愛媛大学附属中学校に合格するためには?【偏差値/倍率/入試/対策方法】解説

中学受験

こんにちは!

愛大研公式ブログ編集部の巻田紗依です。

 

この記事をご覧になられているあなたは、

愛媛大学教育学部附属中学校(通称愛媛大学附属中学校)の受験、進学を考えているけれど、

何から対策を始めていけば良いかわからない…そんな不安を抱えておられると思います。

 

本記事では、そのような不安を払拭するべく、

現在も教育の現場で受験のプロとして指導をする講師の立場から

最新の倍率・偏差値データをもとに愛大附属中学校の実情を整理し、

愛媛大学附属中学校に合格するために必要な情報、対策の仕方までお届けします!

愛媛大学教育学部附属中学校の倍率

愛媛大学教育学部附属中学校

愛媛大学教育学部附属中学校公式HP

まず愛媛大学教育学部附属中学校の最新の倍率(志願者数 ÷ 合格者数)のデータを、令和6年度から令和7年度まで見てみましょう。他の年度とも比べることで、近年の動きが見えてきます。

令和6年度 令和7年度
入試方式 一般入試 連絡入試 一般入試 連絡入試
性別 男子 女子 男子 女子 男子 女子 男子 女子
募集人数 64(連絡入試含む) 64(一般入試含む) 64(連絡入試含む) 64(一般入試含む)
合格者数 30 30 33  43 31 21 34 34
志願者数 79 71 33  43 58  70 34 34
倍率 2.6倍 2.4倍 1.0倍 1.0倍 1.9倍 3.3倍 1.0倍 1.0倍

愛媛県内の他の中学受験校と比べるとかなり人気傾向にあります。

(参考:宇和島南、今治西は定員割れをしています。)

愛光中学校、済美平成中学校では倍率が下がった2024年度(令和6年度)入試で脅威の2.50倍!(男女合計)
また2025年度(令和7年度)入試では、女子の倍率が3倍を超えました。
人気ぶりが伺えます。

この人気ぶりは今後も続いていくでしょう。

ただ他の中学受験校と違って高校入試が必要(ただし連絡入試のため合格しやすい傾向です)なことは確認しておいてください。

 

↓他の松山市内中学受験校の情報はこちらから
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愛媛大学教育学部附属中学校の偏差値

愛媛大学附属中学校 偏差値

また、愛媛大学教育学部附属中学校の偏差値は一般的に55と言われています。

参考:みんなの中学情報

※偏差値は「目安」であり、どの学校のどの情報を対象にしているかで数値が変わることがあります。

中学受験校として特別高い偏差値ではありませんが、図工や音楽、体育など独特な入試を課すため、

しっかりとした対策を行う必要があります。

愛媛大学教育学部附属中学校の入試システムとその対策

愛媛大学教育学部附属中学校の入試システムとその対策

愛媛大学教育学部附属中学校の令和8年度 入学者募集要項を見てみましょう。
愛媛大学教育学部附属中学校では入試において、以下のような形態で実施されます。

配点 時間 1/9(金)
国語(含作文) 未発表 45分 9:00〜9:45
算数 未発表 45分 10:00〜10:45
音楽・図画工作 未発表 45分 11:00〜11:45
体育・面接 未発表 未発表(順番に) 12:35〜16:15

体育・面接では14:30以降、体育・面接の試験が終わった受験者から解散という形です。

2023年度(令和5年度)までは体育試験が撤廃されていましたが、2024年度(令和6年度)より復活しましたね。無いと思っていた方も多いのではないのでしょうか?今からでも対策をしていく必要がありますね。

また、当日は「国語(含作文)→算数→音楽・図画工作→(昼食)→体育・面接の順に実施されます。

そのため、朝から集中して勉強する習慣をつけておくことも大事になってきます。

それではそれぞれの科目についてどういう問題が出るのか、その対策についてお伝えいたします!

