こんにちは、愛大研公式ブログ編集部の茶山です。
この記事を見てくれたあなたは、
- 実際のところ、何点取ったら松山中央高校に合格できるの!?
- 松山中央のボーダーラインってどのくらい?
- 偏差値はいくつ?
なんて思っているのではないでしょうか。
松山中央高校を含む、毎年多くの県立高校合格者を輩出する学習塾愛大研のプロ講師の目線で、
松山中央高校に合格するために【必要な内申点・試験の点・偏差値】について解説し、合格に向けた戦略を紹介しようと思います。
県立高校の入試形態について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事→【愛媛県立高校入試の仕組みやボーダーラインは?】対策方法も解説
松山中央高校の入試システム
既にご存知の方もいるかもしれませんが、松山中央高校の事を説明する前に、愛媛県県立高校の入試の制度の理解も必要になります。
まだ詳しくわからない!という方は以下の記事を読んでみてください。
関連記事→【愛媛県立高校入試の仕組みやボーダーラインは?】対策方法も解説
一般入試の入試科目
国語・数学・社会・理科・英語の5教科で、
それぞれ50点ずつの250点満点という配点です。
また、国語は作文が課されています。
特色入試の入試科目
松山中央高校の特色入試の検査項目は、
- 調査書等(内申点)
- 小論文
- 面接
の3つです。
また、それぞれの配点比率は順番に、
6:2:2
となっています。
結局は内申点がかなり重要なことがわかりますね。
中学1,2年生の時からの積み上げがとても重要になるので、早い段階からの準備をするようにしましょう。
一般入試の選抜方法
愛媛県の高校入試では独自の選抜方法が取られています。
ここではその選抜方法を第1選抜、第2選抜にわけてみていきましょう。
内申点の仕組みについては以下の記事を参考にしてください。
関連記事→【誰でもわかる】愛媛の中学生は内申点(調査書点)が超重要な理由
第1選抜
受験者の中で調査書点(内申点)の上位90%が選抜対象となります。
ここで合格者の70%が決まります。
ちなみに調査書点(内申点)は通知表の5段階評価がそのまま点数となり、全部で9科目あるため、5段階×9科目=45点×3年分で、135点満点という計算です。
そして受験者の調査書点(内申点)上位90%のうちから、
【受験当日のテスト5科目(英語、数学、国語(作文含む)、理科、社会)×50点)の成績順】に合格者が決まります。
第2選抜
第1選抜で合格しなかった受験者と、調査書点が上位90%に残れなかった受験者(第1選抜で対象外だった受験者)が対象となります。
ここで合格者の残りの30%が決まるため、合格する最後のチャンスです。
当日のテストの点(A)+調査書点(B)+面接・調査書の内申点以外の記録[生活態度の欄など](C)の合計点で合否が分かれます。
(C)の調査書の内申点以外の記録[生活態度の欄など]は各高校の学校長に委ねられるので詳細な点数算出方法は不明です。
また、A、B、Cのそれぞれの配点割合は高校によってかなり異なります。
松山中央高校では、当日点:調査書点:面接・内申点以外の記録=4:3:3となっています。
関連記事→ 愛媛県立高校入試の仕組みやボーダーラインは?対策方法も解説
松山中央高校の倍率/偏差値
ここからは、松山中央高校の倍率や偏差値について一般入試と特色選抜に分けて解説していきます。
松山中央高校(一般入試)の倍率
松山中央高校の過去3年間の最終志願倍率を見ていきましょう。
過去の志願状況は以下の通りです。
令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 | |
定員 | 360 | 360 | 360 |
志願者数 | 365 | 374 | 403 |
倍率 | 1.01 | 1.04 | 1.12 |
松山中央高校は年によって倍率がバラツキがあります。
ここ3年で倍率が高い年はありませんが、令和4年は1.25倍と高くなることもあるので注意が必要です。
松山中央高校(特色入試)の倍率
松山中央高校の特色入試の募集人員と実質倍率は以下の通りです。
- 令和7年度入試
定員 | 募集(%) | 募集(名) | 志願者数 | 合格者数 | 実質倍率 | |
普通科 | 360 | 15 | 54 | 104 | 57 | 1.93 |
松山中央高校は比較的、特色入試の枠が大きく54名の募集があります。
それでも、倍率が1.93倍と非常に高いですね。
この特色入試は他の高校でも、倍率が2倍〜4倍弱あり非常に高倍率です。
来年も同じぐらいの倍率になると思われます。
松山中央高校の偏差値
松山中央高校の偏差値は56ほどと言われています。
愛媛県の高校の中でも比較的高い方と言えるでしょう。
松山中央高校合格に必要な内申点、ボーダーラインは?
