こんにちは。香大研公式ブログ編集部です。
この記事をご覧になられているあなたは、
- 香川大学経済学部に合格したいけど、どう勉強を進めれば良いかわからない…
- 経済学部に興味があるけど、入試はどんな感じなのかな?
- 香川大学に行きたいけど、どこに進むべきか決めかねている…
など、さまざまな想いや考えがあるかもしれません。
この記事ではそんなあなたにプロとして実際に教壇に立ち、高校生に受験指導している講師の立場から、
香川大学経済学部に合格するための
- 知識(入試、偏差値、倍率など)
- 具体的な得点ボーダー
- 受験戦略
まで徹底解説していきます。
ぜひ、進路の参考にしてみてください!
香川大学経済学部の魅力
まずここでは、香川大学のすごいところや魅力について少し触れています。
もし興味が沸いたらリンクを貼っておくのでぜひ、香川大学経済学部のHPもご覧になってください!
ここがすごい!香川大学経済学部!
香川大学経済学部は、四国国公立で唯一経済学部があるところなんです。
ですから、進学は四国で!っていう人にはおすすめですね。
戦前は前身である高松高等商業学校という、今の横浜国立大学経済学部・経営学部の前身と並ぶ
名門であり、今でも実業界に太いパイプがあると言われています。
就職も強い!香川大学経済学部!
就職に関しては大学側の支援体制が充実しており、
97.3%という高い就職率を誇っています。
またブランドの力もあってか、
その就職先の52.7%は大企業・公務員が占めています。
就職先の質も申し分ないと言えるでしょう。
少人数制教育の実践
香川大学経済学部は、少人数制教育を行なっています。
学生1学年250人が在籍しているのに対し、約50人の教員が教育・研究を行なっています。
単純計算で、学生5人に対して教員が1人ということになり、教員や友人との人間的な交流も図ることが可能です。
1年次からゼミに所属することになり、充実し行き届いた指導が行われます。
専門性を深めたい人には非常におすすめできますね。
香川大学経済学部の入試状況
受験対策をするうえで、志望校や学部の入試情報を知ることは非常に大切です。
そこで、香川大学経済学部の情報を
- 入試科目・配点
- 入試結果
- 偏差値
- 倍率
に分けて見ていきましょう。
この記事では前期試験について書いていきます。
入試科目・入試配点
まずは、入試科目を確認していきましょう。
香川大学経済学部の入試では、文系、理系どちらからでも受験が可能です。
入試の特徴として、受験科目が非常に幅広い(選択科目が多い)です。
なんと11パターンの受験が可能です。
ここでは全てを書くことが厳しいので簡単にまとめています。
詳細は上の入学者選抜要項で確認して見てくださいね。
以下が入試科目、配点となっています。
国語 | 外国語 | 数学 | 地歴公民 | 理科 | 合計 | |
共通テスト | 200or300 | 200or300 | 200or300 | 200or100 | 200or100 | 900 |
二次試験 | 200 | 200 |
共通テスト(900)+二次試験(200) 計1100点満点 |
入試結果
ここで過去3年間の経済学部の入試結果を確認してみましょう。
共通テスト
平均点 |
共通テスト
合格者 最低点 |
2次
試験 平均点 |
2次
試験 最低点 |
合格者
総合 平均点 |
合格者
総合 最低点 |
|
令和6年度 | 596 | 542 | 140 | 97 | 737 | 693 |
令和5年度 | 599 | 464 | 124 | 73 | 722 | 576 |
令和4年度 | 588 | 535 | 128 | 83 | 716 | 684 |
※小数点以下切り捨て
偏差値
香川大学経済学部の偏差値は47.5と言われています。(参考:パスナビ)
あくまで参考値ですが、模試などを受けた際はこれを基準にしてみると良いでしょう。
倍率
次に、最終志願者倍率を見ていきましょう。
令和6年度 | 令和5年度 | 令和4年度 | |
最終志願者倍率 | 3.2倍 | 1.9倍 | 3.0倍 |
実質倍率 | 2.6倍 | 1.4倍 | 2.5倍 |
毎年2倍前後に推移していることから、今後もこの傾向は続くと考えて良いでしょう。
合格最低点から導かれるボーダーライン
改めて、合格者最低点を見ていきましょう。
これがいわゆるボーダーラインというものです。
なお、合格者最低点は香川大学のホームページに載っています。
共通テストの得点率、ボーダー
見るべきポイントは、各試験における満点と最低点です。
ここから得点率を割り出しましょう。
ここでの得点率とは、合格するための”最低点を満点で割って出す”ものを言います。
共通テスト
平均点 |
共通テスト
合格者 最低点 |
2次
試験 平均点 |
2次
試験 最低点 |
合格者
総合 平均点 |
合格者
総合 最低点 |
|
令和6年度 | 596 | 542 | 140 | 97 | 737 | 693 |
共通テスト配点の満点は900点で合格者最低点は542点です。
得点率=得点÷満点×100で求まるので
542÷900×100=60.0%
つまり共通テストにおける合格者最低得点率は60.0%となります。
2024年度の前期日程で経済学部に合格するためには、
共通テストで最低でも6割以上の得点が必要ということが分かります。
ただしこちらは最低限のボーダーラインですので、個別試験で高得点を目指さなければなりません。
共通テストでは、実際はもっと高い得点率を目指した方がいいでしょう。
具体的には、6.5割以上の得点率を目指していきましょう!
