香川大学医学部医学科の2次試験はどんな対策が必要?【過去問の活用方法/科目/ボーダーラインについて解説】

香川大学医学部医学科 香川大学対策

こんにちは。香大研公式ブログ編集部です。

この記事をご覧になったあなたは…

  • 医師を目指して香川大学医学部医学科への合格を狙っている
  • 2次試験の対策って何をしたらいいんだろう?
  • 過去問ってどれぐらいやればいいのか。

など、さまざまな悩みを抱えているのではないでしょうか。

そんなあなたに向けて、香川大学医学部医学科の入試結果分析を行い、そこから合格に向けた受験戦略について解説していきます。

実際に医学部に合格した実績のある予備校講師も本記事の監修を行なっていますので、実践的な合格戦略になっています。

香川大学医学部医学科の入試状況

香川大学医学部医学科入試状況

受験をするうえで、まず1番初めにすることは志望校や学部の入試状況を知ることです。

特に医学部となると早期から対策をしなくてはなりません。

ここでは前期試験の「入試科目・配点」「入試結果」に分けて見ていきます。

 

入試科目・配点

まずは、最新の入試科目について確認してみましょう。

医学部医学科では以下のようになっています。

◯共通テスト
国語 数学1A 数学2B 理科(生・化・物・から2つ選択) 外国語 地歴公民
200 50 50 200 100 100
※公民は「現社、倫理、政経、倫政経」から選択
※地歴は「世界史B、日本史B、地理B」から選択
◯二次試験
数学 理科 英語 面接
200 200 200 100

※理科は物理、生物、化学から2科目選択。

共通テスト(700)+二次試験(700)=計1400点満点

 

国公立大学医学部医学科は比較的に二次試験の得点割合の方が高い大学の方が多いのですが、

香川大学は共通テスト:二次試験=1:1です。

共通テストが高得点だったからといって二次試験の対策をおろそかにしていると足元を掬われますし、二次試験対策ばかり行っていると共通テストで点が取れなかった場合、不利な状況で受験することになってしまいます。

どちらもバランス良く対策することが求められていますね。

引用:香川大学入学者選抜要項

入試結果

ここでは過去3年間の医学科の入試結果を確認してみましょう。

実質倍率 共テ平均点 二次平均点 総合平均点
2024年度 3.4倍

578/700

505/700

1083/1400

2023年度 3.6倍

575/700

487/700

1063/1400

2022年度 6.6倍

547/700

505/700

1004/1400

参照:香川大学 過去の実施状況

言うまでもありませんが、周りは共通テスト9割近く得点する受験生ばかりなので激しい争いになります。

 

共通テスト・二次試験ボーダーライン

ボーダーラインを知る際に、合格最低点が大切になります。この合格最低点=ボーダーラインと捉えて構いません。

 

◯合格最低点

共通テスト(700点) 二次試験(700点) 総合点(1400点)
2024年度 536(77%) 432(62%) 1045(75%)
2023年度 521(74%) 423(60%) 1010(72%)
2022年度 486(69%) 451(64%) 1004(71%)

※小数点以下切り捨て、()内は得点率

注目すべきは総合点で、 70〜75%ほどで推移していることが分かります。

合否ボーダーは、総合得点率75%を想定しましょう。

 

余裕を持って合格を目指すには、

  • 共通テスト:84~87%
  • 二次試験:70%〜
  • 総合点:80%以上

の得点率を目指しましょう!

 

香川大学医学部医学科の合格に向けた受験戦略

合格に向けた受験戦略

続いては合格のための戦略を練っていきましょう。

まず大前提として、医学部医学科を目指す人は、二次試験対策を重点的に行うことが求められます。

地歴公民は共通テストだけなので、授業での予習・復習を入念に行うだけでも力はついてくると思います。そのため戦略としては、二次試験に受験する科目である数学・理科・英語の対策に力を入れましょう。

その戦略の第一歩としては、やはり数学・理科・英語の徹底的な基礎固めが重要です。

共通テストでは数学・理科・英語は9割を目指し、苦手分野を徹底的に潰します。

香川大学医学部医学科2次試験の各科目の具体的な対策

各科目の具体的な対策

医学部医学科を目指していく上で基礎の早期定着の重要性は何度も述べてきました。

ここでは、対策のポイントを述べていきます。

また、2次試験では全ての教科で7割を目指しましょう。

 

2次試験過去問の活用方法

まずは2次試験の過去問の活用方法についてです。

入手方法は赤本の購入などが一般的ですね!