続いては、松山中央高校に合格するために必要な内申点やボーダーラインについて説明していきます!
一般入試合格に必要な内申点
松山中央高校は毎年の志願者数にバラツキがありますが、合格の可能性を上げるには第1選抜が重要となってきます。
また、第1選抜の対象になるためには、先述したように、受験者の中で内申点の上位90%以内に入る必要があります。
そのことを考慮すると、最低限目標としたい内申点(調査書点)は、
3年間で90(平均3.3)点です。
オール3の中に3つくらい4が混じる程度でしょうか。
ちなみに合格者の平均は95点ほどです。
経験上、90点をとれば、確実に第1選抜に入ることができます。
反対に、およそ90点を切るようであれば、第1選抜に入れなくなる可能性が発生してきます。
いい内申点をとるためには、普段の定期テストでいい点をとることが必要です。
松山中央高校を狙うような受験者の多くは、高い内申点だけではなく、それに応じた学力を持っています。
それに加えて、第2選抜の選考枠は30%しかありません。
それを考慮すると、少しでも合格の可能性を高めるために、松山中央高校で確実に第1選抜に入れる内申点、93点以上を目標にすることが必要です。
高い内申点をとることを目標にすることで、自分の求める学力のレベルが上がり、本番に高い得点をとることにもつながります。
内申点について仕組みや対策をもっと知りたい人は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
関連記事→【誰でもわかる】愛媛の中学生は内申点(調査書点)が超重要な理由
特色入試合格に必要な内申点
先述した通り松山中央高校の特色入試の検査項目と配点比率は、
調査書等(内申点)、小論文、面接で6:2:2となっています。
つまり、内申点がとても重要です。
このことから、一般入試よりもさらに高い内申点が求められることを踏まえ、特色入試で合格するために最低限目標としたい内申点は、
3年間で100(平均3.7)点です。
また、あくまでこれは最低限の目標としましょう。
倍率が高いだけレベルも高い戦いになりますので、小論文、面接対策も万全の状態で臨むことが前提です。
一般入試合格に必要な当日点
目標とすべき本番の点数は、160点を目標にしましょう。
つまり、各教科32点ずつとることが一つの目安となります。
この目標点はあくまで”第1選抜での合格”を前提としています。
また、第2選抜では本番の点数の比率が高まるため、”第2選抜での合格を目指す場合”は180点ほどを目標とすべきです。
つまりは内申点が90点満たない方は180点を目標にして対策していきましょう。
また、面接もしっかり採点されるので力を入れることも大切です。
松山中央高校合格ための【科目別】勉強方法
ここからは、松山中央高校に合格するために、どのような対策を立てるべきかを【科目別】で紹介していきます。
国語
国語は、まずは漢字や文法知識といった基本的な問題で点をしっかり確保することが大切です。
なぜなら毎年漢字の読み書きだけで8問確実に出題されており、ここを完答するだけで8点確保できるからです。
こういった基本問題が安定すれば点数も安定します。
漢字は、集中的に勉強するのではなく、普段の授業や読書を通して、漢字を読む、書くことに慣れておくようにしてください。
長文問題は、全部答えられてなくても大丈夫です。書き出しの問題を確実に取れる練習をきちんとしていけばしっかり得点可能です。
古文問題は、できるだけ多くの演習を通して、古文に慣れる事が重要です。
それが、本番の長い古文の問題に動揺しないことに繋がります。スピーディーに読解できる力が身に付くまで、演習を繰り返しましょう。
作文は、まず基本的な文法の確認を行いましょう。
- 接続詞
- 句読点
- 段落を変えたときの改行
- です。ます。
これらの誤用だけで減点されてしまうのは非常にもったい無いです。
これらに躓く松山中央高校の受験生を毎年見ます。
基本的な作文の書き方を身に付けるために、多くの作文問題を解きましょう。
注意点は時間を計って行うことと、先生の採点を受けることです。
国語でより良い点を取るためには、作文で点を落とさない事が大切です。
関連記事→愛媛県立高校入試(国語)の傾向と対策【受験のプロが解説】
数学
数学で大切なのは、大問1の計算問題で絶対に落とさないことです。
これらに限らず松山中央高校の第一選抜ボーダーの平均32点は、基礎基本の問題を確実に解ければかなり近づきます。
- 大問1の計算問題
- 大問2を8割正答
- 大問3,4,5までの1問目
これらを解ければほぼ30点です。
こう考えると意外といけそうな気がしてきませんか?
