのくらい?
- 偏差値はいくつ?
なんて思っているのではないでしょうか。
松山中央高校を含む、毎年多くの県立高校合格者を輩出する学習塾愛大研のプロ講師の目線で、
松山中央高校に合格するために【必要な内申点・試験の点・偏差値】について解説し、合格に向けた戦略を紹介しようと思います。
県立高校の入試形態について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事→【愛媛県立高校入試の仕組みやボーダーラインは?】対策方法も解説
必要な内申点と当日点だけ早く知りたい!というあなたは以下の目次から
3.【松山中央高校合格に必要な内申点、得点/ボーダーライン】からご覧ください。
愛媛県県立高校の入試システム
既にご存知の方もいるかもしれませんが、松山中央高校の事を説明する前に、愛媛県県立高校の入試の制度を説明します。
ここでは簡単に説明していますが、詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
関連記事→【愛媛県立高校入試の仕組みやボーダーラインは?】対策方法も解説
入試科目
国語・数学・社会・理科・英語の5教科で、それぞれ50点ずつの250点満点という配点です。
また、国語は作文が課されています。
入試制度
愛媛県の全日制高校の入学者選抜は、1回の入試の中で、2段階に分けて(第1選抜、第2選抜)合否が分かれます。
第1選抜
受験者の中で調査書点(内申点)の上位90%が選抜対象となります。
ここで合格者の70%が決まります。
ちなみに調査書点(内申点)は通知表の5段階評価がそのまま点数となり、全部で9科目あるため、5段階×9科目=45点×3年分で、135点満点という計算です。
そのため、調査書点(内申点)135点満点と当日のテスト250点満点の合計点で合否が分かれます。
第2選抜
第1選抜で合格しなかった受験者と、調査書点が上位90%に残れなかった受験者(第1選抜で対象外だった受験者)が対象となります。
ここで合格者の残りの30%が決まるため、合格する最後のチャンスです。
当日のテストの点(A)+調査書点(B)+面接・調査書の内申点以外の記録[生活態度の欄など](C)の合計点で合否が分かれます。
(C)の調査書の内申点以外の記録[生活態度の欄など]は各高校の学校長に委ねられるので詳細な点数算出方法は不明です。
また、A、B、Cのそれぞれの配点割合は高校によってかなり異なります。
松山中央高校では、A:B:C=4:3:3となっています。
松山中央高校の過去の志願状況
次に、松山中央高校の過去3年間の最終志願倍率を見ていきましょう。
過去の志願状況は以下の通りです。
令和6年度 | 令和5年度 | 令和4年度 | |
定員 | 360 | 360 | 360 |
志願者数 | 374 | 403 | 451 |
倍率 | 1.04 | 1.12 | 1.25 |
松山中央高校は年によって大きく倍率にバラツキがあります。
令和4年度では1.25と高倍率となっています。
松山中央高校合格に必要な内申点、得点/ボーダーライン
ここまでの情報を踏まえた上で、
合格するにはどのくらいの内申点(調査書点)、当日点が必要なのかお答えします!