個別試験(二次試験)の得点率、ボーダー
ここまで共通テストの得点率を確認しましたが、個別試験はどうでしょうか。
2024年(令和6年度)の経済学部前期日程は200点満点中、合格者最低点は97点です。
つまり、得点率は48%となっています。
ただしこちらはあくまで参考に留めるくらいにしておきましょう。
具体的には120点以上を目指すことをおすすめします。
総合点の得点率、ボーダー
総合点も見てみましょう。 (2024年度)
満点は1100点で、最低点は693点です。
総合点の得点率は63%。
つまり、共通テストで最低点(542点)を取った場合は個別試験(平均140点)で
693(総合合格者最低点)ー542(共通テスト点)=151点
を取らなければならないということですね。
今回は経済学部の一般入試前期日程を例に挙げました。
同じようにして、あなたの志望する学部とコースのボーダーラインも割り出してみて下さい。
今から入試に向けてどのくらい勉強しなければいけないのか見えてくるはずです。
難易度と得点率は年度によって変わるので注意!
香川大学のホームページには過去18年分の合格者情報について載っているので確認してみてください(少なくとも3年分は見ておくと傾向が掴めます)。
香川大学の過去3年分の合格者の成績は以下にありますので、受験をお考えの方は参考にしてみてくださいね。
香川大学経済学部の合格に向けた受験線略

ここからは確実な合格に向けた具体的な受験戦略を解説していきます。
自分の立ち位置を確認する
最初にすることは、なんといっても今の自分の現状を知ることです。
現状を知る1つの方法としては学校での模試を振り返るということをオススメしています。
まだ共通テスト対策の模試を受けたことがない人は、センターの過去問、共通テスト過去問、共通テスト対策の模試の過去問を1年分解いてみましょう。
本番のレベルを知ることによって、自分が合格に向けてどれほど勉強しなければならないのか把握できます。
確実に合格を狙うために試験本番、特に共通テストでの各予備校が出す判定ではB〜A判定を出して欲しいところです。
この判定を模試や本番で安定して出すために、逆算で勉強計画を立て、今自分がやるべき勉強をする必要があります。
基礎固めが合否を決める。
香川大学経済学部で合計点の8割を占める共通テストでは90%基礎的な部分が問われます。
例えば、数学であれば典型問題があります。
典型問題を確実に正解できることが安定して7割を取るためには重要になってきます。
他の科目も同様に、基本事項があり、これらをきちんと抑えていくと共通テストでもしっかり点数を確保できます。
2次試験でも、基本事項を抑えて初めて解ける応用問題が多いです。
応用問題は、例外なく基礎問題の組み合わせでできています。
いきなり応用問題に手を出しても全く意味がないです。
コツコツ基礎を積み重ねていきましょう。これが1番の近道であり、王道です。
暗記科目の点数は死守すべきである。
特に、社会や理科などの暗記科目では、共通テストの目標得点率を9割として下さい。
これは、もし主要科目で大コケした時の転ばぬ先の杖となるからです。
主要科目で安定して取るのはなかなかに難しいですよね。
特に国語は点数が大きくブレる人が多いです。
ある程度安定させることはもちろん可能ですが、ここに期待と依存はできません。
その反面、暗記科目は覚える作業がほとんどですから、点数が非常に安定します。
もし、主要科目で7割取れなかった時の保険として、暗記科目9割なんです。
主要科目でもし大コケしても、この暗記科目が助けてくれます。
主要科目がうまく7割取れたら、
暗記科目での得点9割のおかげで合格により近づきますよね。
暗記科目は、やればやっただけ成績に反映されます。
