こんにちは。愛大研公式ブログ編集部の茶山です。
この記事を見てくれているあなたは、
- 何点取ったら松山東に合格できるの?
- 松山東って、どのくらい偏差値が高いの?
- 内申点はどのくらい必要?
なんて思っているのではないでしょうか。
本記事では、松山東高校に合格するために必要な全ての情報をお届けします。
松山東高校を含む、毎年多くの県立高校合格者を輩出する学習塾愛大研のプロ講師の目線で、
松山東高校に合格するために、必要な【内申点・偏差値・当日点】について解説し、合格に向けた勉強方法も紹介しようと思います。
松山東高校の倍率/偏差値
松山東高校(一般入試)の倍率
まず、松山東高校の過去3年間の最終志願倍率を見ていきましょう。
過去の志願状況は以下の通りです。
令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 | |
一般入試募集人数 | 310 | 321 | 321 |
一般入試志願者数 | 355 | 342 | 340 |
倍率 | 1.15 | 1.07 | 1.06 |
県内の県立高校においては最難関ということもあり、逆に倍率は1.1程度に落ち着いています。松山市内の高校の中では平均的な倍率と言えるでしょう。このように、県内最難関公立校の倍率が落ち着いている傾向は他県でも見られます。
松山東高校(特色入試)の倍率
次に、特色入試の倍率をみてみましょう。
令和7年度 | |
特色入試志願者 | 148 |
特色入試合格者 | 39 |
倍率 | 3.8 |
倍率は驚異の3.8倍でした。
「出願条件は満たしているから、受験するだけしてみよう」という方も一定数おられたのではないでしょうか。
出願条件さえ満たしていれば誰でも受験できるため、従来の推薦入試に比べると倍率は高くなりやすいのかもしれませんね。
松山東高校の偏差値
また、松山東高校の偏差値は69ほどと言われています。
愛媛県内の県立高校では1番高いです!
参照元:松山東高校 偏差値-愛媛県の高校
松山東高校合格に必要な内申点、ボーダーラインは?
ここまでの情報を踏まえた、松山東高校合格に必要な内申点(調査書点)、当日点をお伝えします!
一般入試合格に必要な内申点
松山東高校は倍率に関わらず間違いなく県内最難関校です。
また、第1選抜の対象になるためには受験者の中で内申点の上位90%以内に入る必要があります。
そのことを考慮すると、最低限目標としたい内申点は、
3年間で118(平均約4.37)点です。
通知表に4と5が半々くらい並ぶイメージです。ちなみに合格者の平均は120点ほどです。
経験上、118点をとれば、確実に第1選抜に入ることができます。
およそ110点を切るようであれば、第1選抜に入れなくなる可能性がでてきます。
それに加えて、第2選抜の選考枠は30%しかありません。
厳しい枠の取り合いをするよりも、少しでも合格の可能性を高めるため、
松山東高校で第1選抜に入れる内申点118点以上を目標にすることが必要です。
内申点について仕組みや対策をもっと知りたい人は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
関連記事→【誰でもわかる】愛媛の中学生は内申点(調査書点)が超重要な理由
特色入試合格に必要な内申点
特色入試に出願条件に評定平均の基準が設けられているケースがありますが、松山東高校は特に明記されていません。
ただ、「中学校の学習の成績が特に優秀なもの」と記載されているため、評定平均を高い水準で確保することは必要だと推測されます。
また後述しますが松山東高校の特色入試では、調査書(内申点)の配点が全体の60%もあるため、内申点がかなり高得点をとっておく必要があります。
そのことを考慮すると、最低限目標としたい内申点は、
3年間で125(平均約4.62)点です。
合格者の評定がどれくらいであったかは公表されていないためはっきりと分かりませんが、倍率が高いことも加味すると、松山東高校に合格するためには評定平均が5または5に近い値を確保しておきたいところですね。
本番に必要な点数
目標とすべき本番の点数は、
210点を目標にしましょう。
つまり、各教科42点ずつとることが一つの目安となります。
この目標点はあくまで”第1選抜での合格”を前提としています。
第2選抜では本番の点数の比率が高まるため、225点ほどを目標とすべきです。
なぜなら、内申点が110点に満たない場合はその不足点をカバーする必要があるからです。
関連記事→ 愛媛県立高校入試の仕組みやボーダーラインは?対策方法も解説
