高知大学医学部医学科の2次試験はどんな対策が必要?【過去問の活用方法/配点/ボーダーラインについて解説】

高知大学対策

こんにちは。愛大研公式ブログ編集部の中川です!

この記事をご覧になられているあなたは、

 

  • 高知大学医学部医学科に合格したいけど、難しそう…
  • 医学部なんて何か特別なことをしないといけないんじゃないかな?
  • そもそも大学受験ってどんな対策をしたらいいのだろう?

と、思っているのではありませんか?

 

この記事では、そんなあなたにプロとして学習塾を営み受験生のサポートをしてきた経験から

高知大学医学部医学科に合格するための

  • 知識(入試、偏差値、倍率など)
  • 具体的な受験対策の内容

について徹底解説していきます。

ぜひ、大学受験の対策の参考にしてみてください!

高知大学医学部医学科の魅力

高知大学 医学部

 

まずここでは、高知大学医学部医学科の魅力について説明していきます!

合格出来れば、医学科は6年間通うことになる環境ですのでしっかり確認しておきましょう!

信頼ある実績と歴史

高知大学の医学部の前身は高知医科大学として別の学校でした。

2003年に高知大学と合併して今の姿があるのです。

高知医科大学からの歴史を合わせると、50年近くもの歴史があります。

 

また、現在医学科からは毎年100人ほどが卒業しており、今までの卒業生の数は非常にたくさん数になるでしょう。

大学としても、医学部としても信頼出来ますね!

入学後も安心して通えるでしょう。

附属病院の存在

高知大学 附属病院 医学部

医学部の特徴として実習で病院に出入りすることが多いことが挙げられます。

医療従事者として働くには避けて通れない道ですね!

その際、高知大学のように附属病院があれば、研修もそこで行われるケースがほとんどになります。

大学と附属病院間で連携が取りやすいので、カリキュラムと実習にズレが起きること無くなりますし、同じ学科の卒業生が多数在籍しているので、とても活動しやすくなることでしょう。

 

上下関係も一気に広がりやすそうですね!

充実した部活動

高知大学医学部は看護学科はありますが、在籍している学生が1学年に200名弱でそこまで多くありません。

ですが、その人数をものともせずに沢山の部活動があります。

その数は何と50個ほどです。

サークルは少なく部活動が多いようなので、本気でスポーツに取り組みたい方にもってこいの環境でしょう。

 

文武両道の楽しいキャンパスライフを送ることができそうですね!

高知大学医学部医学科の入試状況

高知大学医学部医学科 入試

受験対策をするうえで、志望校や学部の入試情報を知ることは非常に大切です。

そこで、高知大学医学部医学科の前期試験の情報を

「入試科目・配点」と「入試結果」に分けて見ていきましょう。

 

この記事では前期試験について書いていきます。

入試科目・入試配点

まずは、入試科目を確認していきましょう。

→高知大学令和7年度入学者選抜要項

高知大学全体の入試では、もちろん文系理系どちらからでも受験が可能です。

ただし、医学部医学科の場合は、共通テストの受験科目に理科の専門科目が2教科必要です。

また、2次試験では「数学Ⅲ」も必要になります。

理系でないと受験は厳しいでしょう。

 

共通テストでは、傾斜配点などは用いられておらずとった点数がそのまま最終評価の持ち点になります。

2次試験では、数学・理科・外国語の3教科で900点分と面接が100点分あるため、記述問題を解く力もかなり求められていますね。

 

下の図では、簡単に配点をまとめています。

国語 地歴公民 数学 理科 外国語 情報 面接 配点合計
共通テスト 200 100 200 200 200 50 950
2次試験 300 300 300 100 1000
合計 200 100 500 500 500 100 1900
これらの合計点1950点で合否が決まります。

合計点1,950点の内、共通テストの割合は約50%ほどです。

やはり、医学科ということもあり共通テストの点数を占める配点は低く、記述でも対応できる高い学力が求められます。

しかし、愛媛大学医学部医学科と比べてみると共通テストの割合は高いので、試験対策は比較的勧めやすいかもしれません。

興味のある方は、是非愛媛大学医学部医学科の記事も読んでみてくださいね。

(参考記事:愛媛大学医学部医学科に合格するには【傾向と対策をプロが解説】

今年度の共通テスト(令和年7年度入学生)は、1月18日,19日です。

期日はもう決まっているので、早め早めの対策をしていきましょう!