ここは必ず死守しましょう。
共通テストと2次試験、どちらから対策すべきか。
共通テストと2次試験、どちらから対策したらいいの?と悩む方もいると思います。
そんな人は、絶対に共通テストの方から対策してください。
共通テストで十分な得点を稼げなければ、香川大学経済学部の2次試験を受けられなくなる(志望校を下げざるを得ない)可能性があります。
香川大学経済学部の「共通:2次」の割合は「9:2」ですから、共通テストで大きくコケてしまった場合、
相当な“2次力”がない限りは逆転合格をすることはほぼ不可能となってしまうからです。
コケ方によっては、2次力あったとしても、不合格になる可能性は十分あります。
共通テストにフルコミットすべきと言っても過言ではないですね。
また、共通テストは基礎的なことが問われるため、まずは基礎を固めることが大事です。
基礎をしっかり固めていると、2次試験は共通テスト後にしっかり対策すれば十分に間に合います。
これらを踏まえ、まずは共通テスト対策から始めましょう。
香川大学経済学部合格に向けた具体的な各科目の対策

優先すべきは英語
共通テストと2次試験、合わせて1100点のうち400~500点分を英語が占めています。
また、二次試験の科目が英語で配点が200点となっています。
これらのことを踏まえ、まずは英語の共通テスト対策から始めるのがいいですね。
英語
では、英語をどのように勉強していけばいいのでしょうか。
英語は、まずは単語帳の暗記から始めましょう。国立大学を突破するにあたって、単語帳1冊を覚えておくことは大前提です。
3年生の8月末までには、1冊の単語帳の8~9割を覚えておくことが望ましいです。
理由は、9月以降はどんどん英語長文を読んで演習を積んでいって欲しいからです。
また、文法の基礎は徹底しておきましょう。英語長文は文法の理解なくして読むことは不可能です。
文法問題集を一通り解いた後、間違えたところは総合英語などを用いて復習をしつつ、英語長文で分からなかったところも適宜復習してコツコツ知識を増やしていきましょう。
10月、遅くても11月ごろから、センター試験、共通テストの過去問を解いていきましょう。
間違えた原因を1つずつ潰して身につけていくと、10年分ほど解ききった時にはかなり実力がついています。
無事共通テストが突破できれば、あとは2次試験対策ですが、試験日までの約1ヶ月で十分記述対策は可能です。
まずは過去問を解いて、レベルを体感しましょう。
香川大学の英語は記述式がメインです。試験本番まで毎日英文和訳に取り組んでください。
その際、プロの添削指導をしっかり受けることをお勧めします。
自分では気づけないミスや、上手な訳出のポイントを伝えてもらえるからです。
初めは上手い訳出ができないですが、毎日真面目に取り組んでいくだけで綺麗な日本語訳ができるようになってきます。
香川大学経済学部合格に向けた共通テスト対策
関連記事→香川大学の偏差値や合格最低点から考える「香大のレベルとは?」
こちらに詳しく記載していますので、ぜひご覧ください。
あなただけの戦略と計画で合格を勝ち取ろう!

そのため計画的に勉強をし、苦手を把握し1つずつ克服していくことが大事です。ここであげた勉強は一例にすぎませんので、これを基に自分なりの計画を立てることもいいでしょう。
しかし、自分だけで目標を立てるのが不安だったり、やり方がわからない人も多いかと思います。そんなときには気軽にご相談ください。
1年後の大学入学試験までに自分の成績を一番上げられるのはどこか考えてみてください。
ただし、どこへ行ったとしても実際に頑張るのは君自身です。
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