また、面接にも力を入れることも大切です。
松山東高校の入試システム
一般入試と特色入試の2つに分けて解説していきます。
一般入試の入試科目
松山東高校を含む愛媛県の高校入試では、以下の5科目が入試科目となっています。
英語 | 数学 | 国語(作文) | 社会 | 理科 |
50 | 50 | 50 | 50 | 50 |
各科目50点満点で合計250点満点となっています。
またこれとは別に、面接も科目であるため、面接の対策もする必要がありますが、面接については主に学校で対策をしてくれることが多いです。
特色入試の入試科目
松山東高校の特色入試の入試科目と配点は以下のとおりです。
入試科目 | 調査書 | 小論文 | 面接・集団討論 |
配点比率 | 6 | 2 | 2 |
小論文の実施時間は50分です。
また、集団討論は1グループ5~6人から成り、30分ほどの集団討論を実施したのち、その集団で面接を行います。
一般入試の選抜方法
愛媛県の高校入試では独自の選抜方法が取られています。
ここではその選抜方法を第1選抜、第2選抜にわけてみていきましょう。
内申点の仕組みについては以下の記事を参考にしてください。
関連記事→【誰でもわかる】愛媛の中学生は内申点(調査書点)が超重要な理由
第1選抜
受験者の中で調査書点(内申点)の上位90%が選抜対象となり、ここで合格者の70%が決まります。
ちなみに調査書点は通知表の5段階評価がそのまま点数となり、全部で9教科あるため、
5段階×9教科×3年分=135
より、135点満点となります。
そのため、調査書点135点満点と当日のテスト250点満点の合計点で合否が決まるため、両方で点数が取れることが大事です。
第2選抜
第1選抜選抜で不合格だった受験者と、調査書点が上位90%に残れなかった受験者(第1選抜で対象外だった受験者)が対象となり、ここで合格者の残りの30%が入ります。
当日のテストの点+調査書点+面接・調査書の内申点以外の記録(生活態度の欄など)の合計点で合否が決まります。
またそれぞれの配点割合は高校によって異なり、松山東高校では6:2:2となっているため、それに応じた対策が必要です。
※県立高校の受験の仕組みについては必ず理解しておきましょう!以下の記事で誰でも分かるように解説しています。
関連記事→ 愛媛県立高校入試の仕組みやボーダーラインは?対策方法も解説
【科目別】松山東高校合格ための勉強方法
松山東高校合格のためには、科目ごとにどのような勉強をすればいいのかを知ることが重要です。
ここからは、5教科それぞれの勉強法を紹介していきます。
模試やテストの点数や偏差値を分析した上で、ぜひ参考してください。
国語
国語は、まずは漢字や文法知識といった基本的な問題で点をしっかり確保することが大切です。
漢字は毎年8問出題されていますが、1問も落とさないようにしておきましょう。
集中的に勉強するというよりも、普段の授業や読書を通して、漢字を読む、書くことに慣れておくようにしてください。
文章問題は、まずは抜き出し問題を確実に得点できるようにしましょう。
ただ漠然と読むのではなく、普段から文構成や筆者の主張を意識しながら長文に触れることで得点アップに繋がります。
古文の問題はできるだけ多くの演習を通して、古文に慣れる事が重要です。
それが本番の長い古文の問題に動揺しないことに繋がります。スピーディーに読解できる力が身に付くまで、演習を繰り返しましょう。
作文は、資料を基に自分の意見を分かりやすく述べる能力が必要です。
それを身に付けるためには、多くの作文問題を解くことです。ここで意識してほしいのが、
- 時間を計って行うこと
- 先生や塾講師などの受験のプロの採点を受けること
です。
作文は国語50点のうち10点を占めます。国語で高得点を目指すには、作文で点を落とさない事が不可欠です。
10点中、少なくとも安定して8点は得点できるようにしておきましょう。
数学
県立高校入試の数学ではまず大問1の計算で失点しないようにしましょう。
全問正解が当たり前の状態にしてください。計算ミスが多い場合は普段から途中式を省略しないようにし、ケアレスミスを最小限にできるようにしたいですね。
大問2では広い範囲の内容が1問1答形式で問われますが、できれば全問正解、または1問ミスまでに抑えたいです。
連立方程式、確率、作図など過去問で出た内容を重点的に勉強しておきましょう。
これらの問題の傾向がある程度似通っているので、多く類題を解けば解くほど直接得点アップに繋がります。