ここをしっかり得点取れるには、速く確実に問題が解けるようになるまで、ひたすら計算に取り組むことが大切です!
今から受験勉強を始めていくという方は、とにかく広い範囲の基礎基本を大事にしないといけないので、今までの教科書やワーク、定期テストの過去問などの復習を1周するといいでしょう!
関連記事→愛媛県立高校入試(数学)の傾向と対策【受験のプロが解説】
社会
社会では、歴史・地理・公民から出題されます。
まずどの範囲でも共通して言えるのが、用語などの確実に答えられる問題を増やすことです。
つまりのところ、社会は暗記科目なのでとにかく反復が重要です。
まずは、1冊単語帳を用意してそれを完璧になるまで暗記してきましょう。
その時の単語帳は、薄いものがオススメです。
なぜなら薄い参考書は要点だけを求めてくれているので基本の暗記に適しています。
知識も体系的に学べるので、発展的な内容も理解しやすくなるはずです。
そのインプットが進んできたら、過去問を解いて形式に慣れるようにしていきましょう。
関連記事→愛媛県立高校入試(社会)の傾向と対策【受験のプロが解説】
理科
理科は、物理・化学・生物・地学分野から幅広く出題されます。
そのため、自分の苦手な範囲から勉強することが効果的でしょう。
特に計算問題は理解して色々な問題に対応するまで時間がかかるので、前倒しで対策していきましょう。
記号問題が多く出題されるとはいえ、問題数が比較的多いので、基本的な問題で時間を割きすぎないように、過去問を解いて時間配分を調整できるようにしましょう。
理科は用語を覚えるのも重要ですが、それよりもその実験が何を観測するもので、それぞれの現象がどのような理屈で起こっているのか、ということを理解する方が重要です。
理科の勉強で苦しんでいる人は、今ではYouTubeの動画でも分かりやすい解説を聞くことができるため、それらを活用して勉強を進めるのもオススメです!
関連記事→愛媛県立高校入試(理科)の傾向と対策【受験のプロが解説】
英語
英語は、まずは基本的な単語や連語の意味を押さえる事が重要です。
どの問題でも、単語が分からないと読解に苦労しますので、教科書に出たレベルの単語で、不安がある場合は、しっかり復習しておきましょう。
英語でも32点を超えていくには、とにかく英単語の徹底がオススメです。
3年生の4月にはすでに英単語帳の暗記をスタートしてないともう遅いです。
夏頃には1800個前後の英単語を覚えているようにしていきましょう。
リスニングは、難しい内容はでてきませんので、イラストを見て、言われた内容としっかり結びつけられるように練習しましょう。
長文読解も習った内容を理解出来ていれば、決して難しい文章ではありません。
不安な文法事項を勉強したあとは、長文の内容を理解できるように、多くの問題に取り組んで慣れていきましょう。
関連記事→愛媛県公立入試(英語)の傾向と対策【受験のプロが解説】
過去問の研究
3年生の後半の時期には、過去問を解くことが重要です。
過去問を解くことで、自分の苦手な部分が分かるだけでなく、どのような形式で問題が出るかが分かります。
毎年の出題傾向は、あまり大きく変化していませんので、もし本番まで時間が足りるか不安な場合は、より得点アップにつながりそうな分野を重点的に勉強することもできます。
特に、大事なのは時間配分です。
合格するためには64%を取ればいいということを肝に命じてください。
なるべく基礎基本の問題に時間を割ける工夫を過去問を通じて見つけていきましょう。
特色入試の対策
特色入試の対策には、一般入試と大きく異なります。
直前の時期に対策が必要になるのは小論文と面接の2つです。
・小論文
小論文では、問題に対してあなたの考えを論理的かつ簡潔にまとめる必要があります。
また、細かい文法もよく見られるので高い作文の力も求められます。
これらの力は数週間で身につくものではありません。
2〜3ヶ月前から論理的な考えを身につけるための問題集を解き、たくさんの物事の背景やそれについての考えをまとめる練習をしていきましょう。
ニュースについての考察するのも良い練習です!
また、一般入試の対策にもなるので、作文練習を前倒しで進めていくのもオススメです。
必ず塾や学校の先生に添削してもらうようにしましょう。
・面接
面接は一般入試でも行われますが、特色入試の方が時間が長く、質問項目も多いです。
実際に練習する前に、志望理由や中学生活で頑張ったことについて紙に文書でまとめておくことをオススメします。
昨年度の面接では、特にこれらの内容を会話形式で深掘りされることが多かったようです。
在籍している中学校の校歌について聞かれている生徒もいたので、要注意ですね!
