【愛媛大学への進学実績から考える】松山市内の高校比較

【愛媛大学への進学実績から考える】松山市内の高校比較 塾/偏差値/学費比較

こんにちは。愛大研公式ブログ編集部の茶山です。

この記事を読んでいるあなたは、ぶっちゃけどこの高校が愛媛大学に受かりやすいの?と思ったことがあるでしょう。

 

この記事は愛大合格経験者のみで指導する学習塾愛大研が、

松山市内の高校を中心に、”愛媛大学に合格しやすい高校はどこか”徹底比較しました。


そのため今回の内容では、学部や学科は考慮せず、

”とにかく愛媛大学に合格するなら”という視点でまとめています。

これから高校受験を受ける中学生、そして実際に今高校に通っている大学受験を目指す高校生の参考になれば幸いです。

それぞれの高校の進路実績(進学実績)をもとに、また高校ごとの特色も踏まえた上で書いていこうと思います。

松山市内の高校の進学実績を比較する

松山 高校 進路状況

最初に各高校の進路実績を見ていきましょう。

 

今回は、県立高校5校、国立高校1校、私立高校3校をピックアップしてみました。

※今回取り上げている以外の高校も多くの場合、各高校の公式ホームページ等で進学実績を掲載していることがほとんどなので、気になった方は調べてみてください。

県立高校の進学実績編

愛媛県立高校 比較

まずは県立高校から。今回比較するのは以下の5校です。

  1. 松山東高校
  2. 松山南高校
  3. 松山北高校
  4. 松山中央高校
  5. 松山商業高校

それぞれのデータを見ていきましょう。

愛大研ブログでは今回比較した高校の合格のための目標点や必要な内申点についてまとめていますので、そちらもぜひご覧ください。

※1学年あたりの生徒数は募集定員等を参考にしています。また愛媛大学進学率は既卒合格者も算出対象としています(推薦、総合選抜入試等の一般入試以外の合格者も含まれています)。

松山東高校の進学実績

1学年あたりの生徒数 約360名

【愛媛大学への進学実績】

  愛媛大学合格者数 愛媛大学進学率
2022年度 83名(9) 23%
2021年度 92名(7) 26%
2020年度 63名(9) 18%
2019年度 76名(11) 21%
2018年度 85名(7) 24%

※合格者数の( )内は既卒。進学率は小数点以下四捨五入。

参考:松山東高校進学実績(公式サイトより)

松山東高校では、平均して20%前後の生徒が毎年愛媛大学に進学しています。

東高は難関レベルの大学や医学部への進学をする生徒も多いです。

松山南高校の進学実績

1学年あたりの生徒数 約360名(理数科含む)

【愛媛大学への進学実績】

  愛媛大学合格者数 愛媛大学進学率
2022年度 97名(2) 27%
2021年度 119名(3) 33%
2020年度 115名(0) 32%
2019年度 107名(1) 30%
2018年度 96名(1) 27%

※合格者数の( )内は既卒。進学率は小数点以下四捨五入。

参考:松山南高校進学実績(公式サイトより)

松山南高校では、平均して30%前後の生徒が毎年愛媛大学に進学しています。

また、国公立大学進学率(71.1%/2022年度)が

  • 西日本1位
  • 全国2位

となっており、高い国公立進学率を誇っています。

松山北高校の進学実績

1学年あたりの生徒数 約360名

【愛媛大学への進学実績】

  愛媛大学合格者数 愛媛大学進学率
2022年度 88名(0) 24%
2021年度 94名(0) 26%
2020年度 72名(2) 20%
2019年度 72名(1) 20%
2018年度 73名(1) 20%

※合格者数の( )内は既卒。進学率は小数点以下四捨五入。

参考:松山北高校進学実績(公式サイトより)

松山北高校では、平均して20%前後の生徒が毎年愛媛大学に進学しています。

学校内でもある程度上位層に位置していないと、愛媛大学への進学は難しそうですね。

松山中央高校の進学実績

1学年あたりの生徒数 約360名

【愛媛大学への進学実績】

  愛媛大学合格者数 愛媛大学進学率
2022年度 47名(0) 13%
2021年度 49名(1) 14%
2020年度 34名(2) 9%
2019年度 34名(3) 9%
2018年度 43名(3) 12%