規則性の問題は、苦手意識を持っている人もいるかもしれませんが、数学で高得点を取るため不可欠な範囲です。
これも模試や本番形式の問題を多く解いて、【規則性を数式にする】という感覚を身につけましょう。
関連記事→愛媛県立高校入試(数学)の傾向と対策【受験のプロが解説】
社会
社会では、歴史・地理・公民から出題されます。
まずどの範囲でも共通して言えるのが、用語など確実に答えられる問題を増やすことです。そのインプットが進んできたら、過去問を解いて形式に慣れることももちろん欠かせません。
歴史分野では、幅広い時代から出題されていますので、苦手な範囲を作らないようにしましょう。
日本史が多く出題されますので、年号や時代区分を意識した勉強を行うことで、年表問題にも対応できます。
地理分野では、資料や地図を使った問題が出題されますので、用語などのインプットだけでは対応できません。普段からグラフや図表を合わせた問題に慣れておきましょう。
公民分野では、政治・経済分野から幅広く出題されますので、歴史と同様、苦手な範囲を作らないようにしましょう。
また、用語を表面的に覚えるだけでなく、政治や経済の仕組みを体系的に理解する意識で勉強することで、得点アップに繋がります。
理科
理科は、物理・化学・生物・地学分野から幅広く出題されます。
そのため、自分の苦手な範囲から勉強することが効果的でしょう。
記号問題が多く出題されるとはいえ、問題数が比較的多いので(その分1問あたりの配点も低い)、基本的な問題で時間を割きすぎないように、過去問を解いて時間配分を調整できるようにしましょう。
また、物質名など用語は全て覚えたうえで、実験内容について深く理解するようにしましょう。
その実験が何を観測するもので、それぞれの現象がどのような理屈で起こっているのか、ということを理解しておくと、得点はついてきます。
愛媛県立入試では、基礎的な理解を発展的な内容のように見せて出題されることが多いです。”なぜその答えなのか”を意識して勉強を進めましょう。
関連記事→愛媛県立高校入試(理科)の傾向と対策【受験のプロが解説】
英語
英語は、まずは基本的な単語や連語の意味を押さえる事が重要です。
単語や連語が分からないと、文法練習も読解練習も効率が落ちます。
松山東高校合格を目指すのであれば、中学校で習う単語は全て覚えたいところです。
リスニングは基本的に難しい内容は出題されませんので、イラストを見て、言われた内容としっかり結びつけられるように練習しましょう。
長文問題も、習った内容を理解出来ていれば決して難しい文章ではありません。
長文で点が取れない人に圧倒的に多いのは、【練習量が足りていない】ことです。
不安な文法事項を勉強したあとは、長文の内容を理解できるように、多くの問題に取り組んで慣れていきましょう。
英作文は自分で正誤を判断するのも良いですが、できれば学校の先生や塾の先生にも見せ、添削をしてもらってくださいね。
関連記事→愛媛県公立入試(英語)の傾向と対策【受験のプロが解説】
過去問の研究
3年生の後期には過去問を多く解くことが大事です。
過去問から出題傾向を探り、それに合った勉強法を立てましょう。
また過去問を解くことで、自分の苦手な範囲を知ることができます。
そのため、3年生のはじめに1度解き、そこで見つけた苦手をなくすこともおすすめです。
愛大研の生徒にはおよそ10年分を解いてもらっています。
過去問は数年分であればネットで入手できるので、それらを活用するのも良いです。
特色入試の対策
小論文や集団討論などは学校の授業でもほとんど触れたことがないと思いますので、心配な方も多いのではないでしょうか。
入試本番に自信を持って受験できるよう、学校や塾の先生にも協力してもらいながら、しっかりと対策をしておきましょう。
どちらの科目もまずは場数を踏むことです。書く練習、話す練習を積んで形式に慣れることから始めましょう。
本記事を執筆している愛大研では、高校受験から大学受験まで推薦入試の指導経験が豊富な講師による対策も行っております。
指導経験豊富な講師による本格的な受験対策をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
松山東高校の受験に向けた年間の計画
松山東高校に合格するための計画を以下の時期に分けて解説します。
- 1・2年生まで
- 3年生 1学期
- 3年生 2学期
- 3年生 3学期
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
1・2年生まで
1・2年生では、定期テストに力を入れましょう!
