愛媛大学医学部医学科の2次試験ってどんな対策をしたらいい?【現役愛大医学生が語る】

愛媛大学医学部医学科に合格するには 愛媛大学対策

みなさんこんにちは!

愛大研ブログ編集部の中川です。

 

この記事を読んでいるあなたは、

愛大医学部医学科の2次試験大丈夫かな…

・共通テストはいけそうだけど2次が不安。

・愛大の医学部医学科って倍率高いけど、2次試験は難しいのかな?

という風に思っていませんか?

 

医学部受験はどうしても2次試験の配点の割合が高いので、気になってしまいますよね。

実際に、医学部受験を乗り越えるためには2次試験での得点は共通テストよりも重要です。

 

ですので、今回の記事では愛媛大学医学部医学科受験についての

  • 合格するための基準点
  • 試験の特徴や傾向
  • 具体的な対策方法
  • 現役医学生講師による合格体験記

を中心にお伝えしていきます!

愛大研の講師でもある愛媛大学医学部医学科に合格経験のある現役医学生による解説もあります。

合格を勝ち取りたいあなたは、ぜひ最後まで読んでくださいね!

 

愛媛大学医学部医学科の2次試験って何点取ればいい?

まず、大前提の知識ですが愛媛大学を含めた国公立大学の一般入試に合格するためには、

共通テストと2次試験の点数を合わせた合計点で高得点を取らなければなりません。

これは当たり前の知識ですね!

不安な人は、愛媛大学医学部医学科の入試についてまとめた記事があるので、読んでおいてくださいね。

(参考記事:愛媛大学医学部医学科に合格するには【傾向と対策をプロが解説】

 

さて、ここで知っておきたいのが合格最低点です。

合格最低点とは、合格者のうちの一番低かった点数のことで大学の公式HPで正式に公表されています。

要するに、この合格最低点より高い得点を取っておけば合格する可能性は一気に高くなるということです。

目標を立てる上での一番の指標になります。

 

愛媛大学医学部の合格最低点は、公式HPによると以下のようになっています。

共通テスト最低点 2次試験最低点 総合点最低点
令和4年度 307/450 506/700 863/1150
令和3年度 337/450 476/700 852/1150
令和2年度 430/550 482/700 952/1250

※令和2年度はセンター試験の得点であり、当時は国語の点数200点だったため、合格最低点が100点近く変わっています。

 

この結果によると、最低でも2次試験で70%ほどの点数を取る必要があることがわかります。

しかしそれは共通テストでいい点を取っていることが前提なので、最低でも75〜80%は取る必要がありそうです。

かなり高得点を取らなければいけませんね。

2次試験の配点が高いからといって、容易い挽回できるほどの差をつけることは大変になりそうです。

平均点が高い分、競争が激しくなる一方なのでより徹底した準備が必要になることでしょう。

 

合格経験者が語る2次試験の特徴と傾向

続いては、2次試験の特徴と傾向について教科別に分けて解説していきます。

ここからは、愛大研の講師であり愛媛大学医学部医学科に合格経験のある小田講師が解説をしてくれます。

小田講師は、愛媛県内の高校から愛媛大学医学部医学科に進学しており、現在も高レベルの大学受験科目の指導をおこなっている信頼のおける講師です。

それではよろしくお願いします!

 

みなさんこんにちは!愛大研講師の小田です。

僕の経験に基づき皆さんのお役に立てる内容をお伝えしたいと思いますのでよろしくお願いします。

 

まずは概要についてです!

そもそも愛媛大学医学部医学科の2次試験は、数学・理科・総合問題の3教科と面接に分かれており配点は以下の通りです。

数学 理科 総合問題 面接
200 200 200 100

同じ大学の他学部に比べて科目も多い上に、配点も全体の約60%と非常に高いです。

が、大丈夫です!落ち着いてください!

 

愛媛大学医学部医学科の数学と理科は、他大学の医学部の入試に比べると少し簡単な内容になっています。

ですので、きちんと特徴や傾向を把握して対策をすることが出来れば、高得点を取ることも決して不可能ではありません。

それでは、教科別の具体的な特徴と傾向について見ていきましょう!