※合格者数の( )内は既卒。進学率は小数点以下四捨五入。

参考:松山中央高校進学実績(公式サイトより)

松山中央高校では、平均して10%前後の生徒が毎年愛媛大学に進学しています。

クラスでトップ5くらいに位置していないと、愛媛大学への進学は難しそうですね。

松山商業高校の進学実績

1学年あたりの生徒数 約360名

【愛媛大学への進学実績】

  愛媛大学合格者数 愛媛大学進学率
2022年度 15名(不明) 4%
2021年度 9名(不明) 3%
2020年度 8名(不明) 2%
2019年度 13名(不明) 4%
2018年度 9名(不明) 3%

※合格者数の( )内は既卒。進学率は小数点以下四捨五入。

参考:松山商業高校進学実績(公式サイトより)

松山商業高校では、平均して3%前後の生徒が毎年愛媛大学に進学しています。

クラスでトップレベルでないと厳しいでしょう。

国立高校の進学実績編

愛大付属高校 比較

続いて国立高校編です。

愛媛県内には国立高校は愛媛大学附属高校の1校のみとなっています。

愛媛大学附属高校の進学実績

1学年あたりの生徒数 約120名

【愛媛大学への進学実績】

  愛媛大学合格者数 愛媛大学進学率
2022年度 43名(1) 36%
2021年度 49名(0) 40%
2020年度 52名(1) 43%
2019年度 53名(1) 44%
2018年度 40名(2) 33%

※合格者数の( )内は既卒。進学率は小数点以下四捨五入。

参考:愛媛大学附属高校進学実績(公式サイトより)

愛媛大学附属高校では、平均して40%前後の生徒が毎年愛媛大学に進学しています。

後述しますが、学校推薦型選抜・総合型選抜に特化した受験方法で多くの愛媛大学への合格者を輩出しています。

私立高校の進学実績編

愛媛 私立高校 比較

最後は私立高校編です。私立は以下の3校をピックアップしました。

  1. 済美高校
  2. 済美平成高校
  3. 新田高校

 それではデータを見ていきましょう。

済美高校の進学実績

1学年あたりの生徒数 約685名(美術科を除く)

【愛媛大学への進学実績】

  愛媛大学合格者数 愛媛大学進学率
2022年度 41名(不明) 6%
2021年度 24名(不明) 4%
2020年度 45名(不明) 7%
2019年度 54名(不明) 8%
2018年度 33名(不明) 5%

※合格者数の( )内は既卒。進学率は小数点以下四捨五入。

参考:済美高校進学実績(公式サイトより)

済美高校では、平均して6%前後の生徒が毎年愛媛大学に進学しています。

生徒数が多いので、進学者数は多くても、進学率はあまり高くはない結果となりました。

済美平成高校の進学実績

1学年あたりの生徒数 約130名

【愛媛大学への進学実績】

  愛媛大学合格者数 愛媛大学進学率
2022年度 26名(4) 20%
2021年度 28名(0) 22%
2020年度 25名(5) 19%
2019年度 25名(6) 19%
2018年度 18名(6) 14%

※合格者数の( )内は既卒。進学率は小数点以下四捨五入。

参考:済美平成高校進学実績(公式サイトより)

済美平成高校では、平均して20%前後の生徒が毎年愛媛大学に進学しています。

松山東高校と同様に、難関レベルの大学や医学部への進学をする生徒も多いです。

新田高校の進学実績

1学年あたりの生徒数 約480名

【愛媛大学への進学実績】

  愛媛大学合格者数 愛媛大学進学率
2022年度 18名(1) 3%
2021年度 16名(不明) 3%
2020年度 23名(不明) 5%
2019年度 23名(不明) 5%
2018年度 13名(不明) 3%

※合格者数の( )内は既卒。進学率は小数点以下四捨五入。

参考:新田高校進学実績(公式サイトより)

新田高校では、平均して5%前後の生徒が毎年愛媛大学に進学しています。

済美高校と同様に、生徒数が多いので、進学者数は多くても、進学率はあまり高くはない結果となりました。

進学実績比較の考察

いかがでしたでしょうか。

想像していたよりも、違った結果になっていたのではないでしょうか。

 

