こんにちは、愛大研編集部の武智です。
今回は、総合型選抜で愛媛大学社会共創学部合格に向け勉強を始めようとしているあなたに向けて、
愛媛大学社会共創学部合格のための【対策と勉強法】について書いていこうと思います。
私が社会共創学部を受験する際、
「総合型選抜(旧AO入試)ってなに??」
「なにから対策すればいいの?」
などといった疑問を持っていました。
もしかすると、あなたも同じような疑問を持っていらっしゃるかもしれません。
そういった方に向けて、私が実際に社会共創学部総合型選抜に合格した経験や、生徒の指導経験を元に得た知識をお伝えできたらと思いますので、
あなたの受験に役立つポイントがあれば参考にしていただければと思います。
対策や勉強法といっても、過去問の解き方や参考書選びを解説するのではなく、
あなたがどのように対策をしていけばいいかを、以下の
- 愛媛大学社会共創学部の総合型選抜について
- 社会共創学部合格に向けた受験戦略と受験計画
という2ステップで解説していきます。
この記事は総合型選抜の対策について書いていますので、一般入試の対策については以下の記事を参考にしてください。
関連記事→愛媛大学社会共創学部一般入試に合格するには?【傾向と対策をプロが解説】
愛媛新聞取材記事
→【変わる大学受験】推薦入試で合格するには 松山市の学習塾が愛媛大学を徹底分析
社会共創学部の総合型選抜Ⅰについて知る
引用:社会共創学部ホームページ
始めにあなたの志望学科の入試制度について理解しておかないと、
戦略や計画の立てようがありません。効率よく対策をするためにも、
まずは総合型選抜の特徴について知っておきましょう。
社会共創学部の入試区分
社会共創学部の入試区分は総合型選抜Ⅰ、総合型選抜Ⅱ、一般入試前期日程の3種類です。
愛媛大学において総合型選抜Ⅰを採用しているのは社会共創学部のみです。
他とは全く特色の異なる入試科目となっており、入念な対策が必要不可欠です。
総合型選抜とは
そもそも、総合型選抜とはどのような入試形態なのでしょうか。
募集要項には、以下のように記載されています。
高等学校で履修する範囲の知識や思考,判断力をみるために,総合問題を課しています。また,関心,知識,思考,判断,意欲,協働,表現力等を総合的にみるために,面接とグループディスカッションを課しています。さらに,高校生活における活動歴等を踏まえ,意欲,能力,関心等をみるために,活動報告書,志望理由書等を課しています。
ざっくり言ってしまえば、「学力以外の要素(関心,思考力,協調性など)も試験で確認する」ことを目的としています。
学力のみを計る一般入試と違い、総合型選抜は課題解決力やコミュニケーション能力なども評価の対象となるわけです。
つまり、高校の定期テストや共通テスト対策の勉強だけしていても合格はできないのです。
総合型選抜の受験を考えている方は、どんなに遅くとも1年以上前から対策を始めるようにしておきましょう。元々思考力や表現力などに自信がある方を除き、高校3年生になってから総合型選抜Ⅰの対策を始めても間に合わない可能性が高いです。
では、具体的にどのように対策すればよいのでしょうか。
その解説に入る前に、まずは総合型選抜の入試科目について確認しておきましょう。
また、よく混同されがちな、学校推薦型選抜との違いについては別の記事で解説しています。
受験戦略を立てる上でこの違いについて知っておくことも大事ですので、こちらの記事もぜひご覧ください。
関連記事→推薦・総合型選抜で愛媛大学を目指すなら!【入試科目/ 配点/ 対策を解説】
各学科の入試科目・配点を知る
ここで、あなたの受けたい学科の入試科目を確認しましょう。
基本的にはどの学科も試験内容は同じで、以下の4科目で評価されます。
- 小論文
- 面接
- グループディスカッション
- 活動報告書、志望理由書、調査書
しかし、学科によって対策は変わってきます。その理由は以下の二つです。
- 点数配分が異なる
- アドミッションポリシーや評価のポイントが違う
総合型選抜ではこの2点を理解しておくことが非常に重要となってきます。
募集要項を見る際も、この2点について重点的に確認しておくようにしてください。
次は科目ごとの点数配分について述べていきます。
科目ごとの点数配分を知る
学科によって点数配分が変わってきます。
例えば環境デザイン学科では以下のような点数配分ですが
小論文 | 面接 | グループ ディスカッション | 活動報告書等 |
150 | 150 | 150 | 100 |
産業イノベーション学科ではこのような点数配分になっています。
小論文 | 面接 | グループ ディスカッション | 活動報告書 |
100 | 150 | 150 | 50 |
基本的に、配点が高い科目=重点的に対策すべき 科目です。あなたの志望する学科ではどの科目に重きをおいて対策すべきでしょうか?最初に確認しておくようにしましょう。
試験科目ごとの対策
これまでに全部で4つの試験科目があることが分かりました。
しかし、「小論文」だとか、「グループディスカッション」などと言われてもピンとこない人もいるのではないでしょうか?