目標とする内申点
松山中央高校は毎年の志願者数にバラツキがありますが、合格の可能性を上げるには第1選抜が重要となってきます。
また、第1選抜の対象になるためには、先述したように、受験者の中で内申点の上位90%以内に入る必要があります。
そのことを考慮すると、最低限目標としたい内申点(調査書点)は、
3年間で93(平均約3.4)点です。
オール3の中に3~4つくらい4が混じる程度でしょうか。
ちなみに合格者の平均は95点ほどです。
経験上、93点をとれば、確実に第1選抜に入ることができます。
反対に、およそ90点を切るようであれば、第1選抜に入れなくなる可能性が発生してきます。
いい内申点をとるためには、普段の定期テストでいい点をとることが必要です。
松山中央高校を狙うような受験者の多くは、高い内申点だけではなく、それに応じた学力を持っています。
それに加えて、第2選抜の選考枠は30%しかありません。
それを考慮すると、少しでも合格の可能性を高めるために、松山中央高校で確実に第1選抜に入れる内申点、93点以上を目標にすることが必要です。
高い内申点をとることを目標にすることで、自分の求める学力のレベルが上がり、本番に高い得点をとることにもつながります。
本番の点数
目標とすべき本番の点数は、
160点を目標にしましょう。
つまり、各教科32点ずつとることが一つの目安となります。
この目標点はあくまで”第1選抜での合格”を前提としています。
第2選抜では本番の点数の比率が高まるため、”第2選抜での合格を目指す場合”は180点ほどを目標とすべきです。
また、内申点が90点に満たない人は、第2選抜で評価される可能性があることを考えると、その内申点をカバーするために、180点を目指して勉強をする必要があります。
また、面接にも力を入れることも大切です。
松山中央高校合格に向けた対策
ここからは、松山中央高校に合格するために、どのような対策を立てるべきか、以下の3段階に分けて解説します。
- 自分の現状を把握する
- 科目ごとに、どのような勉強をすればよいか知る
- 過去問の研究
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
なお、必要な内申点や試験の点数はこの項の最後に解説します。
順を追って解説していますので、じっくり読んでみてください。
自分の現状を把握する
まずは、自分の得意教科は何で、苦手教科は何かについて、過去の模試やテストを見て分析していきましょう。
5教科全て同じ点数を取ることを目標にする必要は、必ずしもありません。
例えば、理科が苦手なのならば、重点的に理科の勉強をするべきでしょうし、数学の連立方程式が特に苦手なのであれば、その分野の練習問題を多く解くべきです。
また、これまでの自分の内申点についても確認してみましょう。
目安となる内申点にこのままの勉強で届くのか、ということや、どの科目に力を入れれば内申点が上がるのか、ということを分析するのは重要です。
科目ごとの勉強法
松山中央高校合格のためには、科目ごとにどのような勉強をすればいいのかを知ることが重要です。
ここからは、5教科それぞれの勉強法を紹介していきます。
国語
国語は、まずは漢字や文法知識といった基本的な問題で点をしっかり確保することが大切です。漢字は、集中的に勉強するのではなく、普段の授業や読書を通して、漢字を読む、書くことに慣れておくようにしてください。
長文問題は、まずは抜き出し問題を確実に得点できるようにしましょう。
ただ漠然と読むのではなく、文の構成や筆者の主張を意識して、普段から長文に触れることで、長文問題は得点アップに繋がります。
古文の問題は、できるだけ多くの演習を通して、古文に慣れる事が重要です。
それが、本番の長い古文の問題に動揺しないことに繋がります。ス
ピーディーに読解できる力が身に付くまで、演習を繰り返しましょう。
作文は、資料を基に自分の意見を分かりやすく述べる能力が必要です。
それを身に付けるために、多くの作文問題を解いてください。
ここで、意識してほしいのが、時間を計って行うことと、先生の採点を受けることです。
国語でより良い点を取るためには、作文で点を落とさない事が大切です。
しかし、作文の力は一朝一夕で身に付くものではありませんので、多くの問題を冬休み明け位から解いて、慣れておきましょう。
関連記事→愛媛県立高校入試(国語)の傾向と対策【受験のプロが解説】
数学
数学で大切なのは、大問1の計算問題で絶対に落とさないことです。
計算ミスを多くするようであれば、速く確実に問題が解けるようになるまで、ひたすら計算にとりくみましょう。
また、数学で点数をあげるための効率的な方法は、過去問で出た内容を重点的に勉強することです。
具体的には、連立方程式、一次・二次関数、規則性、合同・相似証明があげられます。
これらの問題は、配点も大きいです。
