こんにちは、愛大研公式ブログ編集部の縄田です。
この記事をご覧になったあなたは、
- 香川大学教育学部ってどんなところ?
- 香川大学の偏差値や難易度ってどのくらいなんだろう…
- 教育学部に興味があるが香川大学と他で迷ってる…
などさまざまな思いや悩み、不安があるかと思います。
本記事ではそんなあなたに、
実際に教壇で高校生を指導し、入試に精通しているプロの講師の立場から香川大学教育学部に合格するための受験戦略を徹底解説していきます。
ぜひ進路設計の参考にしてくださいね。
香川大学教育学部の特徴
課程 | コ ー ス | 分 野 | 領 域 |
学校教育教員養成課程 | 幼児教育コース | ||
小学校教育 コース |
教育課題探究分野 | 教育領域 心理領域 生活・総合領域 | |
特別支援教育分野 | 特別支援教育領域 | ||
教科教育分野 | 国語領域 社会領域 数学領域 理科領域 音楽領域美術領域 保健体育領域 技術領域 家庭領域英語領域 | ||
中学校教育コース | 国語領域 社会領域 数学領域 理科領域 音楽領域美術領域 保健体育領域 技術領域 |
*香川大学教育学部学部案内から引用
香川大学の教育学部は、平成30年度から学校教育教員養成課程となりました。
学校教育教員養成課程とは、簡単にいうと学校の先生の養成に特化した課程ということです。
また、自分の専攻領域だけではなく、他の領域の免許も取得が可能です。
例えば、幼児教育コースの場合、幼稚園教諭1種、保育士の免許を卒業要件として取得します。
しかし、任意で小学校教諭1種、特別支援学校教諭1種も取得可能です。
教育現場に身を置きたいと考えている方には、
入学後に選択肢を増やすこともできるのでおすすめの学部です。
同様に、愛媛大学教育学部でも同じようなシステムが採用されています。
また、共通テストの平均点はほぼ同水準であり、試験配点も非常に似ています。
対策も愛媛大学教育学部とほとんど変わらないと言えます。
↓詳細についてはこちらに記しています。ぜひ参考にしてください。↓
愛媛大学教育学部に合格するには?【偏差値、ボーダーラインをプロが解説】
香川大学教育学部の入試状況
受験対策をするうえで、志望校や学部の入試情報を知ることは非常に大切です。
そこで、香川大学教育学部の前期試験の情報を
「入試科目・配点」と「入試結果」に分けて見ていきましょう。
この記事では前期試験について書いていきます。
入試科目・入試配点
まずは、入試科目を確認していきましょう。
香川大学教育学部の入試では、文系、理系どちらからでも受験が可能です。
以下が入試科目、配点となっています。
国語 | 外国語 | 数学 | 地歴公民 | 理科 | 実技 | 合計 | |
共通テスト | 200 | 200 | 200 | 200or100 | 200or100 | 900 | |
二次試験 | (200) | (200) | (200) | (200) | (200) | 200 |
共通テスト(900)+二次試験(200) 計1100点満点 |
入試結果
ここで過去3年間の小学校教育コース前期日程の入試結果を確認してみましょう。
共通テスト
平均点 |
共通テスト
合格者最低点 |
2次試験
平均点 |
2次試験
最低点 |
合格者
総合平均点 |
合格者
総合最低点 |
|
令和4年度 |
544 |
477 |
139 |
99 |
683 |
642 |
令和3年度 |
604 |
562 |
137 |
71 |
731 |
681 |
令和2年度 |
607 |
552 |
124 |
88 |
731 |
682 |
※図の数字は小数点を四捨五入しています。
※令和2年度ではセンター試験の点数を表示しています。
香川大学教育学部の偏差値は、53~59と言われています。
共通テストの合格者平均点が600点ほどであることや
2次試験平均点が6割から7割であることから
確実に合格を目指すには、
- 共通テストでは、低く見積もって6割7分
- 2次試験でも7割程度
の得点率が求められます。
いわゆるボーダーラインとは、この合格者最低点を参考にするとよいでしょう。
次に、最終志願者倍率を見ていきましょう。
令和4年度 | 令和3年度 | 令和2年度 | |
最終志願者倍率 | 2.1倍 | 2.2倍 | 1.9倍 |
