こんにちは!愛大研公式ブログ編集部の茶山です。
突然ですが、あなたは愛媛県の県立(公立)高校入試ではいわゆる
“内申点(調査書点)”というものが超重要になることをあなたはご存知でしょうか?
志望校にボーダーラインとなる内申点がないと、合格できる確率がかなり下がってしまうという事実もあるのです。
そこで今回は「そもそも内申点ってなんなの?」という所から、愛媛県立高校受験の仕組みを踏まえて
県立高校受験で、内申点が超重要な理由を超簡単に、
誰でもわかるように解説した後、具体的にどうやって対策していけば合格に近づくのか解説していきます!
この記事を作成した愛大研は、愛媛で何年も受験指導を行なっており、多くの受験生を県立高校に合格させていますのでご安心ください。
また、愛大研ブログでは入試科目ごとや県内の高校について対策などをまとめていますので、そちらもご覧ください。
関連記事→【愛媛県立高校入試の仕組みやボーダーラインは?】対策方法も解説
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そもそも内申点とは何なのか
大前提に、”内申点とは何なのか”ということをきちんと理解できていますでしょうか?
結論からお伝えすると、
内申点とは【通知表の5段階評価のこと】です!
つまり、5段階の評定がそのまま受験の時に得点となるということです。
県立高校入試の際は内申点のことを”調査書点”と呼んだりしますが、同じであるという認識でOKです。
内申点(調査書点)は通知表の5段階評価がそのまま点数となり全部で9科目あるため、
5段階×9科目=45点×3年分で
135点満点となります。
ちなみに、受験で使用する評定は
1,2年生:学年末(3学期の最後)
3年生:2学期末
の通知表を採用します。
3年間全ての成績を使用するので、3年間を通して良い成績を取り続ける必要があります!
部活で結果を残したり資格を取ったら有利になる?
これもよく質問されるのですが、結論から言うと内申点(調査書点)には関係ありません!
英検を取ったからといって、英語の成績は4から5になったりしませんよね(笑)
あと、生徒会長をやっているとかも関係ありません。
こういった学校の授業やテスト以外の部分の評価は、
面接等(C観点)で加点・評価されます。ちなみにこの評価は評価方法が明示されておらず、あくまで各高校の学校長の判断に委ねられています。(部活で全国大会に出たから◯◯点追加などは明確に決まっていない)
なので、受験の際に役に立たないわけではないのですが、内申点とは別物であるという認識を持ってください!
愛媛県立高校入試の仕組みを知る
次は県立高校入試の仕組みについてザックリと理解しておきましょう!
今回は県立高校入試にスポットを当てて書いていきますが、私立高校入試にも触れながら書いていこうと思います。
また、内申点は正確には調査書点と言うのですが、今回は分かりやすくするため、同じものだと思っていただいて問題ありません。
愛媛県立高校入試の入試科目と選抜方法
愛媛県県立高校入試では、1回の一般入試の中で、「第1選抜」と「第2選抜」の二段階に分けて合格者を選抜します。
それぞれで合格者の割合が決められており、
第1選抜では合格者の7割、第2選抜では3割を選抜します。
本番当日のテストの科目は、国語(作文含む)・数学・理科・社会・英語の5科目です。
第1選抜は、
【当日のテスト点数】で合否が決まります。
第2選抜は、
【当日のテスト点数(A)+内申点(B)+面接等の点(C)】で合否が決まります。
ここまでしか知らないと、
「第1選抜でサクッと合格するように頑張ればいいじゃん、本番で点取ればいいんでしょ?」
なんて思いますよね。ところが、、、です!
