こんにちは。愛大研公式ブログ編集部の縄田です。
この記事を見てくれているあなたは
と思っていることでしょう。
今回は愛媛県立高校入試(国語)の傾向と対策、そして本番で高得点を取れるための勉強法を
愛媛で現役で指導する塾講師の立場と経験から解説します!
愛媛県立入試の概要については以下の記事に詳しくまとめていますので、ぜひそちらもご覧ください。
関連記事→【愛媛県立高校入試の仕組みやボーダーラインは?】対策方法も解説
また、他の入試科目についても以下の記事でまとめてあります。
今回の記事とともにご覧ください。
数学→愛媛県立高校入試(数学)の傾向と対策【受験のプロが解説】
英語→愛媛県県立入試(英語)の傾向と対策【受験のプロが解説】
理科→愛媛県立高校入試(理科)の傾向と対策【受験のプロが解説】
社会→愛媛県県立入試(社会)の傾向と対策【受験のプロが解説】
作文→愛媛県県立入試(作文)の傾向と対策【受験のプロが解説】
愛媛県立入試について知る
国語の対策をお伝えする前に、「そもそも入試ってなにするの?」
という方もいるかもしれません。
そこで、まずは愛媛県立入試について簡単にご紹介します。
愛媛県立入試の仕組み
合否は、内申点、面接、学力検査などの評価によって決まります。
ただ、愛媛県の入試は少し特殊なルールの元に合否が決まるため、注意が必要です。
まず、受験する高校の志望者の中から、内申点の成績が高い上位90%の人を選抜します。
次に、その選抜者の中から募集人数の70%ほどを、学力試験の結果が高い順に選抜します。(第1選抜)
最後に、学力検査や内申点、面接の得点などを元に募集人数の残りを選抜します。(第2選抜)
もっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事→【愛媛県立高校入試の仕組みやボーダーラインは?】対策方法も解説
学力試験の配点を知る
学力試験は、国語、英語、社会、数学、理科の5教科を受験し、各教科50点満点の合計250点満点で採点されます。
国語は50点満点の内10点分は作文の点数になり、英語はリスニングも含まれます。
また、試験時間は教科によって異なります。
英語はリスニングを含めて60分、数学、社会、理科は50分、国語の作文は25分、国語の作文以外の問題は45分で解くようになります。
愛媛県立入試における国語の傾向
愛媛県立入試については理解していただけたでしょうか。
では次に、学力検査で実施される国語の問題の傾向についてお伝えします。
愛媛県立入試の国語の傾向
国語の試験の問題は主に以下のような流れで出題されます。
(年度によって出題範囲や順番は異なる可能性があります。)
- 【大問1】評論読解問題
- 【大問2,3】漢字の読み、書き取り
- 【大問4】小説読解問題
- 【大問5】古文読解問題
- 作文問題
点数配分は公開されていませんが、どれも1問1~3点ほどです。
また、記述問題は3~4点くらいです。
全体を通して、標準レベルの問題が出題されます。
【大問1】評論読解問題
文章の難易度は、年にもよりますが、少し小難しい文章が出題されます。
小問1〜3では、語句の知識や文法がメインで問われます。
言葉の意味や使い方を意識しながら学ぶこと、特に『品詞や活用形』の特徴は説明できるようにしておきましょう。ほぼ毎年出ます!
また、文章の主部や述部の関係、修飾語の関係を見抜けるようにしておきましょう。
ここで落とすと周りに差をつけられてしまいます。
小問4〜8では、記述問題が出題されます。
問題の種類としては、抜き出し問題、説明問題、選択肢問題に分けられます。
特に、抜き出し問題は必ず得点できるようにしておきましょう!
難易度もそこまで高くない出題が多いです。
差がつくのは説明問題です。
ここでは必要なポイント(大体2つ)を拾った上で、上手くまとめることができるかどうかが鍵になります。
多くの生徒はポイントの”1つだけ”は見つけることができると思います。
前後をしっかり読んで、もう1つのポイントを見つけ、上手くまとめる練習をしてみましょう。※ここで差がつきます
わからなくても、わからないなりに書いてみることが非常に重要です。
そして、解いて答え合わせをするだけで終わるのではなく、必ず先生やプロの添削を受けましょう!