ここからは、県立・国立・私立それぞれの結果を、

各高校の特色にも着目しながら考察していきたいと思います。

県立高校の考察

  2022年度愛大合格割合 2021年度愛大合格割合 2020年度愛大合格割合 2019年度愛大合格割合 2018年度愛大合格割合
松山東高校 23% 26% 18% 21% 24%
松山南高校 26% 33%  32%  30% 27%
松山北高校 24% 26% 20% 20% 20%
松山中央高校 13% 14% 9% 9% 12%
松山商業高校 4% 3% 2% 4% 3%

県立高校の中で最も愛媛大学進学率が高かったのは松山南高校という結果になりました。

 

ちなみに、県立において県内最難関高校である松山東高校では、医学部や旧帝大などの最難関レベルの大学の進学者が他の高校と比べ高く、愛媛大学よりも難易度の高い大学に進学している人数が多いです。

そのことが松山南高校よりも低いポイントとなっている要因だと推測できます。

 

また、商業高校である松山商業高校でも10名前後と少数ではありますが愛媛大学進学者を毎年輩出しています。

これは推薦入試や総合選抜入試を利用しているものだと推測されます。

 

国立(愛大附属)高校の考察

愛大附属高校では2019年度の愛媛大学進学率では44%と、ダントツで県内の高校の中で高い結果となりました。

この高い進学率の理由には、愛大附属高校側が積極的に推薦入試や総合選抜入試での愛媛大学への進学を推進していることが挙げられます。

それが実際に、愛媛大学附属高校の公式ホームページに記載されているのが以下の部分です。

附属高校では、愛媛大学との高大連携科目や、総合学科独自の科目、専門科目等で培った「自学力」「明確な目的意識」「高いモチベーション」を活かし、学校推薦型選抜・総合型選抜により愛媛大学各学部への進学を目指します。

 学力だけでなく、意欲や個性・適性など多面的な力を評価する学校推薦型選抜・総合型選抜を受験することによって、自分にあった進路選択を行います。

※一部抜粋

2019年度の合格者53名のうち、一般合格者は6名のみであり、単純な学力だけではない進路実現を可能にしています。

ただ、愛媛大学以外への進学者(特に国公立大学)が極端に少なく、愛媛大学以外の国公立大学を目指したい人にとってはあまりメリットとは言えないでしょう。

私立高校の考察

  2022年度愛大合格割合 2021年度愛大合格割合 2020年度愛大合格割合 2019年度愛大合格割合 2018年度愛大合格割合
済美高校 6% 4% 7% 8% 5%
済美平成高校 20% 22% 19% 19% 14%
新田高校 3% 3% 5% 5% 3%

今回ピックアップした私立高校の中では済美平成が、愛媛大学進学率が高いという結果になりました。

私立では生徒数(定員数)が多い高校が多いため、

見た目には愛媛大学”進学者数”が多くても、”進学率”は低い場合があるので注意が必要です。

また、私立高校の難関校合格者は特進コースなどの一部のクラスの生徒のみが合格していることも多いため、普通科のみの進学率は不明ですが、こちらも考慮するようにしましょう。

ただ、裏を返せば特進コースが難関大学の進学数のほとんどを占めていることも多いです。

まとめ:進学実績は参考程度!

愛媛 高校比較 まとめ

以上の結果を踏まえ、愛媛県内の高校では愛媛大学に進学するなら、愛大附属高校が最も近道らしいという結果となりました。

一方で、他の高校では愛媛大学以上の難関大学進学者が多かったり、県外の大学にもまんべんなく進学している数が多い高校など、様々だということも分かりましたね。

 

つまり、それぞれの高校で特色があり、一概にどの高校が良いということではありません。(ただ今回は”愛媛大学に合格するなら”という前提で書いています)

 

大学進学までを見据えた自分が進みたい進路を、今一度見直すきっかけになれば嬉しいです。

迷っている人は、両親や先生、受験のプロに相談してみましょう!

 

以下の記事では県立高校の入試対策、愛媛大学のレベルについて解説しています。

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