国語(含作文)

今年度からこちらも大幅に変わりました。

令和5年度までは、
作文で30分、読解問題と漢字は算数と合わせて45分となっていました。
令和6年度からは、読解問題や漢字と作文を含めて、45分の時間に変更されました。

作文は400字程度→300字程度
読解問題は大問1つ程度→大問1つ(文字数増)または大問2つ程度
に変更されています。

 

今まで以上に問われているのは時間配分です。

作文に時間を取られてしまっては読解問題が解けませんし、読解問題に時間を割いてしまうとほとんど作文が書けないまま提出…ということになりかねません。

  • 日頃から作文と読解問題を合わせて時間を計って解く
  • 附属中入試模試を受ける
    ※模試は個人で申し込むよりも、塾から申し込む方がお安いことが多いです。

など時間制限のある中で時間配分をする力を養っていきましょう。

 

また、記述問題もしっかりあります。

「説明文・論説文」や「物語文・随筆文」の問題を日頃から解いておきましょう。

 

作文について、

過去問などを入手して一度生徒に解いてもらうとわかると思うのですが、
大人が思っている以上に小学生が作文の合格答案を書くことは難しいです。

 

また、一朝一夕で作文力は上がるものではありません。

何度も何度も書き直して、添削指導を受けるなどの早め早めの対策が合格への鍵となります。

特に、添削指導は第三者からの目線で癖や表現、論理展開を指摘してもらうことが非常に重要になってきます。

算数

先述した通り、令和5年度までの算数は、国語と合わせて45分でした。

令和6年度は、算数のみで45分の時間に変更されます。

計算問題や、割合・速さ・図形問題などが幅広く出題されますが、今年度も大きな変化は無いと考えられます。ただ、思考力が問われる問題や、図形問題が増えました。そちらの対策は今まで以上にしていきましょう。

 

ただし、時間が増えた分問題数も2倍程度になる見込みです。

国語と同じく時間配分の力を早めにつけておきましょう。

音楽・図画工作・体育

音楽・図画工作・体育では、小学校で習った基本的な内容が問われます。

音楽では

  • (音楽を聴いて)どんな曲調だったか。何をイメージしたか。
  • 音楽記号の意味・名前

図画工作では

  • 手のデッサン
  • チラシを描いてください

体育では

  • マット運動

などが予想されます。

近年はなかったのですが、令和6年度からは体育の中でも実技が復活しています。

以前の出題から考えると

  • ボールコントロールを使う競技(まっすぐ投げられるか)
  • 走る・跳ぶなどの競技
  • マット運動などの競技

など、3種類ほどの出題が考えられます。

体育が無いとイメージされていた方からすると「体育あるの!?」と構えてしまう部分があるかもしれませんが、
以前通りの出題が続けば、いくつかある難易度から自分ができそうなものを選択できますし、練習時間も設けられます。

対策としては
学校の体育授業を一生懸命取り組むこと、指示された通りに動くこと、気持ちのいい挨拶をすること
を頑張ってもらえたら、そこまで心配する必要はありません。

ただ、小学校で習った実技はできるようにしておきましょう。

面接

コロナ禍の面接では、志願理由の発言に加えて、2つ程度の質問に対してグループに分かれて、それに答えていく形でした。

令和6年度からは、集団面接・集団討論が加わっています。

  • 協調性(最後までお友達のお話を静かに聞けるか)
  • コミュニケーション力

などが求められると考えられます。

お子様にとって、面接練習は経験が少ないと思われます。本番緊張して何も話せない…ということがないように、早め早めに対策をしていきましょう。

受験に向けた計画の設定

愛媛大学教育学部附属中学校入試における合格のプラントは

愛媛大学教育学部附属中学校に合格するには、早期に基礎学力を身につける必要があります。

ここでいう基礎学力とは、小学校1〜6年までの教科書レベルの内容が理解でき、活用できる力のことです。

目安として、遅くとも小学校4年生の夏頃からは対策を始めて欲しいです。

理由は、6年生になると、受験本番に向けた応用問題や音楽・図画工作・体育・面接・作文指導に時間を割く必要があるからです。

基礎学力の定着が遅れてしまうと、その分応用問題などを解いて演習する時間も減ってしまいます。

4年生の夏頃から対策を始められると、余裕を持って基礎学力を身につけることができます。

4年生(3年生2月〜4年生1月)

4年生は、基礎完成+標準問題への橋渡しの時期となります。

愛大附属中学校合格を目指すのであれば5年生から標準問題に入らないと間に合いません。そのために基礎問題を完成させることが大切です。

目安ですが、平日60〜90分/休日2〜3時間は勉強時間を取りましょう。

目標としては下記のようなことが挙げられます。

  • 標準レベルの問題で6割を安定して得点する
  • 記述問題で20〜40字程度なら理由付きの結論を答えられる

 