【大問2,3】漢字の読みや書き取りの問題
少し難しめの漢字が出題されます。
学校の教科書に出てくる漢字は、普段から読み書きできるようにしておくことはもちろん、ワーク問題集などで対策しておきましょう。
『高校入試対策用漢字問題集』を解いて対策することもお勧めです。
暗記要素の大きい漢字での失点は極力避けるべきです。早期にコツコツ進めておきましょう。
【大問4】小説読解問題
小説読解問題も、解き方は基本的に大問1と変わりません。
説明問題は、年によっては出題されないこともあります。しかし、そんなラッキーに期待はせず必ず対策しておきましょう。笑
抜き出し問題は、大問1よりも問題数が多いです。ここの得点は必ず奪取できるように自分の苦手を見つけて、克服してください。
選択肢問題については、消去法がお勧めです。事実誤認(本文に書かれていない、本文と内容が異なる)を見つけることを意識して選択肢を読むと間違いを見つけやすいです。
【大問5】古文読解問題
比較的短めの文章が出題されます。
歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す問題、主語の選択問題、抜き出し問題、選択肢問題のいずれかが出題されます。
歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す問題は必ず出題されるので絶対に押さえておくべきです。
また読解をする上で、『主語や助詞の省略、注の内容、係り結び』などの文法には注意しながら読み進めてください。
そうすれば、抜き出し問題や選択問題はきちんと解けるような難易度に設定されています。
最後に、高校入試の古文は読み慣れることが重要です。
スピーディーに読解できる力が身に付くまで、演習を繰り返しましょう。
作文問題
作文の試験時間は25分と短めです!
時間内に自分の考えをまとめる力が必要となります。
よくあるダメな作文の例として、自分の意見のみを書いてしまう作文があります。
「作文」でありますが、これはあくまで「出題者が出した”問題”である」という意識を持って書くことが重要です。
例として、2018年度試験の問題で、
「あなたは、これから中学校に入学する子どもたちに、学校内外での自然体験活動や社会体験活動のうち、どのような体験活動をすすめたいか。次の資料を参考にしながら、その体験活動をすすめる理由を含めて、後の注意に従って述べなさい。」
という問題が出題されています。
資料には「体験活動が子どもたちにもたらす効果(周りの人と協力して物事に取り組むようになる)など」が掲載されており、後の注意には、「この資料を見て気づいたことを交えて書くこと、あなたが体験したことや見聞したことを交えて書いても良い」などがあります。
ここで重要なのは、以下の3つです。
- しっかりと資料を参考にしている
- すすめる理由が含まれている
- 体験したことなどが交えて書いている
自分が思ったことをただ書いたのでは高得点は狙えません。
出題されている内容を読み取り正しく回答する必要があります。
また、自分以外の第三者に毎回採点してもらうようにしましょう!
愛媛県立入試国語の勉強戦略と注意点
ここまで、国語の傾向と対策についてお伝えしてきました。
最後に、国語を解く際の注意点や勉強戦略についてご紹介しておきます。
勉強戦略と注意点
国語は他の科目と少し違って、結果がすぐに結びつきにくいです。
日頃の学習がモノを言います。
本気で志望校に合格したいならば、3年生の初めごろから対策は少しずつ進めていきましょう。
漢字や文法問題や、歴史的仮名遣いなどは授業や問題集などで問題演習を通して知識のヌケやモレがないようにしておきましょう。
遅くても、松山北高校以上の高校を目指すならば、3年生の夏頃には知識が詰まっている状態が望ましいです。
また、何度でも言いますが、ここで落とすと後に響きます。優先的に対策していきましょう。
記述問題については、解答に必要なポイントをまとめるということを意識して普段から問題を解いてみてください。
また、その際の注意点としてきちんと文字に起こして解答しきることです。
わからないからと空欄のまま解答を見てしまう生徒が多いですが、絶対ダメです。
自分の力で解答を考える過程が国語力を伸ばすからです。粘り強く、考えて書いてみてください。
また、得点を伸ばすという点において最も有効なのは、
やはり過去問を解くということです。
何年も何度も過去問を解き、愛媛県県立高校入試のクセをつかんでいきましょう。
効率のいい勉強で、国語を得意科目に!
いかがでしたか?ここまで、国語の傾向や対策、勉強計画の立て方についてお伝えしてきました。
今回ご紹介した内容で少しでも役に立つ部分があれば、ぜひ参考にしてみてください。
また、勉強の対策について、一人で確かな勉強計画を立てるのは難しいかもしれません。
「本当にこの計画で大丈夫かな?」
「この勉強方法でちゃんと対策できているのだろうか」
などとお困りの場合は、お気軽に愛大研にお問い合わせください。
愛大研は愛媛県立入試に特化したプロ集団です。
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