数学

まずは数学からです。

愛媛大学医学部医学科の数学は、他の国公立大学医学部に比べて簡単と言われています。

なぜなら、他の理系学部と同じ問題を使用しているからです。

医学部オリジナルの問題ではないので、対策は行いやすいですね!

 

また、少し気をつけないといけないのは、愛媛大学の問題は数学の問題は全学部で同じ冊子を配られて、その中から医学部の指定された3つの大問を解くようになります。

若干変わった形式になっているので、当日の緊張などから解く問題を間違えないようにしましょう。

実践に近い形で過去問を解いておくといいでしょう。

 

問題の特徴として、解法はシンプルですが計算量が問われる問題がとても多いです。

1つの大門の中が7,8問の小問から構成されており、流れを意識した解答が必要になります。

数学Ⅲの分野もそれほど多くなく、数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・Bの基礎的な部分が多く問われので、基礎基本の徹底も必要となってくるでしょう。

ですが、問題はそれほど多くないので落ち着いて解けるよう準備をしておきましょう。

 

理科

続いて理科について見ていきましょう。

愛媛大学医学部医学科の理科は100分の試験時間で物理化学の2科目を解かなければなりません。

物理の大問が2つ、化学の大問が5つの合わせて大問7つ分の構成になっており、非常に問題量が多いです。

かなりの集中力が必要になります!

ですが、数学と同じように他の理系学部の問題を流用しており、難易度はそれほど高い訳ではありません。

 

物理に関しては、基礎的な内容が多いですが文章題の中で記号がとても多く使われています。

教科書の内容をきちんと理解して、計算に慣れておけば問題なく解けるでしょう。

しかし時間は限られているので、詰まらずにスムーズに解答できるようにしなければなりません。

 

続いて化学ですが、細かい知識が聞かれることが多いので教科者に加えて少し発展的な内容を暗記しておく必要があります。

特に単語を問われることが多いので、どれだけ暗記しておけるかが重要になります。

こちらも解答時間は限られているので、きちんと使える知識になるまで対策しておきましょう!

総合問題(英語)

最後は総合問題についてです。

そもそも総合問題とは、要するに英語と国語の複合問題といっていいでしょう。

ほとんどが英語の長文の読み取りから、日本語の文章で答える問題になっており学力と倫理観が同時に試されるのです。

この総合問題を攻略するには、英長文の中から散らばった情報を問題の指定された語句数で整理する力が必要になります。

どういうことかと言うと、共通テストの英語は傍線部付近に明確な解答を意味している文が多いですが、
それに対して総合問題の英長文では一つの問題に対して複数の文から根拠を引っ張ってくることが重要です

つまり、ただ知識を持ち合わせただけでは解けないのが総合問題です。

普段勉強している知識をただ暗記するだけではなく、理解した上で論理的に整理する力が必要になりますね。

合格経験者が語る2次試験に向けた具体的な対策

先ほどの特徴と傾向についてはいかがでしたでしょうか?

もしかしたら思ったよりも簡単そうだと思った人は多いのではないでしょうか。

 

そうです。問題自体は他学部のものと流用している部分も多く、特別な問題が出るようなことはありません。

 

医学部受験だからといって何か特別なことが必要なわけではなく、

やはり一番大事なのは基礎基本ということですね!

これから対策の仕方を教科別にまとめていきます。

数学

まずは数学からです。

愛媛大学医学部医学科の数学は、いかにして多くの計算をこなすかが重要になってきます。

普段からどんな計算にあたっても計算ミスを起こさないように計算を繰り返しやっておきましょう。

 

また、高3の数学Ⅲを含めて全ての範囲を高校2年生までに一通り終わらせて、問題の演習に入っていけるようにしましょう。

使う問題集は「青チャート」で十分です。

青チャートに記載されている問題で分からないは1つも無い!と言えるところまで演習を繰り返しましょう。

このような問題集は2,3周が基本です。

色々な問題集に手を出すのではなく。同じ問題集を繰り返しやるようにしましょう。

またちなみにですが、過去問の演習には愛媛大学だけでなく、合格の基準が似たレベルの岡山大学も解くようにしていました。

理科

続いて理科について解説していきます。

 