実質倍率 | 1.9倍 | 2.0倍 | 1.7倍 |
毎年2倍前後に推移していることから、今後もこの傾向は続くと考えて良いでしょう。
香川大学教育学部の合格に向けた受験戦略

ここからは確実な合格に向けた具体的な受験戦略を解説していきます。
自分の立ち位置を確認する
最初にすることは、なんといっても今の自分の現状を知ることです。
現状を知る1つの方法としては学校での模試を振り返るということをオススメしています。
まだ共通テスト対策の模試を受けたことがない人は、
センターの過去問、共通テスト過去問、共通テスト対策の模試の過去問を1年分解いてみましょう。
本番のレベルを知ることによって、自分が合格に向けてどれほど勉強しなければならないのか把握できます。
確実に合格を狙うために、試験本番、
特に共通テストでの各予備校が出す判定ではB〜A判定を出して欲しいところです。
この判定を模試や本番で安定して出すために、逆算で勉強計画を立て、
今自分がやるべき勉強をする必要があります。
愛大研、愛大家庭教師研究会ではこの勉強計画や進め方、
解き方まで完全サポートする自習コンサルティングを行っています。
下記に詳細な説明を記載しています。ぜひご覧ください。
関連ページ→自習コンサルティングとは
関連記事→第一志望逆転合格を実現する!愛大研の指導や自習コンサルティングを徹底解説
基礎固めが合否を決める。
香川大学教育学部で合計点の7割を占める共通テストでは90%基礎的な部分が問われます。
例えば、数学であれば典型問題があります。
その問題を確実に正解できることが安定して7割を取るためには重要になってきます。
他の科目も同様に、基本事項があり、ここをきちんと抑えていくと共通テストでもきちんと点数を確保できます。
2次試験でも、基本事項を抑えて初めて解ける応用問題が多いです。
応用問題は、例外なく基礎問題の組み合わせでできています。
いきなり応用問題に手を出しても全く意味がないです。
コツコツ基礎を積み重ねていきましょう。これが1番の近道であり、王道です。
暗記科目の点数は死守すべきである。
特に、社会などの暗記科目では、共通テストの目標得点率を9割として下さい。
これは、もし主要科目で大コケした時の転ばぬ先の杖となるからです。
主要科目で安定して取るのはなかなかに難しいですよね。
特に国語は点数が大きくブレる人が多いです。
ある程度安定させることはもちろん可能ですが、ここに期待と依存はできません。
その反面、暗記科目は覚える作業がほとんどですから、点数が非常に安定します。
もし、主要科目で7割取れなかった時の保険として、暗記科目9割なんです。
主要科目でもし大コケしても、この暗記科目が助けてくれます。
主要科目がうまく7割取れたら、
暗記科目での得点9割のおかげで合格により近づきますよね。
暗記科目は、やればやっただけ成績に反映されます。
ここは必ず死守しましょう。
共通テストと2次試験、どちらから対策すべきか。
共通テストと2次試験、どちらから対策したらいいの?と悩む方もいると思います。
そんな人は、絶対に共通テストの方から対策してください。
共通テストで十分な得点を稼げなければ、香川大学教育学部の2次試験を受けられなくなる(志望校を下げざるを得ない)可能性があります。
香川大学教育学部の”共通:2次”の割合は”8:2”ですから、共通テストで大きくコケてしまった場合、
相当な“2次力”がない限りは逆転合格をすることはほぼ不可能となってしまうからです。
また、共通テストは基礎的なことが問われるため、まずは基礎を固めることが大事です。
基礎をしっかり固めていると、2次試験は共通テスト後にしっかり対策すれば十分に間に合います。
これらを踏まえ、まずは共通テスト対策から始めましょう。
香川大学教育学部合格に向けた具体的な各科目の対策

ここからは1年間を通して、英語、数学、国語でどのような勉強をすればいいのかについて解説します。
英語
英語は、まずは単語帳の暗記から始めましょう。国立大学を突破するにあたって、
単語帳1冊を覚えておくことは大前提です。
8月末までには、1冊の単語帳の8~9割を覚えておくことが望ましいです。
理由は、それ以降は、どんどん英語長文を読んで演習を積んでいって欲しいからです。
また、文法の基礎は徹底しておきましょう。
