こんにちは。愛大研ブログ編集部の茶山です。
今回は、愛媛大学工学部工学科の合格を目指すあなたに向けて、入試結果分析をもとに、
愛媛大学工学部工学科合格に向けた受験戦略と受験計画についてお話させていただきます。
この記事を読んでいるあなたは
「愛大研なんて塾知らなし、本当にこれで合格できるの?」
と思っているかもしれません。 しかし、ご安心ください。
私自身が愛媛大学工学部に多くの生徒を合格させた経験と、塾講師としての指導から得た知識の2点から、プロとして合格に直結する情報をあなたにお伝えします。
この記事では、
- 愛媛大学工学部工学科入試状況
- 受験戦略
の2ステップで解説していきます。
愛媛大学工学部工学科入試状況
まず初めに、工学部工学科の入試について確認していきましょう。
ここでは、前期試験について以下の2つに分けて解説します。
- 入試科目・配点
- 入試結果
それぞれについて見ていきましょう。
1.入試科目・配点
まず入試科目配点について確認してみましょう。
・理系入試〈社会デザイン以外〉の場合
国語 | 数学 | 外国語 | 理科 | 社会 | 出願書類 | 合計 | |
共通テスト | 100 | 150 | 150 | 150 | 50 | 600 | |
2次試験 | 200 | 200 | 50 | 400 | |||
合計 | 100 | 350 | 150 | 350 | 50 | 50 | 1000 |
・文理系入試〈社会デザイン〉の場合
国語 | 数学 | 外国語 | 理科 | 社会 | 出願書類 | 合計 | |
共通テスト | 150 | 150 | 150 | 150 | 150 | 750 | |
2次試験 | 200 | 200 | 50 | 450 | |||
合計 | 150 | 350 | 350 | 150 | 150 | 50 | 1200 |
上が理系入試の場合の配点で下が文理系入試の場合の配点になります。
愛媛大学工学部工学科の最大の特徴として、
理系入試の場合は【数・理】重視、文理系入試の場合は【数・外】重視の配点であることです。
共通テストと2次試験の配点を見てみると、
理系入試の場合は共通テストの【数・理】科目の配点が300点、2次試験が400点となっているのが分かりますね。
文理系入試の場合は共通テストの【数・外】科目の配点が300点、2次試験が400点となっています。
理系入試の場合、共通テストと2次試験の合計得点の1000点中、700点を【数・理】科目が占めています。
一方文理系入試は、共通テストと2次試験の合計得点の1150点中、700点を【数・外】科目が占めているのが現状です。
この配点から分かるように、かなり【数・理】ないし【数・外】重視の入試になっていることが分かります。
2.入試結果
過去の入試結果を確認してみましょう。→入学者選抜結果情報
前期試験の合格者情報を見ていきます。
令和4年度 | 配点 | 最高点 | 最低点 | 平均点 |
理系入試 | 1050 | 771.4 | 537.4 | 620.9 |
文理系入試 | 1200 | 847.5 | 719.4 | 771.6 |
このように合格者配点を見ていくと、
理系入試は620点から770点あたり(総合得点の59~73%)、
文理系入試は770点から850点(総合得点の64~70%)
を獲得できれば、合格圏内であることが分かりますね。
特に、合格者最低点を取れるかどうかが合否の分かれ目になります。
1つの目安として意識しておきましょう。
合格者最低点の重要性については以下の記事に詳しくまとめていますのでご覧ください。
関連記事→愛媛大学の合格最低点から考える【愛大のレベルと目標点】
愛媛大学工学部工学科の受験戦略
次に、受験戦略についてお話ししていきます。
先ほど説明したように、理系入試では【数・理】重視、文理系入試では【数・外】重視の入試が行われており、
いかに数学・理科・外国語において高得点を取るかが合格できるかどうかを分けるポイントになってきます。
以下の表のように共通テストと二次試験の配点を比較しました。
◯理系入試の場合
国語 | 数学 | 外国語 | 理科 | 社会 | 出願書類 | 合計 | |
共通テスト | 100 | 150 | 150 | 150 | 50 | 600 | |
2次試験 | 200 | 200 | 50 | 400 | |||
合計 | 100 | 350 | 150 | 350 | 50 | 50 | 1000 |
理系入試の場合は【数・理】以外の科目が全体を占める割合は30%ほどで全体を占める割合がかなり小さいことが分かります。
◯文理系入試の場合
国語 | 数学 | 外国語 | 理科 | 社会 | 出願書類 | 合計 | |
共通テスト | 150 | 150 | 150 | 150 | 150 | 750 | |
2次試験 | 200 | 200 | 50 | 450 | |||
合計 | 150 | 350 | 350 | 150 | 150 | 50 | 1200 |
文理系入試の場合は【数・外】以外の科目が全体を占める割合は40%ほどで全体を占める割合が小さいと言えます。
つまり、愛媛大学工学部工学科合格を目標に勉強をするのであれば、
理系入試の場合は文系科目よりも理系科目に多くの時間や労力を費やすべきだと言えます。
文系科目は平均点程度、理系科目は8~9割近くを目指しましょう。
文理系入試では、数学や外国語の得点を8~9割近くまで引き上げるために時間や労力を費やすべきです。
国語や理科、社会は平均点程度の点数を取るのがベストと言えるでしょう。
それでは、理系入試と文理系入試のそれぞれについて詳しく解説していきましょう。
理系入試について
理系入試では、理系科目が占める配点を見て分かる通り、
理系科目できちんと点を取りきれる人が合格を決める
と言っても過言ではありません!