あとは、とにかく実践形式で面接練習をしていきましょう。
とにかく回数を重ねて場慣れしていくことが大切ですが、もう1つ重要なのはなるべく多くの大人の方に面接官をしてもらうことです。
なぜなら、面接当日はどんな人が面接官になるか分からない訳なので、なるべく多くの人で練習して少しでも緊張しないように準備しておくべきですね。
以上が、特色入試に必要な対策です。
愛大研でも特色入試の対策を行なっていますので、いつでも頼りにしてくださいね!
松山中央高校受験に向けた計画の設定
ここまでの分析を踏まえ、どのような計画を立てて勉強すればいいのかを、以下の時期ごとに分けて解説していきます。
- 1・2年生
- 3年生 1学期まで
- 3年生 夏休み
- 3年生 2学期
- 3年生 冬休み
- 3年生 3学期
1・2年生
1・2年生の時期は、とにかく日々の定期テストに力を入れることが大切です。
3年生になって、内申点が足りないと後悔しても遅いですので、テスト勉強を必死にして、少しでもいい評定が貰えるよう努力しましょう。
3年生の後半になったら、2年生までの範囲の復習をしなければならない時期が必ず訪れます。
その時、過去のテストで必死に取り組んだ人とそうでない人とでは、労力や必要な勉強量が全然異なります。
また、この定期テストの過去問を今後のためにも保管しておくことをオススメします。
定期テストの過去問は、基礎基本を復習する教材としても超優秀です!
自分の間違えたところを中心に何度も復習しておきましょう。
ここで強調しておきたいのは、
受験というのは実質的には1年生から始まっており、その意識を持って勉強を重ねることで、後々大きな差を生むということです。
3年生 1学期
3年生になっても、定期テストに力を入れるという姿勢は変えずに、新しく学習する範囲の勉強を進めていきましょう。
英語や数学は、より複雑な範囲が登場しますので、特に自分が苦手だと思う分野は、疑問点が残らないようにすることが大切です。
また、定期テスト対策だけでなくこの時期から理科、社会、英語の単語帳の毎日見るようにしていくべきです。
夏休みが終わる頃には一周するペースで取り掛かっていきましょう。
3年生 2学期
3年生の成績を決める上で最も重要な2学期の期末テストがあるので、テスト期間以外にも、日頃から期末テストを見据えた復習をすることが大切です。
それと並行して、実力テストや模試を受ける機会も多いと思います。
それらのテストが近くなったときは、自分が点数がとりにくい分野を中心に勉強して、効果的な復習をしましょう。
冬休みからは、過去問を解くことを始めてきます。
これまで定期的に復習を行ってきた人は、自分がどの範囲を重点的に学習すればよいかわかるはずです。
また、時間にも余裕があるので過去問演習にたくさん時間を割けるかと思います。
もし、どのように1・2年生の範囲の復習をすればよいかわからない人は、過去に解いた実力テストや期末テストを見て、自分が特に得点率が悪かった部分を確認するようにしてください。
そのうえで、忘れている基本的な部分を教科書や参考書で確認したうえで、問題を繰り返し解いて、アウトプットを通して知識の定着を図りましょう。
3年生 3学期
3年生の3学期になると、全ての科目で入試本番に出題される範囲を学習し終えるでしょう。
それが具体的にいつになるかは学校によって異なりますが、その新しい範囲が弱点にならないように、授業に集中して取り組みましょう。
例えば、理科は終盤に天文分野を学習しますが、この範囲を苦手とする受験生は多くいます。
しかも、毎年受験によく出ます。
受験に近い時期に習う人が多いですが、理解が不十分なまま本番に臨むことのないようにしましょう。
また、この時期になると、新しいことを吸収するよりも、より多くの過去問や本番形式の問題を解いて、間違えた部分を復習することで、知識の穴を埋めることが重要です。
過去問は複数回解いても意味はあります。
先述した通り、時間配分を意識して過去問演習に取り組んでいきましょう。
あなただけの対策で松山中央高校に合格しよう!
いかがでしたか?
松山中央高校合格のためには、内申点を上げる、自分の苦手教科を克服するなど、自分の課題を明らかにして、勉強の指針を立てることが大切です。
自分の現在地を確認した上で、効率の良い勉強方法を確立することが、松山中央高校合格のためには不可欠です。
しかし、このような課題設定や、学習計画の設定に不安を覚える方も多いと思います。
そんなあなたには、この記事を作成した愛大研がサポートを行いますので、是非ご気軽にご相談ください。
この記事を読んでくれたあなたが、課題を克服し、松山中央高校に合格できることを応援しています。
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