入試結果

ここで過去3年間の医学部医学科の入試結果を確認してみましょう。

共通テスト合格者最低点 2次試験合格者最低点 合格者総合最低点
令和5年度 668 608 1343
令和4年度 629 660 1356
令和3年度 708 658 1417

※図の数字は小数点を四捨五入しています。

 

高知大学医学部医学科の偏差値は62.5と言われています。

過去3年の共通テストの合格者平均点の平均が700点ほどであることや

2次試験平均点が6割前後であることから

確実に合格を目指すには、

  • 共通テストでは、8割
  • 2次試験では、6割程度

の得点率が求められます。

 

いわゆるボーダーラインとは、この合格者最低点を参考にするとよいでしょう。

 

次に、倍率を見ていきましょう。

令和5年度 令和4年度 令和3年度
倍率 7.3倍 3.9倍 5.3倍

 

医学科だけあって倍率は非常に高いですね。

医学部受験は浪人生も多いため、受験者の学力もそろって高いです。

しっかり準備をしておきましょう。

 

ただ、高知大学医学科の定員は50名と少ないので、倍率もバラつきやすいです。

二次試験の募集は1度だけ倍率を見て志望校を変動することが可能です。

場合によっては変更することも視野に入れて、確認しておきましょう。

ただ、合格者最低点では毎年大きな変化は無いので、倍率に惑わされすぎないようにしてくださいね!

倍率よりも合格者最低点の方が参考になります!

高知大学医学部医学科の2次試験攻略方法

続いては合格のための戦略を練っていきましょう。

まず大前提として、医学部医学科を目指す人は、二次試験対策を重点的に行うことが求められます。

 

何より、共通テストと2次試験の割合が9.5:10といったように2次試験が過半数の割合を占めています。

とくに地歴公民は共通テストだけなので、授業での予習・復習を入念に行うだけでも力はついてくると思います。そのため攻略として、二次試験に受験する科目である数学・理科・英語の対策に力を入れましょう。

その攻略の第一歩としては、やはり数学・理科・英語の徹底的な基礎固めが重要です。

そのように、きちんと2次対策に向けて対策ができていれば、共通テスト対策は直前の1ヶ月ほどで大丈夫でしょう。

高知大学医学部医学科2次試験の各科目の具体的な対策

高知大学医学部医学科を目指していく上で基礎の早期定着の重要性は何度も述べてきました。

ここでは、対策のポイントを述べていきます。

また、2次試験では全ての教科で6割を目指しましょう。

2次試験過去問の活用方法

まずは2次試験の過去問の活用方法についてです。

入手方法は赤本の購入などが一般的ですね!

また、「高知大学 過去問」で検索したら多くの過去問を載せているページが出てきます。
そちらを参考にすることも可能ですが、解説が不十分なので赤本を買ってしまうことをオススメします。

ところで、皆さんは過去問の活用方法で、大事なことは何だと思いますか?

大前提、過去問を解く上で大事なことは新たに知識を蓄えることではありません。

後ほど詳しく説明しますが、意外にも高知大学大学医学部医学科の2次試験では基礎を抑えた問題しか出題されません。

 

なので、共通テストの対策でしっかり基礎が抑えられているのであれば、2次試験の過去問対策では、時間配分や問題の雰囲気に慣れることに注力しましょう。

 

結論、過去問対策はきちんと時間を測りながら5年分を2回ずつは解くことをおすすめします。

そうすれば、当日時間が足りなかったり、凡ミスをしてしまう可能性は大幅に減らすことができるでしょう。

数学

数学は、現役合格を本気で狙いに行くならば、数学1A、2B、3までの履修を高校1,2年のうちに終わらせておくのがベストです。1,2年の間はチャート式など、網羅系と言われる問題集を用いて典型問題を一通り解けるようになることが目標です。