したがって、理系科目に重点を置いた学習を行っていく必要があります。
しかし、やり方も重要で、一生懸命に勉強すればいいというわけでもないのです。
理系科目を勉強していく上で非常に重要なことを抑える必要があります。
それは、アウトプットが足りているかということです。
これまで見てきた多くの生徒がよく口にするのは、「めっちゃ頑張ってるのに、点数が伸びない!」といった言葉です。
実は、そういった生徒の話を聞いてみると、ほとんどが知識のインプットは足りていて、問題の演習ではきちんと解けています。
しかし、いざ試験になると解けないといったケースが非常に多いです。
これは何が起きているのでしょうか。
それは”自分の身に着けた知識・解法のアウトプット不足”が原因です。
アウトプットが足りていないと、「判別式は覚えたけど、何を求めるときに使えばいいのか分からない、この文章はどういう意味か分からない」といったことが起こるのです。
これを解決する方法は簡単で、解法の目印・キーワードを意識して、自力で問題をたくさん解くことです。そうすると、「どの状況で勉強した知識を使えばいいか分からない…」ということも少なくなります。
文系科目については試験の配点からもわかると思いますが、労力に対し、得られる得点が多くないので、効率の良い学習が重要です。
出題範囲から、配点が高い分野や得点しやすい分野を優先的に勉強することで点数を伸ばしていきましょう。
目標の得点は6割~7割くらいを目安に取れれば十分ですね。
関連記事→愛媛大学二次試験(数学)の傾向と対策【例題解説もあり】
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文理系入試について
文理系入試では、数学と外国語が占める配点を見て分かる通り、
【数・外】科目できちんと点を取りきることが出来る人が合格を決める
と言っても過言ではありません。
解法の目印・キーワードを意識して、自力で問題をたくさん解く学習をきちんと行うことで、「どの状況で、勉強した知識を使えばいいか分からない…」ということがなくなります。
外国語については、早い時期に、必要な単語・イディオム・文法を身に着けましょう。
本番の試験では文章を読む、書く、聴くことがメインになってきますので、これらをスムーズに行い問題に回答するための基本を早いうちから身に着けることでテストの得点や学習の進捗も変わってきます。
その他の科目については、試験の配点からもわかると思いますが、労力に対し、得られる得点が多くないので、効率の良い学習が重要です。
出題範囲から、配点が高い分野や得点しやすい分野を優先的に勉強することで点数を伸ばしていきましょう。
目標の得点は6割~7割くらいを目安に取れれば十分でしょう。
関連記事→【プロが解説】愛媛大学二次試験(英語)の傾向と対策
戦略は人それぞれ。だからこそ愛大研がサポート!
ここまで、愛媛大学工学部に合格するための計画や戦略について解説してきました。
しかし、受験戦略と受験計画は個人で異なります。
ここに書いた受験戦略や受験計画は一般的なものであり、より詳細に作り込まないといけない上、あなたには微調整や変更が必要になります。
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今回の記事を読んでいただいて、勉強の指針が明確になったでしょうか?
自分に合った受験戦略・受験計画は人によって異なるため、あなただけの指針を明確にして、受験に向けて頑張りましょう。
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