まずは物理に関してですが、難易度は教科書の内容の発展程度です。

しかし、公式だけを丸暗記したり、基本的な解法だけを覚えておくような表面的な理解では通用する問題ではありません。

公式の表現が変わったり、初見の解法でも解けるようにしておく必要があったりするので、公式の意味や教科書の内容の理解まで徹底的に行っておきましょう。

こちらも数学と同様にさまざまな教材に手を出すのではなく、中程度のレベルの問題集を繰り返して解きましょう。

おすすめは「良問の風」です。

基本的な内容がシンプルにまとめられており、文章題にも対応が可能です。

 

次に化学についてですが、化学は他の教科に比べて比較的細かい知識を問われます。

教科書の隅に記載されているような単語が問われることも少なくありません。

暗記した内容が問われる問題が多い上に、
物理と合わせて試験時間が用意されているので、スムーズに解くことが求められます。

全体を通して知識の整理が出来ている必要があります。

 

少しハイレベルな内容ですが、きちんと知識を身につけておけば問題ありません。

教材は「重要科学問題集」がおすすめです!

こちらも繰り返し勉強しましょう!目安は2,3周です!

総合問題(英語)

最後は総合問題についてです。

傾向と特徴にて触れている通り、複数の根拠を100字程度にまとめて解答するような問題が多いです。

複雑な解答になり文字数が足りなくなってくるような問題も出てくるので、指定文字数以内でうまくまとめるような論理的な力も必要です。

 

また、200〜300字で受験生の考え方を問うような問題も出題されます。

ですから、英語の対策だけでなく、日本語の問題でもいいので小論文も対策もしましょう。

私は、現役生の時に総合問題の対策の一環で小論文も解いていました。

ただし、それほどたくさんの文章を書く必要はないので、対策は共通テストが終わってからでも十分でしょう。

普段からある程度、医療に関するニュースや問題について触れておくことが高得点につながります。

合格の経験に基づく実践的アドバイス

愛媛大学医学部医学科

対策についていかがだったでしょうか?

人によって得意不得意があるとは思いますが、自分の場合には全教科で9割取るぞと言う気持ちで受験に臨んでいました。

得意教科の数学は満点近く取れるように、過去問にわからない問題が出なくなるまで勉強する日々です。

 

しかし大前提、共通テストの点数が良くないと話になりません。

愛媛大学医学部医学科は合計点8割は取らないと合格は難しいです。

ですので余裕のあるペースで対策できるように心がけましょう。

私の高校3年生の夏休みに入る前には数年分の過去問は数年分解いており、
夏休みでは2次試験の対策にも入ることが出来ました。

このペースでようやく高得点を取るための発展的な対策に時間を割くことが可能です。

何より精神面での負担もかなり少なくなります。

受験というのはかなり時間が長いので、常にやる気をキープするのも難しい話です。

苦しい戦いにはなるかもしれませんが、みなさんのご健闘を祈ります!

頑張ってください!

あなただけの戦略と計画で合格を勝ち取ろう!

徳島大学医学部医学科 受験対策
いかがでしたか?
医学部合格への道のりは、事前に傾向などの内容をよく知り、それに合わせた計画的な対策が必要になってきます。

見て頂いたように愛媛大学医学部医学科の試験では平均点が非常に高いため差がつきにくいです。

合否の差はほんのちょっとした差かもしれません。

周りの受験生にその差をつけるために必要なのが、計画的な受験対策です。

 

最初の計画の立て方が間違っていると、変に遠回りをしてしまったり、間違った方向へ進んでしまったりなど、合格から遠のいてしまうことも多々あります。

しかし、自分だけで目標を立てたとしても、それが正しいのか不安になったり、まずそのやり方がわからない人も多いかと思います。

愛大研では、過去のデータ、あなたの合格への思いと、あなたの現状を基に、しっかりと分析し、あなただけの合格プランを作成させていただき、徹底的なサポートをさせていただきます。

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