この記事ではこれが数学における基礎の基準とします。

また、余裕があれば、一対一対応の演習等で、“応用問題の典型問題”と言われる問題も解けるようにしておきましょう。

医学科の二次試験において、数学は応用問題の応用問題と言われるようなかなりハイレベルの問題が出題されることが多いですが、高知大学医学部医学科の問題では『中学数学や、数学の範囲内で扱われる整数の性質に関する問題』が出題されるなど、基礎の根底にある理解を問われることが多いです。

 

そのため、高校3年生の期間は、できる限り演習(初見の問題に対していかにアプローチするかを鍛え、典型問題のアウトプットを行うこと)を行うことが重要です。

とはいえ、基礎は疎かに出来ないので、6月までは典型問題の網羅や苦手分野の克服期間として良いでしょう。

夏休み頃から演習に力を入れていきましょう。高知大学医学部医学科の過去問や難関大学の過去問を中心に解いて、二次力をしっかり養成しましょう。

 

また国語に関しては、並行して共通テスト対策も行いましょう。

マーク式のテストに苦手意識のある方は、もっと早めに対策を初めても問題ありません。

英語

高知大学の英語は大問5題構成です。

ただ、ほとんどの問題が記号で解答できるもので英作文の必要は基本的にありません。

 

ただし、長文の中には少し難易度の高い英単語が多く使われています。

 

ターゲットなどの単語帳では必ず最後まで暗記しておきましょう。

和訳の問題は必ず出題されているので、英単語の語彙力で差がつきやすいと思われます。

夏頃には、ターゲットの暗記を全て終えて長文対策に入っておけたら安心です。

 

長文は共通テストでも重要になってくるので、とにかく早めの対策が必要です。

正直なところ、英語の長文問題で一番大事なのは、語彙力と慣れです。

夏以降は毎日1日1個以上の長文には触れるようにしておきたいですね!

理科

高知大学医学部医学科では、物理、化学、生物の組み合わせで受験となります。

2科目計120分の試験です。1科目あたり60分の時間を割ける計算となります。

物理

高知大学二次試験の物理の難易度は、他大学からみると標準レベルと言われています。

出題される単元は力学・熱力学・電磁気・波動・原子です。

大門が3つあり、選択問題はなく全ての解答が必要になります。

全ての分野の偏りのない学習、苦手を埋める学習を心がけましょう。

典型問題は瞬時に解答できるようにセミナー物理などの教材で基礎をしっかり固めて、過去問や演習問題集を通してアウトプットを行なった上、受験に挑めるようにしましょう。

化学

大問6題構成で、難易度も標準的なレベルであり、各大問ごとに小問が設定されています。

大問数が多いため、出題される範囲もそのぶん広いです。範囲を絞ったり、苦手単元を放置することはリスクが大きいため、全体的に広く深く知識を詰めていく必要があります。

こちらもセミナー化学で十分対応可能ですから、1冊を完璧に仕上げていきましょう。

得意を伸ばすことももちろん大切ですが、高知大学医学部医学科では理論、有機、無機、いずれも苦手な分野にしないことがより重要です。

計算問題が多く出題される年や、論述問題が多く出題される年もあります。

特に、論述問題が多く出題される年に当たっても十分に得点できるよう対策しておきましょう。

 

その上、問題数が非常に多いのでスムーズに解答ができるように過去問の対策はかなり重要になるでしょう。

生物

他の地方国立大学と同様に標準レベルの問題が出ます。

生物も化学同様に大門が6つあり、問題数がかなり多いです。

こちらも、セミナー生物などの標準レベルの問題集で基本問題を繰り返したのち、演習問題集などで解き方や知識の抜けもれをしっかり補っていきましょう。

記述問題は独自に練習する必要があります。

こういった問題は慣れが重要になってくるので、ある程度基礎が固まったら過去問や、他大学の入試問題で演習を積んでいきましょう。

あなただけの戦略と計画で合格を勝ち取ろう!

高知大学医学部医学科 受験対策
いかがでしたか?
合格への道のりは険しく困難なことも多いと思います。

そのため計画的に勉強をし、苦手を把握し1つずつ克服していくことが大事です。ここであげた勉強は一例にすぎませんので、これを基に自分なりの計画を立てることもいいでしょう。

しかし、自分だけで目標を立てるのが不安だったり、やり方がわからない人も多いかと思います。そんなときには気軽にご相談ください。

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