ここからが本題です。
内申点がどのように重要視されているのかというと、
【受験者の中で内申点が上位90%に入っていないと第1選抜は対象外になる】というルールがあるのです。
受験者数を100名だったとして、簡単な例を用いて説明します。
受験者数:100名
①受験者の中で、内申点が上位90名(90%)に第1選抜を行う。
ここで合格者の70%が決定。
②”内申点が上位90%に入らなかった残りの10名(10%)”は第1選抜を受けられず、第1選抜で不合格だった受験者と共に、残り合格者枠の30%を第2選抜で争う。
ということになります。
「いやいや、私は本番でがっつり点数を取って第2選抜で合格しますよ」、という人もいますが、そう考えている人も多く、第2選抜の方が本番のテストで必要な点数が高いことも多いのです。
詳しい選抜方法や内申点の算出方法が気になる方は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事→【愛媛県立高校入試の仕組みやボーダーラインは?】対策方法も解説
私立高校入試の入試科目と選抜方法
愛媛県の私立高校一般入試では多くの高校で、
本番のテストの点数の割合が、ほとんどである配点で合否が決まるという形を採用しています(一部他の要素を点数化している高校も有り)。
そのため私立高校の一般入試においては、単純に本番のテストで点数を取ったら合格に近づくということなので、わかりやすいです。
また、私立高校が第1志望の場合は中学校の推薦などを利用して合格を目指す場合も多いです。
具体的な合格のボーダーラインは?
以下の記事で、各松山市内の県立高校ごとのボーダーラインとなる
- 内申点
- 当日点
- 偏差値
について解説しています。
あなたの志望校のボーダーラインを必ず確認しておきましょう!
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どう対策すれば合格に近づくのか
ここまでの読んでくれた方は、なぜ愛媛県立高校入試で内申点が超重要なのかを理解していただけたと思います。
では、具体的にどのようにして対策していけば、あなたは志望校合格に近づけるのでしょうか。
その対策は、大きく分けて3つあります。
1.主要5科目は常に勉強しておく
主要5科目とは、入試本番のテスト科目となる国語・数学・理科・社会・英語のことです。
言わずもがなこの科目は本番の結果に直結しますので、理解していないままにして放置するのは絶対に禁物です。
学校のテストでも高得点を狙い続け、本番で必要な点数を確保できるようにしていきましょう。
2.副教科をおろそかにしない
これは案外多くの中学生に当てはまることなのですが、
主要科目に気を取られて、副教科(保健体育・技術家庭科・美術・音楽)の点数が低くなっていることはないでしょうか。
主要科目5つと、副教科4つを合わせた9つの通知表の点数が内申点となります(1〜5の5段階で、1なら1点、2なら2点…といった点数になる)。
しかも、主要科目も副教科も同じ内申点の算出方法になります。
つまり、内申点においては主要科目も副教科も同じ価値があるのです。
主要科目ばかりいい点数でもダメなのです。副教科もテスト前にはきちんと高得点を取れるように勉強しましょう。
3.通知表を分析する
最後に、1番大切なことをお伝えします。
ここまでの内容を読んで、「私はテストで良い点数もとってるし、真面目に授業も受けてるのに、通知表の点数が低いんだよ!」と、怒っている人もいるのではないでしょうか。(笑)
そこでおすすめするのは、通知表の詳細な評価欄を見てみることです。
具体的には、「関心・意欲・態度」や、「知識・理解」などといった項目です(科目によって項目名は異なっているはずです)。項目ごとにA~Cなどの評価をつけられているはずです。
注目すべきは、この項目ごとの評価です。
この項目ごとの評価をもとに、1〜5までの評価をつけられているのです。
もちろん、内部的には項目ごとの詳細な点数もつけられていますが、学校の先生によって評価の仕方が異なるため、開示はしていないのが普通です。
つまり、あなたがすべきは、この項目で評価が低かった部分を修正していくことです。
具体的には「関心・意欲・態度」では授業態度などが評価対象になっていたり、「知識・理解」ではテストの点数が主な評価ポイントだったりします。あなたの通知表の評価を下げた原因の項目を徹底的に見直しましょう。
もし、何が原因なのかわからない場合は、直接学校の先生に聞きに行きましょう。
私たち愛大研のような受験のプロに聞くのも手段の1つです。何を直さないといけないのか分かっていないといけませんからね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
多くの愛媛の中学生を悩ませる内申点ですが、少しでもその悩みを解決できたのなら嬉しいです。
内申点はどうしても評価する先生の主観が入ってしまう部分があります。
もちろん、学校の先生たちは不平等や差別が無いように努めてはいます。
今一度、愛媛県の中学生の内申点の大切さを実感してもらえましたでしょうか?
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