また、連立方程式や一次・二次関数、証明問題は、問題の傾向がある程度似通っていますので、多く類題を解けば解くほどそれが直接得点アップに繋がります。
規則性の問題は、苦手意識を持っている人もいるかもしれませんが、数学で高得点を取るため不可欠な範囲です。
これも模試や本番形式の問題を多く解いて、【規則性を数式にする】という感覚を身につけましょう。
関連記事→愛媛県立高校入試(数学)の傾向と対策【受験のプロが解説】
社会
社会では、歴史・地理・公民から出題されます。
まずどの範囲でも共通して言えるのが、用語などの、確実に答えられる問題を増やすことです。そのインプットが進んできたら、過去問を解いて形式に慣れることももちろん欠かせません。
歴史分野では、幅広い時代から出題されていますので、苦手な範囲を作らないようにしましょう。
日本史が多く出題されますので、年号や時代区分を意識した勉強を行うことで、年表問題にも対応できます。
地理分野では、資料や地図を使った問題が出題されますので、用語などのインプットだけでは対応できません。普段からグラフや図表を合わせた勉強をおこないましょう。
公民分野では、政治・経済分野から幅広く出題されますので、歴史と同様、苦手な範囲を作らないようにしましょう。
また、用語を表面的に覚えるだけでなく、政治や経済の仕組みを体系的に理解する意識で勉強することで、得点アップに繋がります。
関連記事→愛媛県立高校入試(社会)の傾向と対策【受験のプロが解説】
理科
理科は、物理・化学・生物・地学分野から幅広く出題されます。
そのため、自分の苦手な範囲から勉強することが効果的でしょう。
記号問題が多く出題されるとはいえ、問題数が比較的多いので、基本的な問題で時間を割きすぎないように、過去問を解いて時間配分を調整できるようにしましょう。
理科は、用語を覚えるのも重要ですが、それよりも、その実験が何を観測するもので、それぞれの現象がどのような理屈で起こっているのか、ということを理解する方が重要です。
理解の勉強で苦しんでいる人は、自分にあった参考書や、今ではインターネットを利用すれば分かりやすい解説を聞くことができるため、それらを活用して勉強を進めましょう。
関連記事→愛媛県立高校入試(理科)の傾向と対策【受験のプロが解説】
英語
英語は、まずは基本的な単語や連語の意味を押さえる事が重要です。
どの問題でも、単語が分からないと読解に苦労しますので、教科書に出たレベルの単語で、不安がある場合は、しっかり復習しておきましょう。
おすすめは、新しい文法や単語を習った時に、自分で英作文を作ってみることです。
そうすることで、英語に慣れる事ができ、英作文や文法問題の得点率を上げることができます。
リスニングは、難しい内容はでてきませんので、イラストを見て、言われた内容としっかり結びつけられるように練習しましょう。
長文読解も、習った内容を理解出来ていれば、決して難しい文章ではありません。
不安な文法事項を勉強したあとは、長文の内容を理解できるように、多くの問題に取り組んで慣れていきましょう。
関連記事→愛媛県公立入試(英語)の傾向と対策【受験のプロが解説】
過去問の研究
3年生の後半の時期には、過去問を解くことが重要です。
過去問を解くことで、自分の苦手な部分が分かるだけでなく、どのような形式で問題が出るかが分かります。
毎年の出題傾向は、あまり大きく変化していませんので、もし本番まで時間が足りるか不安な場合は、より得点アップにつながりそうな分野を重点的に勉強することもできます。
例えば、数学の場合は、規則性、証明、連立方程式の問題を確実に解けるようになるだけで、大きな得点アップが期待できます。
過去問を解いてみて、いきなり高得点を取るのは難しいです。
また、過去問は数年分はネット等から入手できます。
一度過去問を解いて、復習をしたら、最低でも1週間は期間を置いて、テストを見据えた勉強をした上で、次の過去問に取り組むことをおすすめします。
受験に向けた計画の設定
ここまでの分析を踏まえ、どのような計画を立てて勉強すればいいのかを、以下の時期ごとに分けて解説していきます。
- 1・2年生
- 3年生 1学期まで
- 3年生 夏休み
- 3年生 2学期
- 3年生 冬休み
- 3年生 3学期
1・2年生
1・2年生の時期は、とにかく日々の定期テストに力を入れることが大切です。
3年生になって、内申点が足りないと後悔しても遅いですので、テスト勉強を必死にして、少しでもいい評定が貰えるよう努力しましょう。
3年生の後半になったら、2年生までの範囲の復習をしなければならない時期が必ず訪れます。
その時、過去のテストで必死に取り組んだ人とそうでない人とでは、労力や必要な勉強量が全然異なります。
また、部活動などで忙しい人も多いと思いますが、自分の苦手な範囲の復習や、先の範囲の予習は、適宜自主的に行う事が重要です。