後のことを考えると、できるだけ内申点を取っておくことが重要です。
そのため、内申点を上げることを意識しつつ、副教科を疎かにしないようにしましょう。
松山東高校を目指すのであれば、評定平均4.5は超えておきたいです。
3年生 1学期
1月の入試対策実力テストまでの成績が内申点に加味されるので、3年生でもまずは定期テストに力を入れることが内申点の底上げに繋がります。
毎回のテストに対して計画を立てて勉強してください。
また前述したように、過去問を一度解くことをお勧めします。そこで苦手を見つけ、夏休みで克服できるようにこの段階で苦手を見つけましょう。
夏休みでは、1年生から3年生1学期までの総復習をしましょう。
ここでの勉強量が合格を左右するので毎日少なくとも5時間は机に向かいましょうね。
また参考書を各科目1冊を完璧に仕上げてください。最低3周は繰り返し、確実に定着させましょう。
それらが終わったら、少し2学期の内容を予習するといいです。
授業での理解度を上げるだけでなく、授業後の復習の効率化も図ることができます。
3年生 2学期
2学期の期末テストは、成績に大きく影響するため常に期末テストを意識しましょう。
ここまでの成績で内申点がほとんど確定します。
反対に期末テストの勉強を理由に受験勉強ができないのではダメです。
授業ごとに要点をまとめるなどをし、テスト前には最低限の勉強で解けるような勉強をしましょう。
期末テスト後は本格的に受験で問われる内容の対策をします。
過去問を解き始め、その復習を繰り返しましょう。時間配分についても気を配り、大問ごとに時間を設定することが大事です。
その際、最後に見直す時間を考慮し、試験時間より少し早めに解き終わるように設定しましょう。
そして、冬休みは3年生の復習に力を入れる時期です。
今までの範囲の要点を一通り勉強し、そこで見つけた苦手分野については要点だけでなく、練習問題を解くなどアウトプットをメインに勉強しましょう。
また、3学期に習う範囲も予習で進めていきましょう。理想は冬休み中に全て終わらせたいところです。
理由は次項をご覧ください。
3年生 3学期
受験間近まで3年生の内容が習い終わっていない状態では、その科目に不安が残ってしまいます。
松山東高校を目指す場合は早めに予習を済ませておき、3学期は県立高校入試の過去問演習に取り組むことをお勧めします。
どんなに遅くとも1月中には終わらせておきましょう。
特に、理科は終盤に天文分野を学習しますが、この範囲を苦手とする受験生は多くいます。
受験に近い時期に習う人が多いですが、理解が不十分なまま本番に臨むことのないようにしましょう。
過去問は合計点数が210点は超えられるようにしておきたいですね。
あなただけの対策で松山東高校に合格しよう!
いかがでしたか?
偏差値は県内で1番高く、優秀な進学実績や偏差値を誇る松山東高校合格のためには、内申点を上げる、自分の苦手教科を克服するなど、自分の課題を明らかにして、勉強の指針を立てることがとても重要です。
自分の現在地を確認した上で、効率の良い勉強方法を確立することが、松山東高校合格のためには不可欠です。
あなたの目標点は何点に設定すべきなのか
各科目で何点ずつ取るのか
そのためにどのように勉強を進めていくのか
このような課題設定や、学習計画の設定に不安を覚える方も多いと思います。そんなあなたには、愛大研でサポートを行いますので、是非ご気軽にご相談ください。
みなさんが課題を克服し、松山東高校に入学できるよう応援しています。
松山東高校受験なら愛大研にお任せください
本記事で、愛大研に少しでも興味を持ってくださった方や、
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