そこで、この項ではそれぞれの科目について対策方法を交えながら解説していきます。
小論文
学部共通の問題と、学科別の問題があります。それぞれ問題の特色が異なるので
社会共創学部のホームページに乗っているサンプル問題を実際に見てみましょう。
大問1が学部共通問題、大問2~5は学科別の問題となっています。
資料や文章から内容を読み取って要約したり、自分の考えを記述する問題が多く出題されます。
どの学科も、総合問題における配点が最も高くなっています。一番最初に対策すべき科目ですね。
問題ごとの配点は公表されていませんが、全体を通しておおよそ7割以上正解できるようにしておきましょう。
社会共創学部の総合問題対策は、他の記事で過去問を例に挙げて解説していますので、そちらも参考にしてみてください。
関連記事→総合問題を攻略するには!【総合型選抜Ⅰ】社会共創学部
令和7年度入試から総合問題が廃止され、代わりに小論文が課されるようになりました。
ただし、出題傾向についてはこれまでと大きく変わることはないと予想しています。
基本的には総合問題の過去問を解いて対策する形で問題ありません。
面接
あなたがその学科を志望する理由や、入学してからやりたいこと、あなた自身の自己アピールなどを面接で質問されます。
後述しますが、”配点に関わらず” とても大事な科目になってきますので、必ず対策をしておきましょう。
面接で大事なのはしっかりと自分のビジョンを語ること。
大学に入学して何をしたいのかを徹底的に考えておきましょう。
以下の関連記事でも解説していますが、総合型選抜ではAPにあった人材が求められます。
志望理由などがAPに沿っているかどうか確認するのは忘れないようにしてくださいね。
関連記事→推薦・総合型選抜で愛媛大学を目指すなら!【入試科目/ 配点/ 対策を解説】
グループディスカッション
6人程でグループになり、試験官からその場で出された問題についてディスカッションをします。
最終的には班員の意見をまとめ、個人でレポートを提出したりポスターを作って試験官にプレゼンしたりします。
ただし、自分の意見が採用されたら得点が高くなるわけではないということに注意しましょう。
グループディスカッションでは、
議論の過程でどれだけ貢献できたかなど、総合的な視点で評価されます。
関連記事→【グループディスカッション攻略!】大学入試で受かる人とテーマ解説
志望理由書・活動報告書・調査書
「志望理由書」はあなたが何故その学科を志望するのかを書きます。
「活動報告書」はあなたが高校三年間でやってきた特筆すべき活動を書きます。
最大で3枚書くことができますが、多く書けば良いというわけでもありません。
質の高さに気を付けて出すようにしましょう。
「調査書」は高校の先生があなたの成績や学校での生活態度について書きます。
これらの書類は入試の数週間前に大学に提出します。 いざ書こうとしても、
書ける内容が無いということがよくあります。
直前になって慌てないように、
1~2年生の内から総合型選抜を見据えて意欲的に活動するようにしましょう。
合格に向けた受験戦略と受験計画
入試に必要な科目について確認できたと思います。
次は、科目ごとの対策と計画を立てていきましょう。
総合型選抜に向けた受験戦略
総合型入試に向けた受験戦略には、以下の3つのポイントがあります。
- アドミッションポリシーを確認する
- 始めに取り組むのは 志望理由書・活動報告書
- アピールできることをつくる
それぞれについて、詳しくお話していきましょう。
アドミッションポリシーを確認する
まずはアドミッションポリシーを調べる必要があります。
アドミッションポリシーとは、大学側がどんな生徒を受け入れるか、大学の方針を示したものです。
これを理解したうえで、方針に沿った内容をアピールするようにしましょう。
例えば、
「コミュニケーションをとって周りと協力しながら物事に取り組むことができる人材」を
アドミッションポリシーとしている学部に、
「今まで何事にも一人で取り組んできました。自分の力だけでなんでもできます。」と
アピールしてもまず受からないでしょう。
あなたが志望する学科がどんな人材を求めているのかを確認してみてください。
始めに取り組むのは 志望理由書・活動報告書
大学に事前に提出する3種類の書類のうち、あなたが書かなければいけないのは
志望理由書と活動報告書です。
もちろん調査書に書かれる内容も大事ですが、それよりもまずこの2種類の書類を十分に書けるようにしておきましょう。
志望理由書と活動報告書を書くためには、あなたが高校のうちにやってきたこと
(=アピールポイント)や入学してから何をしたいかを明確にしておかなければなりません。
逆に言えば、この2つが書けるようになれば、入試本番に行われる面接で自分のアピールや活動、そしてやりたいことについてスラスラと言えるようになるのです。
また、 社会共創学部は地域を始めとする社会の諸問題について考え、解決し、