また、香川大学の公式HPにも1年分の過去問が公開されているので、購入前にそちらを覗いておくのもオススメです。

そこで、過去問を解く上で大事なことは新たに知識を蓄えることではありません。

後ほど詳しく説明しますが、基本的に香川大学医学部医学科の2次試験では基礎を抑えた問題しか出題されません。

 

なので、共通テストの対策でしっかり基礎が抑えられているのであれば、2次試験の過去問対策では、時間配分や問題の雰囲気に慣れることに注力しましょう。

 

結論、過去問対策はきちんと時間を測りながら5年分を2回ずつは解くことをおすすめします。

そうすれば、当日時間が足りなかったり、凡ミスをしてしまう可能性は大幅に減らすことができるでしょう。

数学

数学は、現役合格を本気で狙いに行くならば、数学1A、2B、3までの履修を高校1,2年のうちに終わらせておくのがベストです。1,2年の間はチャート式など、網羅系と言われる問題集を用いて典型問題を一通り解けるようになることが目標です。

この記事ではこれが数学における基礎の基準とします。

また、余裕があれば、一対一対応の演習等で、“応用問題の典型問題”と言われる問題も解けるようにしておきましょう。

医学科の二次試験において、数学は応用問題の応用問題と言われるようなかなりハイレベルの問題が出題されることが多いですが、香川大学医学部の問題では『中学数学や、数学の範囲内で扱われる整数の性質に関する問題』が出題されるなど、基礎の根底にある理解を問われることが多いです。

 

そのため、高校3年生の期間は、できる限り演習(初見の問題に対していかにアプローチするかを鍛え、典型問題のアウトプットを行うこと)を行うことが重要です。

とはいえ、基礎は疎かに出来ないので、6月までは典型問題の網羅や苦手分野の克服期間として良いでしょう。

夏休み頃から演習に力を入れていきましょう。香川大学医学部医学科の過去問や難関大学の過去問を中心に解いて、二次力をしっかり養成しましょう。

並行して共通テスト対策も行いましょう。共通テストの配点は、総合点のうち半分を占めています。対策を疎かにすると痛い目を見ます。

マーク式のテストに苦手意識のある方は、もっと早めに対策を初めても問題ありません。

本番までにセンター試験の過去問を合わせ、10年分は繰り返し解いておくことをおすすめします。

英語

香川大学の英語は大問3題構成です。

大問1は、英語の設問を英語で解答する問題

大問2は、日本語の設問を日本語で解答する問題

大問3は、自由英作文です。

英文自体は標準レベルといえます。他の受験生もしっかり得点してくると考えられるので、差をつけられないようにしましょう。

英語を英語で答える設問は、香川大学入試の特徴の1つです。

文法的なミスを避けるため、英作文対策は必須、なおかつかなり力を入れる必要があります。

英作文に関しては、ドラゴンイングリッシュなどを用いて、できる限り多くの日本語から英語の文を覚えておきましょう。覚えれば覚えるほど本番で使えるフレーズが増えて有利です。

また、問題演習の際は必ず第3者の添削を受けましょう。自分では気づけなかったミスに気付いてもらえます。

たくさん練習して、他の受験生とここで少しでも差をつけましょう。

理科

香川大学医学部医学科では、物理、化学、生物の組み合わせで受験となります。

2科目計180分の試験です。1科目あたり90分の時間を割ける計算となります。

物理

香川大学二次試験の物理の難易度は、他大学からみると標準レベルと言われています。

出題される単元は力学・熱力学・電磁気・波動・原子です。

5つの大問の中から4つを選択することになります。

各分野の偏りのない学習、苦手を埋める学習を心がけましょう。

典型問題は瞬時に解答できるようにセミナー物理などの教材で基礎をしっかり固めて、過去問や演習問題集を通してアウトプットを行なった上、受験に挑めるようにしましょう。

化学

大問5題構成で、難易度も標準的なレベルであり、各大問ごとに小問が設定されています。

大問数が多いため、出題される範囲もそのぶん広いです。範囲を絞ったり、苦手単元を放置することはリスクが大きいため、全体的に広く深く知識を詰めていく必要があります。

こちらもセミナー化学で十分対応可能ですから、1冊を完璧に仕上げていきましょう。

得意を伸ばすことももちろん大切ですが、香川大学医学部医学科では理論、有機、無機、いずれも苦手な分野にしないことがより重要です。

計算問題が多く出題される年や、論述問題が多く出題される年もあります。

特に、論述問題が多く出題される年に当たっても十分に得点できるよう対策しておきましょう。

生物

他の地方国立大学と同様に標準レベルの問題が出ます。

大問5つのうち、4つを選択します。

こちらも、セミナー生物などの標準レベルの問題集で基本問題を繰り返したのち、演習問題集などで解き方や知識の抜けもれをしっかり補っていきましょう。

記述問題は独自に練習する必要があります。

ある程度基礎が固まったら過去問や、他大学の入試問題で演習を積んでいきましょう。

あなたに合った対策で合格を勝ち取ろう!

まとめ

国公立医学部を受験するのであれば共通テストで8割5分以上を得点することが理想的です。その段階に達するのが早いほど、二次試験の対策に時間を回すことができます。

そのためには、計画的な受験勉強が重要となります。

前提として、まずは自分の現状況・学力を知ることが大事です。あなたの現状に合わせて計画を立てるため、当然その計画は人それぞれ異なります。もし自分で計画・戦略を立てられない人や心配がある人はぜひ

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