sこのような勉強習慣を身につけることも、受験においては必要です。
ここで強調しておきたいのは、
受験というのは実質的には1年生から始まっており、その意識を持って勉強を重ねることで、後々大きな差を生むということです。
3年生 1学期まで
3年生になっても、定期テストに力を入れるという姿勢は変えずに、新しく学習する範囲の勉強を進めていきましょう。
英語や数学は、より複雑な範囲が登場しますので、特に自分が苦手だと思う分野は、疑問点が残らないようにすることが大切です。
3年生 夏休み
3年生の夏休みは、授業が進みませんので、今まで学習してきた範囲の復習をするチャンスです。
また、教科書を見るなどのインプットの作業だけでなく、市販の問題集などを通して自分の知識をアウトプットすることで、より有効な勉強ができるでしょう。
夏休みは毎日、1・2年生の範囲を中心に、最低一冊の参考書、もしくは問題集を決めて、毎日解くようにしてください。
ここで重要なのは、一度解いて終わりにしないことです。
同じ問題でも、2・3周することでより確実な知識が身につきます。
反対に、1周解いただけで、別の問題集に移行するのは、効率の良い勉強法とは言えません。
ちなみに、私の指導する愛大研では最低3周は問題集を解くことを義務付けています。
3年生 2学期
3年生の成績を決める上で最も重要な2学期の期末テストがあるので、テスト期間以外にも、日頃から期末テストを見据えた復習をすることが大切です。
それと並行して、実力テストや模試を受ける機会も多いと思います。
それらのテストが近くなったときは、自分が点数がとりにくい分野を中心に勉強して、効果的な復習をしましょう。
期末テストが終わったら、いよいよ本格的1・2年生の範囲の復習を行いましょう。
冬休みからは、過去問を解くことを始めます。
これまで定期的に復習を行ってきた人は、自分がどの範囲を重点的に学習すればよいかわかるはずです。
もし、どのように1・2年生の範囲の復習をすればよいかわからない人は、過去に解いた実力テストや期末テストを見て、自分が特に得点率が悪かった部分を確認するようにしてください。
そのうえで、忘れている基本的な部分を教科書や参考書で確認したうえで、問題を繰り返し解いて、アウトプットを通して知識の定着を図りましょう。
3年生 冬休み
こちらも夏休み同様、復習をするチャンスです。
とはいっても、夏休み程長い期間が取れるわけではないので、効率の良い勉強をする必要があります。
具体的には、過去問を1年分だけ解いてみることがいいでしょう。
もちろん、まだ学習していない範囲があると思いますので、すべての問題が解けるわけではないですが、それでも多くの問題が解けると思います。
それにより、入試本番の具体的な問題傾向や難易度がつかめます。
自分がどの程度通用するのか、どのレベルまで達する必要があるのか、というような明確なイメージが分かるでしょう。
繰り返しになるようですが、その過去問で得点率が低かった分野が、自分の苦手な分野だということを自覚しましょう。
その類題を参考書等から探して、繰り返し解くようにしましょう。
特に数学は、問題傾向が似通っていますので、同じような問題を解けば解くほど、それがそのまま得点アップにつながるのです。
3年生 3学期
3年生の3学期になると、全ての科目で入試本番に出題される範囲を学習し終えるでしょう。
それが具体的にいつになるかは学校によって異なりますが、その新しい範囲が弱点にならないように、授業に集中して取り組みましょう。
特に、理科は終盤に天文分野を学習しますが、この範囲を苦手とする受験生は多くいます。
受験に近い時期に習う人が多いですが、理解が不十分なまま本番に臨むことのないようにしましょう。
また、この時期になると、新しいことを吸収するよりも、より多くの過去問や本番形式の問題を解いて、間違えた部分を復習することで、知識の穴を埋めることが重要です。
基礎的な部分の理解が及んでいないと、テストを解くこと自体が無駄になってしまうので、この時期に入る前に基礎的な知識に不安を残さないようにしておきましょう。
課題を明確にして、合格を掴もう
いかがでしたか?
松山中央高校合格のためには、内申点を上げる、自分の苦手教科を克服するなど、自分の課題を明らかにして、勉強の指針を立てることが大切です。
自分の現在地を確認した上で、効率の良い勉強方法を確立することが、松山中央高校合格のためには不可欠です。
しかし、このような課題設定や、学習計画の設定に不安を覚える方も多いと思います。
そんなあなたには、この記事を作成した愛大研がサポートを行いますので、是非ご気軽にご相談ください。
この記事を読んでくれたあなたが、課題を克服し、松山中央高校に合格できることを応援しています。
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