よりよい社会を創っていく学部と言えます。 志望書の質を高めるために大学のことについて
よく調べていくうちに、現代社会の知識や考えが自然と深まっていくと思います。
その結果、面接やグループディスカッション、総合問題で「現代社会の諸問題」について
問われた際に対応できる知識や考えのストックができます。
つまり、まず最初に対処すべきは志望理由書、活動報告書の2つであると言えます。
では、その内容はどのようにして埋めていけば良いでしょうか。
アピールできることを作る
取り組む活動は学校内の行事でもいいですし、校外活動でもかまいません。
しかし、そう言われても何をすればいいか分からないという人もいるでしょう。
特に校外活動の情報をどこから得ればいいのかが分からないという人は、
社会共創学部のホームページを定期的にチェックすることを心がけてみてください。
社会共創学部は学生を対象としたイベントを行うことが多いので、
それに参加するのも一つの手です。
例えば、学部全体では社会共創コンテストが年度初めに開催されます。
詳しくはこちらをご覧ください(リンク先は2022年度のものになります)。
総合型選抜に向けた受験計画
最後に、総合型選抜に向けた受験計画について
以下のように時期を分けてお話していこうと思います。
- 1~2年生
- 3年生1学期~夏休み
- 夏休み~受験まで
一般入試よりも、総合型選抜は長期間の受験計画が必要になります。
なぜなら、活動報告書に書いたり面接で喋ったりする内容を用意しなければならないからです。
例えば、部活動で3年間頑張ったことをアピールするためには部活動を
3年間続けておく必要がありますよね。何かコンテストに応募するのであれば、
その作品作りに時間をかけなければなりません。
付け焼刃の活動でどうにかなるほど社会共創学部の総合型選抜は甘くありません。
なるべく早い段階から、アピールできる内容をつくっていくようにしましょう。
また、アピール材料になるイベントは、学科ごとに開催されることもあります。
産業イノベーション学科を例に挙げると、大学生が小学生~高校生を対象にした
ロボット教室を不定期に開講しています。
こうしたイベントに参加しておくことで、面接等で言えるだけでなく、
あなた自身の意欲関心や知識も増えると思いますので、是非参加してみてください。
1~2年生のときは積極的にいろいろなイベントに参加しよう
前項で紹介したような活動にぜひ参加してみてください。
他にも、高校の先生に、何か自分にできることはないか訊いたり
自分の今までの活動を客観的に評価してもらったりすることで
3年生になったときにとても楽になります。
3年生の1学期~夏休みは書類を書く
3年生になったら、今までやってきたことをまとめましょう。
募集要項を参考に、活動報告書や志望理由書にあなたの取り組みや想いを
存分に書き出してみてください。 ただし、先ほど述べたように、
アドミッションポリシーに沿った内容を書くように注意しましょう。
一度書いたら、先生などに見てもらい、書き直しをしましょう。
伝えたい内容を上手くまとめて書けるようになるには何度もチェックを受けて
修正を繰り返すのが一番の近道です。 一発では完成しません。
30回は書き直すつもりで臨みましょう。
夏休みが終わるまでには30回書き直して、完成させるようにしてください。
夏休み明け~受験まで
志望理由書や活動報告書がかけたら、その情報も元にしながら面接対策を行いましょう。
また、グループディスカッションもなるべく回数を重ねておきましょう。
この二つも書類と同じで、何度も回数をこなすようにしてください。
総合問題の対策も行います。どの学科も総合問題の配点が一番高くなっていることを頭に置いておきましょう。 自分の学科の入試で頻出な分野はもちろん、
学部共通の話題についてもニュースや新聞をチェックし、あなた自身の考えを持つようにしておくと楽になります。
戦略や環境は人それぞれ。だからこそ愛大研がサポート!
ここまで、
愛媛大学社会共創学部総合型選抜に合格するための計画や戦略について解説してきました。
しかしながら、受験戦略と受験計画は個人で異なります。
ここに書いた受験戦略や受験計画は一般的なものであり、
より詳細に作り込まないといけない上、あなたには微調整や変更が必要になります。
愛大研では県内唯一の推薦型選抜/総合型選抜に特化した指導を行っています。
総合型選抜Ⅰの過去問を使った実践的な指導の下、自信を持って本番に臨めるように徹底的に対策します。
あなただけの受験戦略・受験計画について詳しくお話が聞きたければ、
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愛媛新聞取材記事
→【変わる大学受験】推薦入試で合格するには 松山市の学習塾が愛媛大学を徹底分析
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