こんにちは。愛大研公式ブログ編集部の茶山です。
今回は、愛媛大学法文学部への合格を狙うあなたへ向けて、愛媛大学の入試科目や出題傾向を確認します。
「どのくらい点数を取れれば合格できるの?」「どんな勉強をすればいいの?」という疑問を持っている方もいるでしょう。
そんな疑問を、愛媛大学の法文学部に受験経験のある私が、経験者の立場から解決していきます。その上で、どのような学習を進めていけばよいか、法文学部生の視点から解説してきたいと思います。
愛媛大学に合格したいなら!【受験のプロが勉強方法と対策を語る】の記事でもお伝えしたように、志望校合格には明確な目標設定と綿密な計画が不可欠です。
入試の配点とボーダーライン
昼間主、夜間主ともに文系科目が勝負です。
後述しますが、共通テストでどれだけ高得点を取れるかにかかっています。
法文学部の入試科目・配点
合格戦略を立てるために、入試の配点を知りましょう。配点は以下の通りとなっています。
◯共通テストの配点
【昼間主、夜間主とも】
国語 | 英語 | 数学 | 地歴公民 | 理科 |
200 | 200 | 100(50) | 200 | 50(100) |
注目すべきは、昼間主、夜間主ともに、共通テストの配点は750点のうち文系科目の配点が600点を占めているところです!
英語や国語はもちろんですが、地歴公民の点数も大きく合否にかかわってくることが分かりますね。
◯二次試験の配点
【昼間主】
国語 | 英語 | 出願書類 |
250 | 250 | 70 |
【夜間主】
国語 | 英語 | 出願書類 |
250 | なし | 60 |
二次試験については、どちらも国語が250点。昼間主のみにさらに英語が250点課されます。
また、令和3年度から出願書類も評価項目に入っています。普段の学校での成績等も点数につながってくると言うことです。
法文学部の入試状況(ボーダーライン)
過去3年間の合格者の情報を見ていきましょう。
コース |
共通テスト (750点) |
二次試験 (570点,310点) |
総合点 (1320点,1060点) |
||||
平均点 | 最低点 | 平均点 | 最低点 | 平均点 | 最低点 | ||
令和 5年度 |
昼間主 | 497 | 434 | 365/570 | 288/570 | 862/1320 | 805/1320 |
夜間主 | 419 | 354 | 195/310 | 155/310 | 614/1060 | 551/1060 | |
令和 4年度 |
昼間主 | 501 | 440 | 390/570 | 329/570 | 891/1320 | 844/1320 |
夜間主 | 435 | 398 | 205/310 | 168/310 | 640/1060 | 610/1060 | |
令和 3年度 |
昼間主 | 532 | 483 | 355/570 | 291/570 | 888/1320 | 844/1320 |
夜間主 | 466 | 419 | 198/310 | 162/310 | 663/1060 | 623/1060 |
注目すべきは、合格者最低点の部分です。これがいわゆるボーダーラインと呼ばれるものとなります!
昼間主の方が夜間主よりも全体的な得点率が高いことが分かります。
愛媛大学法文学部合格に向けた戦略
ここからは、愛媛大学法文学部に合格するために、どのような戦略で臨むべきか解説します。
- 自分の現状を把握する
- 具体的な勉強戦略
それぞれについて詳しくみていきましょう。
自分の現状を把握する
まずは、自分が英語と国語でどの程度点数がとれるのか、確認してみましょう!
昼間主を受験するのであれば、それぞれ少なくとも7割は目指しましょう。
まずは1年分共通テストの過去問を解いてみて、自分がどの大問が苦手で、どの分野を重点的に行うべきか分析しましょう。7割をとるためには、英語でも国語(古文・漢文)でも、基礎的な単語力や文法力が不可欠です。
地歴公民については、現段階では解けない問題も多いと思いますので、過去の模試やテストを見直し、自分が忘れている範囲を確認・復習しましょう。早いうちの復習が、受験後半期の助けとなります。
具体的な受験戦略
合格のためには、受験勉強をどのように進めていくのか、戦略的に考える必要があります。その上で大事な以下の3つのポイントについて解説しましょう。
- 目標とする得点率をきめる
- 共通テスト対策を徹底する
- 地歴公民で高得点を目指す
1.目標とする得点率
自分がどこを目指すのか明確にしましょう。ここ3年間でも合格者の平均点は大きく推移していますが、総合平均点の一番高い令和4年度の入試結果をもとにすると、目標点の基準は以下の通りになります。
共通テスト | 二次試験 |
67% | 68% |
また、目標点設定には合格者最低点が重要となります。より詳しい目標点の設定は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事→愛媛大学の合格最低点から考える【愛大のレベルと目標点】
2.共通テスト対策を徹底する
昼、夜ともに共通テストの配点が大きいのは先ほど確認した通りですね。
そして、文系は、理系と比べて二次試験で差をつけることがかなり難しいです。そのため、共通テストで思うような点数が取れなかったとき、二次試験で逆転する、というのはかなり厳しい決断となります。
そうなる前に、まずはしっかりと共通テストの対策をしていきましょう。共通テスト対策は、そのまま二次試験対策にもなるので効率的です。
二次試験対策(英語)は、以下の記事で詳しくまとめています。
関連記事→【プロが解説】愛媛大学二次試験(英語)の傾向と対策
3.地歴公民で高得点を目指す
共通テストでは、地歴公民の配点も国、英と同じく200点です。
社会科目というのは、勉強量がそのまま点数に反映される傾向がより強い科目と言えます。過去問を見て問題傾向をつかんだ後は、自分が苦手な分野を中心に、ひたすらに知識の整理と問題演習を重ねましょう。
また、英語、国語などと比べて、本番で大コケする可能性が低い科目でもあるので、いざという時に助けてくれる存在となります。
地歴公民の勉強は、一朝一夕にできるものではありません。勉強量が点数に直結するからこそ、計画的な学習が必要です。
計画的な勉強で合格を勝ち取ろう
いかがでしたか?
自分の現状を確認し、計画的な学習を行うことが、合格への確実な方法となります。
生徒によって、得意科目、模試の点数など、状況は様々です。ただ漠然とした意識で学習するのではなく、目的意識や克服するべき課題を念頭に置いた上で勉強を進めると、効率的な学習ができるでしょう。
しかし、このような課題設定や、学習計画の設定に不安を覚える方も多いと思います。そのような時には、愛大研でサポートを行いますので、是非ご気軽にご相談ください。
みなさんが課題を克服し、愛媛大学法文学部に入学できることを応援しています。
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