英語長文は文法の理解なくして読むことは不可能です。
文法問題集を一通り解いた後、間違えたところは総合英語などを用いて復習をしつつ、
英語長文で分からなかったところも適宜復習してコツコツ知識を増やしていきましょう。
10月、遅くても11月ごろから、センター試験、共通テストの過去問を解いていきましょう。
間違えた原因を1つずつ潰して身につけていくと、10年分ほど解ききった時にはかなり実力がついています。
無事共通テストが突破できれば、あとは2次試験対策ですが、
試験日までの約1ヶ月で十分記述対策は可能です。
まずは過去問を解いて、レベルを体感しましょう。
香川大学の英語は記述式がメインです。試験本番まで毎日英文和訳に取り組んでください。
その際、プロの添削指導をしっかり受けることをお勧めします。
自分では気づけないミスや、上手な訳出のポイントを伝えてもらえるからです。
初めは上手い訳出ができないですが、毎日真面目に取り組んでいくだけで綺麗な日本語訳ができるようになってきます。
数学
数学は、基本事項、典型問題を抑えることが最重要です。
数学できませんっていう生徒に限ってほぼ100%基本事項をきちんと抑えられていません。
ただ公式暗記をして、ただ問題を解いて…を繰り返すことは全く成績UPに繋がりません。
大事なのは、“なぜこの公式が成り立つのか、なぜこの解き方をするのか”を全て自分で説明できることです。
普段の学習をなんとなくで済ませていませんか?公式の丸暗記になっていませんか?
例えば、二次関数の解の公式って、自分で導き出せますか?
こういったことを自分でできるようになると、数学は伸びが全く変わってきます。
これらを踏まえ、チャート式などの問題集で典型問題を抑えていきましょう。
共通テストは、上記ができていれば、あとは問題形式に慣れるだけです。
11月ごろから共通テスト、センター試験の過去問を解き始めましょう。
国語
共通テスト対策と二次試験対策は並行して行いましょう。
国語も8月末までに基礎事項を押さえておくのが望ましいです。
具体的には、古文の単語・文法・背景知識、漢文の句法・熟語の読み・意味です。
共通テストの国語の200点のうち、100点は古文漢文が占めます。
国語で安定して点数を出すには、この古文漢文をいかに失点しないかが重要となります。
漢文は比較的簡単で、句法と漢文独特の単語の読み・意味を覚え、
共通テスト、センター試験の過去問演習をしっかり行うと点数は安定してきます。
その反面、古文は、覚えることがたくさんあります。
単語や文法はもちろん、背景知識もある程度理解しておく必要があります。
例えば、中宮ってすぐ何か説明できますか?
正解は、天皇の正妻のことです。
古文常識と言われるもので、知っているといないとでは内容理解に大きな差が出ます。
マドンナ古文常識などを使って勉強していくのが良いでしょう。
また、古文の単語は8月末にはほとんど暗記できている状態が望ましいです。
9月以降は問題集などで演習の時間を確保する必要があるからです。
また、古文の単語は1つの意味だけではなく、2つ目、3つ目の意味の漏らさず覚えるようにしましょう。
過去のセンター試験では、何度も単語の2つ目、3つ目の意味を問う出題がありました。
もし失点すると、1問約5〜7点ですが、これ、相当重いです。細かなところもしっかり落とさないよう覚えておきましょう。
また、古文の文法を勉強する際、1番のおすすめは全文現代語訳です。
1文ずつ丁寧に訳していくことで、10長文ほど訳し終えた頃には大体の文法知識が出てきているはずです。
これらを文法書を引きながら何度も復習することで着実に力はついていきます。
横着をせずに真摯に取り組んでいきましょう。
あなただけの戦略と計画で合格を勝ち取ろう!

いかがでしたか?合格への道のりは険しく困難なことも多いと思います。
そのため計画的に勉強をし、苦手を把握し1つずつ克服していくことが大事です。ここであげた勉強は一例にすぎませんので、これを基に自分なりの計画を立てることもいいでしょう。
しかし、自分だけで目標を立てるのが不安だったり、やり方がわからない人も多いかと思います。そんなときには気軽にご相談ください。
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