メニュー例も挙げておきます。

  • 国語:段落ごとに20字〜40字程度の短い記述を書く
    読解問題は設問を先に読んで、本文根拠に線を引き、答案を作成する
    (上記を毎日繰り返す)
  • 算数:計算問題では満点を取れるように練習する
    割合や速さ、図形、場合の数の基本問題を解けるようにしておく
  • 音楽:音符を読めるようにする
    リズムを真似できるようにする
    リコーダーや鍵盤ハーモニカを教科書範囲のものは弾けるようにする
  • 図工:時間内に作品を仕上げる練習をする(20〜30分で塗り絵を完成させるなど)
  • 体育:学校で習ったことをできるようにする

補足で、「字・図・表」が第三者に読みやすいか、説明を口で1分で言えるかなどがチェックポイントになります。

5年生(4年生2月〜5年生1月)

5年生は、応用力と「時間配分」を固める時期となります。

愛大附属中学校合格を目指すのであれば6年生から応用問題に入る必要があります。そのために標準問題を完成させることが大切です。

目安ですが、平日90〜120分/休日3〜4時間は勉強時間を取りましょう。

目標としては下記のようなことが挙げられます。

  • 標準レベルの問題で7割安定
  • 時間配分を習慣化させる

メニュー例も挙げておきます。

  • 国語:時間配分(45分)の練習
    50〜80字で本文根拠の引用・言い換え練習をする(接続語にも注意する)
  • 算数:小問集合は満点を取れるようにする
    比・割合・速さ・図形・和の性質・場合の数を反復練習
  • 音楽:リズム感などをつけるため短い課題を毎日行う
  • 図工:時間内に仕上げる練習(20〜30分でテーマ制作)
  • 体育:学校で習ったことの復習(週2〜3回ほど)
  • 面接:自己紹介や「最近のニュース」などを理由付きで説明する練習(60秒)

また、模試も受験していきましょう。

時間配分・読み違い・計算ミスなど何の力が足りないのかを分析し、5年生の間に基礎・標準力をつけることが大切です。

6年生(5年生2月〜6年生1月)

6年生は、総仕上げの時期となります。

目安ですが、平日120〜150分/休日4〜7時間は勉強時間を取りましょう。

目標としては下記のようなことが挙げられます。

  • 模試で合格基準点+α(大体+15〜20点)を安定して取れるようにする

  • 標準問題で7割安定(国算)/記述の主張と根拠がズレない

  • 算数の小問集合は原則落とさない/大問は途中点の取り方を説明できる
  • 作文300字を時間内に書き切る
  • 音楽:小学校の教科書範囲の問題や音楽は全て暗記する
  • 図工:時間内に課題を完成させる&片付けまでしっかり行う
  • 体育:小学校の教科書範囲の実技は全てできる

 

1年の流れとしては下記のようになります。

前期(2〜7月)

  • 総復習+弱点克服(5年の取りこぼしを分野横断で
  • 算数:標準大問の完答率80%
  • 国語:「記述問題典型文(根拠2つを書いて結論を書くなど)」の癖づけ

夏(8月)

  • 過去問スタート:まず直近2年×1周を試験通りの時間で練習(国算45分の本番想定)

  • 間違えた問題は解き直しノートへまとめる

秋(9〜11月)

  • 模試や予想問題を最低2周する(作文は最後まで書き切る)

  • 実技は本番形式の通し練習をする(時間・片付け・提出手順まで)

直前(12月〜本番)

  • 毎朝計算10題を解く
  • 記述(作文も含)問題を最低2本書き、プロからアドバイスをもらいながら修正する
  • 本番通りの手順で過去問や予想問題を解く(設問全体を確認→捨て問などを決める→解く→10分前見直しなど

 

また、模試は全て受験しましょう。どうしても試験慣れしていないと、本番に緊張してしまい最大限の力が出せないこともあります。

試験慣れのために、英検や漢検、算数検定などを受験するのもおすすめです。

科目も多いのでスケジュールはToDoにし、見える化してあげることが大切です。

基礎学力を早めに定着させ、合格を掴もう

松山西を通過 

いかがでしたか?

愛媛大学教育学部附属中学校合格のためには、早期の基礎学力定着、副教科の対策、時間配分対策など、勉強の指針を立てていくことが重要です。

そして、自分の現在地を把握した上で、効率の良い勉強方法を確立していくことが、合格のためには不可欠です。

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